【紗倉まな刊行記念記者会見レポート！】SODstar専属女優・紗倉まなが３年ぶりの最新小説集『ごっこ』を出版！「恋愛という軸で書くのは初めてだったので、そこを見ていただけたら嬉しいです」

SODstar専属女優であり、作家としても活動する紗倉まなちゃんが３年ぶりの小説集『ごっこ』（講談社）を発売し、その刊行記念記者会見が２月20日に行われ、多くの報道陣が駆け付けた。

同書は野間文芸新人賞候補となった前作『春、死なん』に続く約３年ぶりの作品で、表題の『ごっこ』を初め、『見知らぬ人』、『はこのなか』の３作品が収録。恋人ごっこ、夫婦ごっこ、友だちごっこなど、曖昧な関係に振り回される女たちの不器用すぎる「ままならない恋愛」を描いている。

会見に登場したまなちゃんは「この度、新刊『ごっこ』が２月22日に発売されることとなりました。たくさんの方にお手に取っていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします」と挨拶しフォトセッションに応じた。

本作を書くきっかけを聞かれたまなちゃんは、「担当の編集の方から、ちょっと息抜きに恋愛小説を書いてみるのはいかがですかという話をいただいて、ちょうど他の原稿も行き詰まっていた時なので、救われるような思いで『はこのなか』という短編を書き、そこから２回短編を書かせていただきました」とコメント。

作中で注目してほしいポイントは、「いままでの作品と違う部分は感情がすごくたかまって、ヒステリックじゃないですけど、いままでよりも躍動感がある話が書けたのではないかと自分では感じています。ままならない関係性に翻弄される登場人物たちが出てくるんですけど、恋愛という軸で書くのは初めてだったので、そこを見ていただけたら嬉しいと思っています」と解説してくれた。

特に読んでほしい読者層を聞かれると、「前回の『春、死なん』は高齢者の性というテーマだったので、もしかしたら読みたいと思っていただける方が限定されてしまっていたかと思っていたんですけど、今回は恋愛小説なので幅広い世代の方々や、女性の方に読んでいただけたら嬉しいと思っています」と語ってくれた。

最後にファンへメッセージを求められると、「『春、死なん』から３年ぶり、２作目の小説集になるんですけど、今回は恋愛を題材とした短編集で、これまでとはちょっと違う切り口になっています。本職では男性の方に観てもらうことが多いんですけど、小説は女性の方にもお手に取って読んでいただけたら、とても嬉しいです」と笑顔で答えてくれた。

前作の『春、死なん』が第42回野間文芸新人賞の候補作に選出されただけに、今回の作品も大注目となること間違いなしだ。