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プロローグ〜閉塞感溢れる世の中だけど通じ合えば幸せはやってくるネットワークで作る関係性
あらゆるイベントが徐々に復活してきたなぁと思いきや、ちょっと放っておくと、いつの間にかまた、まん防や緊急事態宣言がかかってしまう日本社会。コロナ禍というのは、2地球人類にとって、久しぶりとなる世界規模のパンデミックなわけなので、ちょっとやそっとでは収束されないと思っていたほうが平常心でいられるというもの。いかがお過ごしでしょうか。
ライブイベントを楽しみにしていた人からすれば、例えば8月開催が発表されている「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2021(ロッキンですね)が、ちゃんと開催されるのかとか、人の動きは大丈夫なのだろうかとか、ドキドキなわけです。もっと手前にオリンピックがあるので、それの影響を受けてアウトにならないだろうかとか。
オリンピックやロッキンなど、超メジャーですら、開催をいろいろ考えてしまう世の中。今、一番開催が心配されるのは、やはり小規模なイベントを開催するライブハウスやイベント小屋などではないでしょうか。もともとが「満員にする」ことをテーマに営業をしていたわけで、それがアウトになった場合、どのようにすれば良いのかが見えてこなくなります。
そういうところに配信ライブというのが誕生したわけですね。筆者は、「イベントの未来がある!」と注目していたわけですが、一部を除き大成功というわけではなかったです。理由は、ライブを定点カメラだけで撮影することに疑問をもたない配信サイドがあったり、パフォーマンスする側も、リハーサル映像か? 的なアクションのないパフォーマンスが多く、これにお金を払うの? というような気持ちになったりする配信がとても多かったのです。DVDのおまけ映像じゃないんだからという感じ。
超メジャーは、ライブの解釈として、テレビ的パフォーマンス(カメラを意識したアクション)だったり、ライブDVD的パフォーマンス(客席側を想定したアクション)を、お金をかけて行うことで、かなり差別化ができていたのです。
そりゃあ今どき、ライブ映像なんていろいろ観ているのに、定点カメラで満足する人なんているわけがない。最初はいざ知らず、その状況を続けていた方々は、しょぼい状況に追い込まれました。
ライブイベントには映像だけでは処理できない側面があります。ファンとの交流というやつですね。超メジャーの場合、どのように演出してもやっぱり客席とアーティスト側では意識が違いますので、むしろ「書き込みができて楽しい!」みたいなことが多かった。
こういうわけにはいかなかったのが、ライブアイドルだったりの小規模な会場をフルハウスにしていたパフォーマンス側です。何ならMC中に声をかけて返事してくれたりしますからね。ライブ後のチェキ会だったり交流もまた大きかったわけです。本末転倒というなかれ。それがコロナ禍前のエンタメを盛り上げていたわけですから。
先ほども書いたように、超メジャーは、予算をつぎ込んで、強力な回線の元で、「ミート&グリート」という交流会を開催して、それまでの握手会を補填しました。会場に行って実際に会えるのとは違いますが、自分の家の中にいたままで会えるということで、今まで来ていなかった層の掘り起こしに成功します。行ってしまえば、ZOOMでのマンツーミーティングですから、むしろ並んで待っている時間よりも無駄がないなんて人も多かったわけです。
そんな感じで試行錯誤しつつ、「止まってはいられない」エンタメは、2021年を懸命に動いているわけです。その一翼を担っているセクシー女優イベントはいかなる感じでしょうか。
ショップサイン会なども徐々に開催されてきているようになりました。移動に関しては問題がありますので、昔のような感じには戻れていないのが現状ですが、都内に関しては人数制限をして注意しながら開催しています。それでなくとも何もしていないのに攻撃されがちなAV業界ですから、本当に慎重に開催しており頭が下がる感じ。彼らもまた、「止まってはいられない」わけですから。
そんなわけで、今回の記事の本題に入りましょう。6月28日月曜日に開催されたのは、まこりんこと戸田真琴ちゃんのライブでした。「月で逢いましょう#14」。まこりんは2度目の登場となるライブイベント。彼女をサポートするメンバーは、前回と同じコーラス&キーボードの平方元さん。そして今回は、ギタリストの福田正人さんがアコギで参加です。違うビートが重なる相乗効果で、まこりんの心地いい歌声とのハーモニーを作り上げるライブとなりました。
戸田真琴が選曲しアレンジ希望を出し、アーティストと作り上げたライブ「月で逢いましょう#14」
シンガーとしてステージに立つということは、「何を披露したいか」というのがポイントとなるでしょう。それはセクシー女優だろうが歌手だろうが同じことだと思います。いかに自分から発信することを、みんなに共有してもらいたいかとか、楽しんでもらいたいかということを考えることで、アーティストになっていくわけです。
歌手としてステージに立っているセクシー女優さんたちは、「何かを披露したい」と思っていて間違いないでしょう。「ファンに元気に歌う姿を見てもらいたい」とか、「私、歌が大好きだから聴いてほしい」というのもあります。単純に、自己顕示欲からステージに立たせるでもありでしょう。「あなたの好きな歌を歌う私」的なアプローチだってありです。真逆的な、「自分の好きな歌だけを歌う私」というのもあるでしょう。
人気商売に組み込まれている現在のセクシー女優。コロナ禍によってリアルにファンの前に登場するシーンが少なくなっていますから、ステージに出るというのはとても大事なことになります。ファンのみならず、本人だってエネルギーをもらったりすることがあるのではないでしょうか。
noteや各メディアで文章を披露したり、グラビア作品をプロデュースしたり、セクシー女優の仕事以上の部分をファンに披露し続けているまこりん。それこそデビューの頃からそれを見せています。もちろん、セクシー女優の分野であるAVの中ではエロを発揮し、グラビアでのキュート&セクシーさはもちろん、イベント関連で見せてくれるナチュラルな可愛さは、ファンを虜にしています。
そして歌を披露する活動も定期的に行うようになっています。コロナ禍前から活動をスタートしているのですが、まこりんの場合、ちょっと他のセクシー女優さんと違う雰囲気の楽曲を選曲するのがポイントです。
椎名林檎や大森靖子を選ぶタイプの女優さんは今までもいたかなと思うのですが、冷静に考えると意外と思い出せません。ここだけで特徴があるし、「まこりんっぽいな」とファンの人なんかは思うことでしょう。今回も披露してくれております。
さらに今回でいえば、男性楽曲が4曲入っているのもポイントではないでしょうか。以前から歌っていたポルノグラフィティ。90年代半ばに大ヒットしたオザケンのナンバーがあったり、80年代に青春を迎えていた人たちにはたまらないであろう、THE TIMERS(忌野清志郎が変名でボーカルをやったバンド)に尾崎豊。どれもが伝説のアーティストだらけ。「なんで、こんな古い楽曲をまこりんが?」と思う人も多いかと思います。
まこりんから感じられるのは、「聴いていて好きな楽曲を披露する」という感じが伝わってきます。なので細かいアプローチがされています。歌が上手な人の場合、楽曲を数回聴いて、メロを覚えて練習して披露という感じだと思いますが、「聴いて楽しいから歌っても楽しい」的な感じが伝わるのです。
もちろん、ライブを聴いてくれている人たちのジェネレーションを考えてのアプローチもあるはず。サービス精神の塊が飛び跳ねているのがまこりんですからね。
配信ライブであるし、お客さんもいる〜頭から指先まで自己演出された動きを堪能できるのです
配信ライブである「月で逢いましょう」ですが、客席を限定数設けています。コロナ禍前の発想だと、「ライブを中継する」というのが配信にあったイメージです。リアルに体感するライブと配信ではそれなりの温度差があったことでしょう。
「月で逢いましょう」を主催しているミルキーポップジェネレーションからのアナウンスとして、「配信がメイン。客席はその撮影され放送されるライブを生で観れる」という位置づけになります。
なのですが、そこはセクシー女優さんたち。本業でなない歌手でありリアルなライブであること。さらには目の前にはファンがいるわけで、どうしても目の前の人たちにアプローチが行きがちです。たぶん普通のアイドルだってそうなってしまうかもしれないですよね。リアルな声援は出せないご時世とはいえ、ファンたちの熱い眼差しをみれば。
この部分は、配信ライブというのが定着するか否かで決まるかなと思っていました。実際の話、配信ライブを観たならば、「ああ、カメラをもっと観ないと、画面の向こう側に届きづらいな」とすぐにわかるでしょうけど、ライブステージに立てばそれは緊張によって忘れてしまうかもしれないわけです。
ここの部分を当初から配分よくできていたのがまこりんでした。カメラを観る、客席を観る、どこかを観る。特にカメラを観るというのは重要でして、目線が来ることで視聴者は、「こっちを観てくれている」と喜びが疎通されるわけです。これができて、初めて配信ライブといえるのです。
「マシンガントーク」の途中、接近するハンディカメラに気がつくと、にっこり笑顔のまこりん。そんなシーンがたくさんあるライブでした。これだけでまこりんからの一撃! という感じ(笑)。
アイドルたちがなぜカメラに向かってカメラ目線を送るのか。それは「あなただけですよ」的なアプローチになれるのがカメラにあるからなのです。映画での目線があったとしても、それは演出的なアプローチと思うはず。AVから確実に進化した主観映像の場合、自分がカメラに投影できるからすると言われますが、これもずっと続くと意外としんどい。なぜならば、人間はそんなにずっと視線を合わせていられないからです。これ撮影しちゃうと忘れがちな話。
ずっとカメラにアピールするのではなくて、接近するカメラに自然体で反応するまこりん。それをスイッチングによってちゃんと観せてくれるのが、会場となっている、「三軒茶屋グレープフルーツムーン」のスタッフ。本来はミュージシャンたちが働いており、音周りはパーフェクトだったのを、コロナ禍によって、配信のアプローチを試行錯誤し続けて、現在の素晴らしい「月で逢いましょう」ライブがあるわけです。
会場のアプローチを、十二分に取り入れて、配信側のファンから客席まで、全てを虜にする一挙手一投足。これこそが「歌手・戸田真琴」の真骨頂でしょう。
オープニングの「ジユーダム」の際に、ティアドロップ側サングラスをかけて登場したまこりん。可愛さとセクシーさが入り混じった感じ。自分のプロデュースの長けている人のやる、サーブス精神に溢れた演出とはこういうことなのです。
1カ月ほど前に、地上波テレビにて、映画「ボヘミアン・ラブソディ」が放送されていましがた、あの映画で観られるフレディ・マーキュリーのアクションとは、客席、カメラのみならず、裏で観ているアーティスト、同じステージにいるクイーンの仲間たち全てを釘付けにしていたわけです。
まこりんがやっていたことは、まさにそういう感じ。ファンのみなさんだけでなく、後ろにいるアーティストのふたりや、カメラクルー、ミキサー、スタッフなどが、動きをずっと追い続ける。これこそがライブって感じでしょうね。
それで考えると、配信ライブですが、かなりセクシー女優さんに向いているパフォーマンスです。彼女たちのお仕事は、ノンストップでずっと撮られ続けることです。しかも目の前の男優から、カメラマン。その背景にいる監督などを釘付けにしているわけですから。なので、歌うことに限らず、セクシー女優さんたちには、配信でのアプローチをしてもらいたいかなと思います。本来ならば接触しなかったはずの関係性である、ファンとセクシー女優。それが接触する機会を得て、今日、このような素敵な関係になっているのだから。
あの時代を知っていたら陥落必須の楽曲〜「カントリーガール」から「MAY」
最初に書いていたのですが、80年代からのアプローチ楽曲が4曲。そこから「カントリーガール」と「MAY」をピックアップさせていただきます。これにはやられたとしか言いようがなかったですね。
どちらの楽曲も谷山浩子が関わっています。「カントリーガール」は、彼女が作詞作曲した80年発売のシングル楽曲。当時、ラジオパーソナリティをやっていた谷山さんが番組で流しており、切なく悲しいのにメジャーなメロディという誰もが琴線に触れてしまう楽曲は、テレビ的な大ヒットではないけれど10代のラジオリスナーたちを中心として流行していました。現在のラジオリスナーは年齢が様々ですが、当時は夜の放送時間帯に関しては、10代がメイン。不良から優等生まで、誰もがラジオをメインとして情報を仕入れたりしていたのです。
そんな谷山浩子のことをデビュー前からファンだった斉藤由貴。デビューした時から、谷山浩子だったり萩尾望都だったり、自分の好きな人をアピールしていた彼女。シングルなどに関して、とても作家陣に恵まれていた斉藤由貴ですが(松本隆、筒美京平、玉置浩二、武部聡志など)、その中でも彼女らしさがたっぷりだったのが「MAY」でした。この楽曲の作詞が谷山浩子なのです。
ここの共通点は、声を張った歌い方をする楽曲ではないこと。緩くスーッと声を出してサビまでナチュラルなボイス量で歌うのですが(「カントリーガール」は割と声を張っているように聴こえますが、張り上げるアプローチがしていません)、この雰囲気がまこりんのボイスにあっていましたね。この楽曲を選曲した時点でこのライブは、全てが完成しまこりんの世界線が誕生したわけです。
単純にみんなが知っていそうということと、カラオケ文化が浸透した結果、「親が好き」ということで、80年代や90年代の楽曲カバーが流行っているようです。これはこれで悪いことではないのですが、どうしても大ヒットナンバーに話題は持っていかれてしまいます。なぜならば、そこでやっている人たちは、当時を知らない人たちだから。当たり前のことです。
当時の有名なことを知っているのは、今の時代、ちょっと検索すればわかることですが、ヒットナンバーの中でもシブい系になってくると、意外と検索にかからない。ちゃんと調べないと無理ってことですね。歌詞もうろ覚えだとSiriもGoogleも正解を出せないわけです。
ということは、まこりんはこれを知っていたから選曲したわけでしょう。誰かに教わったとかは問題ではなく、自分でこの歌は好きだと思ったからこそ出したであろう楽曲なのですから。スタッフ側もかなりやられてましたね。どちらもデジタル時代において、意外と忘れられていた楽曲ですから。
カバーをするのならば、こういうふうに引っ張り出せることは割と大事なのかなと思います。それには音楽を聴くことが好きで、いろいろと聴いてないとできないことかも。見えているところだけでなく、見えないところにも気配りするのがアーティストと名乗る人たちがしなければならないところですから。
選曲が良いだけでなく、サウンドに合わせてナチュラルにリズムをとるまこりんの姿のキュートさも最高でした。楽曲のスピードや雰囲気に合わせて、自身の雰囲気も変えていくまこりん。セクシーなドレスと相まって、上品な色気が漂うステージ。観れなかった人、本当に残念だったと思いますよと言い切れるほどに、上質かつ丁寧にサウンドもビジュアルも素晴らしく仕上げたライブでした。
戸田真琴「月で逢いましょう#14」セットリスト
01 ジユーダム/椎名林檎
02 デイ・ドリーム・ビリーバー 〜Day Dream Believer〜/THE TIMERS
03 Re:Re:Love/大森靖子 feat.峯田和伸
04 カントリーガール/谷山浩子
05 MAY/斉藤由貴
06 I LOVE YOU/尾崎豊
07 マシンガントーク/ポルノグラフィティ
08 愛の才能/川本真琴
09 ラブリー/小沢健二
EN01目抜き通り/椎名林檎とトータス松本
エピローグ〜セクシー女優は悪いものじゃないと言える場所がある〜楽しいだけでは得られないから、セクシー女優は輝いているのです
「月で逢いましょう」のライブは、まこりんの他にもたくさんのセクシー女優さんが出演しています。これを観て思うようになったのは、「セクシー女優がこの場所で輝いている理由ってあるんだな」ということ。
出演している女優さんによって、アプローチは違います。好きな楽曲をファンの前で披露することに快感を覚えるのもライブのひとつなのは確かです。ファンは彼女たちが頑張っている健気な姿を観るのが楽しいわけです。
セクシー女優がライブを行う理由とは何か。理由なんてないと思っていたり、イベントのひとつと短絡的に結び付けてしまっては、それ以上の出来事に気づくことはないでしょう。目の前に起こっていたとしてもです。ファンになった理由と同じですね。そこに意味はない、可愛いだけと思っている人が多いですが、実のところはもっと自分の深いところに刺さっているから、その女の子のファンになったわけです。
AV作品を観ている時に、やはり短絡的に、そこに映っているプレイだけを観ているだけと思っている人は多いはず。なので、意味を考えないし、何なら無料の違法アップロードを観て満足してしまう。そんな人たちは今後にヤバいことが起こるからいいとして、むしろちゃんと買っている人たちは、意味があることをAVを通して考えることができる特権を得ているのです。
この仕事についてから、「AVなんて」というワードを何度聞かされたことか。そしてセクシー女優について、「ただただかわいそうな存在」と語る上っ面な正義ももう終わりにしてもらいたいわけです。
ライブステージにいる彼女たちは、もちろんAVの中とは違います。でも輝いていることに関しては同じアプローチ、同じ世界線に存在していると思えるように見えてきました。セクシー女優になろうとする女の子たちも、だいぶ考え方が変わってきているし、もうそろそろ日本でも、ひとつの職業という差別なきアプローチができないかなと思うわけです。
歌を歌うこと、ライブをやることは、セクシー女優にとっては大いに意義があることです。人前に出る仕事を選択したわけです。そこに気づいているならば、SNSだけで人間関係を終わらせたくないと思うはず。コロナ禍にデビューした女優たちは、自分のイベントが開催されるとなったら大喜びですから。「ファンとの関係性を作れる」ということ。それはアイドルとかの土俵でなくても可能とする時代が到来しています。
そして、セクシー女優だからこそアピールできる思考だってあるわけで、そこを選択することはYESなわけです。さらにはセクシー女優が歌うからこそ、感情の響きが違ってくる楽曲なんていくらでもあります。歌の上手い下手を通り越し、「このカバーに関しては、セクシー女優の〇〇ちゃんが一番」ということがあるのを認められる時代が来ているわけです。気軽に出会いができなくなった時代に、配信ライブという新たな出会いの場がスタートしています。
その中でも、リアルなアーティストたちよりも上の水準で届けられている「月で逢いましょう」。ファンはもちろんですが、セクシー女優からも出たいというアピールが行われて欲しいなと思う次第。なぜならば出ることで、「セクシー女優ってお仕事はいいことがあるんだな」と思えるからです。もちろん一定以上の水準を作るために練習などハードなことはついて回りますけど。
みんなで騒いで一体感というフェスな時代が終わってしまう可能性もあるコロナ禍。その中で違った形での一体感を得る方法がいろいろと試されているわけです。その一つとしての、ライブ「月で逢いましょう」。SOD系じゃないけれど、AMATSUKAとか希島あいりちゃんとか白石茉莉奈ちゃんとか出演します。また前回は一緒に登場した本庄鈴ちゃんと青空ひかりちゃんが、どちらもワンマンで登場します。7月〜8月のミルジェネのライブ予定リストは公式Twitterからご覧ください。
セクシー女優というアプローチ以上のものをたくさん提示してくれている戸田真琴ちゃん。歌だけが彼女というわけでないし、文章もたくさん読ませてくれるものを書いていますので、そちらからまこりんをアプローチするのも良いと思います。彼女自身にはどのメディアでも、ちゃんと貫かれたものがありますから。
楽しい中にもちゃんとメッセージがこもったまこりんのパフォーマンス。ライブMCより彼女の言葉のほんの少しだけお届けします。
「本当の意味でハッピーになりたいから、私は悲しい歌を歌うし、悲しいことを言うと思うし、苦しみを感じると思うんですけど、(セクシー女優を)5年やってきて、今観てくれている人たちは、私は一緒に助かりたいと思っている人たちです」
「私は勝手に頑張るのですが、もし良かったら応援してほしいと思っています。いつかみんなで自由になりたいですね。そういう気持ちをこめて曲を選んだりしました」
まこりんが思いを届けたライブは、満面の笑みの本人とともに、そのエネルギーを受けて同じく笑顔の観客たち、そして配信の向こう側にたっぷりと届いたのです。