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よつ葉ちゃんの高いポテンシャルをハッキリと証明しました!「ライブイベント〜月で逢いましょう」小湊よつ葉ちゃんが1stワンマンライブとして初登場‼︎

プロローグ〜セクシー女優は歌ったり演技したりしないとダメなの!?「新時代のセクシー女優像」が模索中!?

セクシー女優は、AVに出演してSEXシーンを含めた扇情的なプレイを披露する存在です。本人は「エロいこと」を否定するタイプが多かったのですが、今はむしろ「私、エロいのでAV作品を観てね」とアピールする女優さんが増えてきました。

 

昔の説明をしておくと、「誰だってエロいことは考えるでしょ?」的なイメージからきていると思います。麻雅庵が、業界入りたての世紀末に、セクシー女優さんから聞いたセリフが「プライベートは普通のSEXをします」というワード。「普通のSEXってどういうSEX?」と聞き返すと、「普通は普通ですよ、AVとは違う」という返事。

 

つまり、AVとは特殊な行為をしているという認識が、その女優さんにはあったということになります。セリフの意味をさらに読み込むと、「プライベートは普通のエロくない女の子です」というアピールだったわけです。この雰囲気は、21世紀に入ってからもずっと続いていました。

 

変化が訪れたのは、恵比寿マスカッツが世の中に登場した頃だったかと思います。セクシー女優という職業があり、そこに憧れる人たちが現れたということでしょう。そしてアピールするためにも、「SEX大好きです!」とか、「オナニーは一日3回します!」とか、「ヤリマンです!」というアピールするようになりました。

 

ただし、同時期に、メーカーサイドは、清純派セクシー女優を強く意識するようになり、そういうタイプのセリフは媒体にはあまり過度には掲載されなくなりました。週刊誌とかの方が掲載されていたと思います。その後、SNSが活発になり、ファンへのアピールの場所となったために、現在のような「私、エロいですよ」というパターンに落ち着きます。写真もセクシーなものを要求されますからね。BANギリギリを攻めないとフォロワーが増えないそうです。

 

セクシー女優とは、「エロいことをしている人、エロいアピールをしてくれる人」ということが当たり前になりました。当たり前になってしまうと、すぐに冷めてしまうのが一般大衆ってやつ。SNSやその他アプリやサイトを見ているだけで、登場してくるAVっぽい映像。これがAVメーカーが作成しているものではなくて、素人さんが作っているものだったりするわけです。そしてAVにエロさを感じなくなってしまった人が増えてしまっています。

 

そんな時代のセクシー女優は、エロいだけのアピールではアピールにならなくなってしまいました。となるとAVユーザーおよび一般大衆のハートをキャッチするにはどうするのか。コロナ禍以降、AV販売サイン会への盛り上がりが下がった今、セクシー女優さんたちにおすすめするのは、「歌手並みのクオリティで歌う」「役者並みのクオリティで舞台に上がる」でしょう。

 

前者なんかはツイキャスとかでカラオケ歌ったり(※セクシー女優のみなさま、著作権がアブないのでご注意ください笑)、ファンオフ会でカラオケ歌ったりしています(これも実際には「歌っている」と確定されると著作権に抵触します)。しかしそれはカラオケボックスでの歌の延長のようなものです。ステージ上で見せるキラキラしたものには敵いません。

 

ということで、2023年以降のセクシー女優は、AVはもちろん120%のポテンシャルで、さらに一般的な土壌で勝負できる何か武器が必要になってきます。パブリシティが限られてしまっているからです。舞台演劇でも映画出演でもラジオや深夜バラエティ番組でもOKですが、一番向いているものとしてお薦めするのは歌手活動です。

 

ということとちょうど関連した今回の記事の主役は、元々アイドルをやっていてセクシー女優としてデビューした小湊よつ葉ちゃんです。YouTubeにアップされている彼女のMVとかを観たことある人は多いでしょう。他にもDVDイベントなどでカラオケで披露したことがあるよつ葉ちゃん。しかし! 今回は、キーボード&ギターというリアルな楽器でのライブです。

 

麻雅庵の原稿を読んでいただいている方にはご存知な存在ですね。お初の方に解説しますと、セクシー女優がバンドなどの生演奏でリアルに歌うライブイベントを主催する「ミルキーポップジェネレーション※略称ミルジェネ」のライブイベント「月で逢いましょう」によつ葉ちゃんが出演致しました。

まさしく「ドラマティック」なステージングを展開してくれたよつ葉ちゃん!

セクシー女優は向いていますと記載したのには理由があります。AV撮影はほぼ一発撮りです。もちろん待ちとかアクシデントとかあった場合は止まりますが、テンション的にも一発で終わるのが一番良い媒体といえるでしょう。

 

例えばテレビバラエティ番組なんかは、もの凄く一発撮りのようにしていますが、カンペ指示が入っており、別カットで撮影していたシーンをインサートしたり擬似プレイです。アイドル番組とかで、「あの子はアドリブ力がある!」と思っているあなた、あれはカンペ指示を躊躇せずにちゃんとやっているということです。つまらなかったり答えられない場合は、バッサリとカットされています。

 

AVは、あのシーンの出来が良くないからカットしよう、なんてわけにはいきません。フェラならフェラ、愛撫シーンや体位チェンジなど、シーンを止めてから元に戻すはあるけれど、基本的なNGはあり得ないので止めることができないわけです。テレビドラマのNG集みたいなものができない理由ですね。ドラマシーンなら山ほど出てきそうですが(笑)。

 

これが歌手のステージや舞台演劇と同じですね。失敗しても止められないし、やり直しがないということ。まぁステージだってよほどヤバい場合は、ストップしてやり直すことはあると思いますけれど、基本的にはそのまま頑張って進めましょうということ。

 

かといって、ミスをしないことだけを心がけてしまったら、スリリングさが全くないものになってしまいます。エネルギーを注ぎつつ、注意して、観ている人たちに最大限のアピールをする。歌手のステージングとAV撮影、とても似ていると思うのです。

小湊よつ葉ちゃんは、もの凄いドラマティックなステージングを披露してくれました! そんなライブのセトリはこちらです。

2023.4.19 月で逢いましょう#70 小湊よつ葉SET LIST

M1.明日はときめく/小湊よつ葉

M2.New me!/小湊よつ葉

M3.ハナミズキ/一青窈

M4.(メドレー)風になる/つじあやの〜やさしさに包まれたなら/荒井由実

M5.抱きしめて ねぇ/小湊よつ葉

M6.空/小湊よつ葉

M7.気まぐれロマンティック/いきものがかり

M8.虹/Aqua Timez

M9.トリセツ/西野カナ

アンコールはなく、9曲連続のステージとなりました。オリジナル楽曲が4曲。他はカバーとなります。ちなみに4曲目はメドレーとしてつながっていました。

 

バックを演奏するのは、お馴染みとなっているプロミュージシャンのおふたり。キーボードプレイの猛烈テクかつ繊細テクで、男女どちらのコーラスでも可能な素敵なボイスのキーボード&コーラスの平方元さん。歌を引き立たせつつ、感度的なフレージングを奏でるギタリストの福田正人さん。よつ葉ちゃんに紹介された時は、「元ちゃん、福ちゃん」と呼ばれていました。バックというよりも、トリオな演奏となっていたのが凄いことです。よつ葉ちゃんも、「この3人でステージをお届けします」と言ってました。

歌がメインとなっている場合、演奏者は、「楽曲を作る」ということにあわせ、「歌を引き立たせる」ことも重要になってきます。歌い手側が弱いと、まさにバックがあわせてあげる的なプレイになってしまう。しかしながらよつ葉ちゃんは、「3人でひとつの楽曲を作っている」という感じで歌い上げていました。

 

自分自身のオリジナル楽曲は、シンプルかつメッセージ性ある楽曲です。編成が違うからアレンジも違ってくるわけですが、そんな雰囲気を1mmも感じさせることなく、これがいつもの私の楽曲です的なパフォーマンスを披露してくれました。会場となっているライブハウス「三軒茶屋グレープフルーツムーン」に集まった方々。そして配信を観ていた方々、どちらの状況でも感激してくれたことと思います。

配信という相手もちゃんと意識されたプロフェッショナルなパフォーマンス

「月で逢いましょう」というライブは配信がメインです。なので会場のファンは、「配信されるプレイを生で観ることができる」という感じ。しかしながら目の前にファンがいれば、ファンに向けたパフォーマンスをするのは歌手の性(さが)といったところでしょう。

 

カメラ複数台をリアタイでスイッチングしているライブなので、その中にはハンディカメラもあります。よつ葉ちゃんの前を横切る場合もあるし、楽曲によってはずっと彼女に張り付くシーンもあります。そんな時でもほとんどの人は、カメラ目線を避けてしまう。まぁ恥ずかしいからでしょう。

 

小湊よつ葉の素晴らしいところは、ずっとカメラ目線で、そちらを意識したパフォーマンスを行ったところです。配信をリアタイで観ていた人たちは、よつ葉ちゃんとバッチリ目があって興奮したことでしょうね。

7曲目の「気まぐれロマンティック」では、全員一緒の振り付け付き。丁寧に教えてくれるよつ葉ちゃんですが、配信先の人にもちゃんと指示を出してくれていました。ちなみにこの振り付けは、本家であるいきものがかりでやっているものです。MVを観ると同じことをしていますよ。単なるカバーというよりは、ちゃんと本人的に楽曲が好きで、かなり聴き込んでいるだけでなく、さらに観てもいるということがわかります。

 

好きこそものの上手なれ。されど好きだけでなく学習していかないとずっと同じレベルで止まってしまいます。ライブMCで本人が、「歌うことは好きだけれど、それだけではなく、みなさんに見せるという意識がある」と言ってました。

 

ただ好きを見せるのではないところに意識を置くことこそ、ステージには必要だし、なんならAV撮影だってそういうことなわけです。SEXが好きということ意識させつつ、さらに「もっと興奮してもらえるように見せる」ということではないでしょうか。

 

オリジナル楽曲は感動的要素がたっぷりだし、4曲目のメドレー「風になる〜やさしさに包まれたなら」なんて、世界観もパフォーマンスも統一されていて、彼女のオリジナルのような雰囲気に仕上がっていました。

最後に披露した「トリセツ」は、この楽曲が登場した頃から、セクシー女優さんが歌っていました。彼氏へのアピールであり甘えることを解説していくというアイデアは、セクシー女優さんにとって抜群の効果があったので選ばれていたと思います。

 

まさに「小湊よつ葉をよろしくお願いします♪」という意味にもなるし、「1stワンマンライブを楽しく可愛く終わりたい」という意識もあるでしょう。さらには聴いてくれている人たちに、「楽しかった、心地よかった」という意識になってふんわりした気持ちになってもらうことを意識していたんだと思います。

止まらないで歌い続けるパフォーマンスに感動するライブでした

いくら歌が上手でも大変なのが「マイクを持っていない方の手の扱い」です。カラオケなんかでは、コップを持っていたりすることが多いと思われますので、あまり意識をしないと思います。もちろん両手で持っているのがクセになっている人もいるかもしれません。

 

じゃあとプロ歌手のみなさんを意識的に観てみると、とにかく止まらないで何かを表現しています。音程をとる意味なのか上下させるパターンとか、何かを握ったり開いたりして、歌詞の意味合いを深くするパターンなどでしょうか。素人さんはとにかく手がブラブラしています。マイクケーブル(シールド)を握っているだけでもだいぶ上手に見えます。

 

よつ葉ちゃんは、手を大きく広げたり、自分に近づけたりと、歌詞に応じてとにかくドラマティックな動きが止まりませんでした。全身で歌を表現していると思っていただけるとわかりやすいと思います。

 

上を観たり、ファンを観たり、カメラ目線になったりと、目線の気配りも抜群でした。ステージを大きく捉えて、ファン全員に目線が届け!というようなイメージでしょう。1stとは思えないような、パフォーマンスによって、約1時間のライブ時間をよつ葉ちゃんと共有できた人は、本当に感動する空間を享受できたと思います。

さらによつ葉ちゃんの素敵な部分を文章化すると、「高めの音がクルクルと周り、鼻からスーッとナチュラルかつ透明な倍音が抜けていく」ボイスです。鼻濁音で倍音が多めな魅惑ボイスであり、音程がバッチリなので平方さんとのコーラスと混ざると本当に心地よかったです。

 

可愛らしさと色っぽさが混ざっているわけで、楽曲によってキャラクターも違っているし声も違う。聴いている間中、時間を忘れてしまうほどに夢中になったはず。そして口を広げて歌っているからこそ、ちゃんと声がストレートに通っていき、耳が気持ちよくなるのです。よつ葉ちゃんは、音を自分の声を使って、リズムを刻み、メロディーを奏でているのです。

 

本当に気持ちよかったです。最高のライブパフォーマンスでした。ステージで観た人たちはもちろん、配信映像のカメラ目線は本当に強烈でしたね。「光線が飛んでくる」感じ(笑)。

 

惜しくも観られなかった方々は、次の機会を欲するために、ミルジェネTwitterなどにアピールしていくと、よつ葉ちゃんのネクストライブが誕生するかも!? ファンあってのライブということはお忘れなく。みなさんが欲してくれるからこそ、小湊よつ葉というセクシー女優の活躍が拡がっていくのです。

 

よつ葉ちゃん、素敵でドラマティックなライブをありがとうございました。

エピローグ〜セクシー女優自身のキャラ付けではなく活動域を拡げることが肝要な時代かも!?

セクシー女優とは、ある種のコスプレ的な要素もあります。芸名があって見せる場所はAVという場所。その中さえキャラクターとして成立していれば、作品として成立するし、ビジネスになります。本人とは違うキャラだったとしてもそれがわかる術は本人しかありません。

 

しかしながら、SNS時代の到来によって、本人のキャラをストレートに出すというのが普通になってしまいました。もちろんちゃんとキャラがぶれずにいる人もいるのですが、そうでもない人もいます。これが悪いという意味ではありませんが、ファンとバトルを展開しちゃうとか。

 

現代においてセクシー女優であることとは、映画やテレビドラマの俳優女優と変わりはありません。とにかく「制作するトップの人(監督とかプロデューサーとか)の思う通りの人間になる」ということです。昔の俳優女優は、「自分を曝け出しアドリブも入れて、自分を表現する」感じだったのですが、昨今は自分という存在だけでは成立しません。

そんな時代においてセクシー女優はどうしていけば良いのか。要するに活動域を拡げる分野を開拓していくことが重要なのです。それができれば自分の本業たるフィールドに反映されるはずです。昔は、「AVとは関係ないけどガス抜き」とか、「本当は歌だけやっていたいけれどAVも出る」なんてパターンが「AVじゃない活動」での意識のメインにありました。

 

今は真逆だと思います。歌うならば歌手以上を目指さないと全く聴かれることがないとか、演技もワークショップに参加したりボイトレして声をちゃんと出して発音できないとダメとか、とにかくハードルは高くなっています。「AVだからこの程度でOK」なんてことありませんから。

 

そして肝心のSEXに関しても、どのように見せていけば良いかを考えないとダメ。嘘くさい演技をしてしまったら最後、興奮できないからもう観ませんなんてレッテルを貼られてしまいます。これは好きだけでは成立しない理由のひとつですね。本人の本気は伝わらないと本気に見えないということです。

 

活動域を拡げて、他の業界の方々に目についてもらう方が良いのが「AVじゃない仕事」です。しなければならないではなく「した方があなたのセクシー女優としてのレベルもアップするし、活動できる時間も長くなる」という事実があるわけです。

 

そしてSNSのアピールはさらにしなければなりません。宣伝する媒体が圧倒的に減っているわけですから、自分は誰だということを知らせないといけない。AVだけしか観ない人に、続けて観てもらうために、様々なアピールをしなければ許されない。

 

本当にセクシー女優は、自己宣伝をしてじゃない仕事をしないと、よもや成立しないかもしれないような仕事になっているのです。

 

もちろんそこには運も必要だし、それ以上にルックスも必要です。アイドルだってかなりルックス重視な時代に戻っていますよね。AVも同じことでしょう。可愛い個性よりも顔面偏差値が高い方が良いという感じ。仕方がないです、何せみんながみんな、「ちゃんと現物を観ないで短く編集されたもの」を好む時代ですから。

 

しかしながら、一から十まで観るからこそ、面白いさの本質に到達するのが、あらゆるカルチャーです。セクシー女優をしている小湊よつ葉でも、歌手活動をしている小湊よつ葉でも、どちらでも入り口はよい。しかしながらどちらも観ることが重要なのです。

 

「小湊よつ葉を観ていくことで、あなたの幸せが高まる可能性は超絶高くなる」のです。

写真/記事=麻雅庵

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