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プロローグ〜「要求される遥か上をいく」これがセクシー女優の歌には必要な時代になりました!?
セクシー女優とは、AVというエロに特化させた映像メディアの主演する女子のことです。ここのポイントは「女子が主演」という大前提があること。もちろん、長いAV業界、男優をメインとしたAVが誕生したこともあります。女子向けAVなんかは、どちらが主演ともいえない状況のドラマ展開がメインだったりしますね。
でもAVの本質はやはり、「女子がメインのエロ映像メディア」です。
ここ最近は、女子の権利の主張により、「女子のための風俗」などのビジネスが一時よりも成立しつつあります。しかし風俗などの本質は女子の生業といえるでしょう。見た目可愛いとか、仕草が可愛いなどを頂点とする風潮は、どれだけフェミニストが騒ごうとも不滅ではないかと思われます。なにせ歴史はあるは根深いは。でも21世紀はだいぶその常識をひっくり返しつつありますけどね。
AVに戻りまして、その本質を語りました。しかしながら、AVが誕生してから現在に至る間に、SEXも変わっていく。「SEX=女子は受け身」という不文律があったのが、「女子が責める」を好む傾向が強くなっていきます。これ絶対にAVの影響でしょう。だってソープを含む風俗は、「受け身の方が圧倒的に楽」というSEXの事実を知っているからそんなことはお客さんに要求されないと自分ではしないからです。
それが一般女子のSEXですら変わっていったのは、観ていなくともAVの影響が世の中に落としたから。今の50代〜40代の「AVファン」のメイン層は、そういう影響を受けて、そのまま男女の付き合いに持ち込んでいるはず。そういう男子と付き合った女子は、「SEXの違うパターン」を知って、そういうプレイが男子が喜ぶことに気づき、そしてそれが自然な流れとなっていった。これが現在の日本のSEXシーンです。
そこの流れにあるからこそ、セクシー女優のプレイが変わっていった。処女なのに相手の乳首を愛撫するとかは、どこかで知らなければできないプレイです。内緒のAVなのかエロマンガなのかは、その人の通ってきた道程によりますけど。
セクシー女優になる女子は、SEXで積極性の高い子が多かったです。いわゆるヤリマン。そこから最近では、経験値が一人か二人なんて女子もいます。けれど、SEXをどのようにするかをちゃんと知っている。昔だったら、まるで知らないなんてパターンだったレベルの女子しかいなかったのが、今はエロのハイレベル女子が誕生しているというわけです。
そして可愛らしさも拮抗した状況になり、アイドルを目指すかセクシー女優を目指すかみたいなことも普通になっています。まずアイドルに関して説明すると、本当にテレビメディアに出ているアイドルは、意外と自分からなりたいというパターンが少ない。今は女子が女子に憧れる時代になり多そうと思われますが、そうでもないのが裏の事実。何かの推薦のようなものが有名グループアイドルには作用しています。よってアイドルになりたくてもなれない女子の方が圧倒的です。
そこで自分から名乗ってしまえばアイドルはできると気づいた人たちが作ったカルチャーが、「地下アイドル」。現在は、もっとビジネスとしてシビアになりましたけど、コロナ禍前だと、「平日はOLかアルバイトで、週末はアイドル」なんてパターンの子がたくさんいました。学生だっただから「週末ヒロイン」と名乗っていたアイドルユニットがありましたけれど、それとは全く違うことをご理解ください。
本来、セクシー女優になるタイプの女子は、アイドルは目指しません。経験している女子も出てきましたけれど、その厳しさと対価のバランスが悪すぎるということがありますから、そちら側に自分からはいかない。大手と言われる芸能プロダクションやレコード会社から声がかかればまた別でしょうけれど。
目立つことなく、SEXも堪能しつつ、お金もちゃんと稼ぎつつというのが大半のセクシー女優志望者だったのが、変わってしまったのは、AVの売上の中に、「直接会うサイン&撮影イベント」が入ってきたことによります。本来、芸名をつけ(源氏名と自ら言った女子もいました)、自分とは別の人間になります。そういえば、地下アイドルは芸名多いですが、メジャーアイドルは本名を名乗るのがほとんどですよね。同じアイドルと冠して活動をしていても微妙に違うわけです。前者は「バレない方が良い」。後者は「理解される方が良い」ということです。
芸名をつけ、誕生日も変更し、出身地も変えて、完全に別の女子になることこそ、セクシー女優ということです。だからこそ恥ずかしいと思えることを乗り越えて活動ができているわけです。本来、パッケージの中と記録メディアの中にだけ存在していればよかったはずなのに、ファンの前に出なければならなくなったのが、2008年くらいから勃興した「セクシーアイドル化」なのです。
ちなみにこの前にも、地方店舗にセクシー女優が行って、サイン会を開催することがあったのですが、どちらかというと店舗への営業の一環という面が大きかったです。「こんな有名人が地方に来てくれた!本物と会えた!」という感じでしょうか。そのおまけとしてサイン会もやりますかという感じ。
店舗があればどこでも行っていたその時代。セクシー女優の中には、「47都道府県を制覇すること」を目標にしていた女優さんがたくさんいました。それが、「セクシーアイドル営業」に変わったことで、東名阪プラス福岡がメインになっていました。より集客のできるところへ集中させて効率を上げる。女優が行くのはなくて、ファンが来るというのがメインになる。アイドル化は、純粋AVファンをカットしたといっても過言ではなかったのです。
撮影だけをこなし、その作品の中のキャラクターになっていればよかったはずの仕事に、ファンの前に出て愛想を振りまくことが加わったということです。そしてそれが売上に大きな影響を与えるようになりました。よって、そういう仕事をしない、できない女優は売れ行きが落ちてしまう場合もありました。
DVD販促があくまでもメインだったはずのアイドル活動が変わったのは、セクシー女優の活動期間が長くなったこともポイントです。長くするためには認知されなければならない。メーカー専属だろうがキカタンだろうが、そこに必要とされるのは、「どういう女優であり、AV以外にも会えるような活動をしている」こと。それがどのようなレベルだとしても、ファンは来てくれたというのが2011年からコロナ禍前までの、セクシー女優の置かれていた状況なのです。
そして濃厚接触をNGとした新型コロナウイルスによって、築き上げたものが崩れたわけです。2022年、AVだけでなく、コンサートなども復活してきてはいますが、握手などの接触は未だにNGがほとんど。コンサートでも声が出せないのがまだまだ主流です。ファンと直接会えることで成立していた世界線の崩壊。結構ダメージはデカいわけです。活動期間の短い女優が増えましたから。
「3年目くらいからもっと人前に出ていきたい」なんて言葉が普通に聞こえていたのが、「2年やったので引退します」に変わる。そして、アイドル的活動にもお客さんは減ったわけです。だからこそ、2023年のセクシー女優界、そしてセクシー女優のアイドル活動に必要なのは、「より本格派であること」。お金を出してちょっと無理してでも行きたいと思わせることが必須になってきたのです。
セクシー女優の歌なら、このくらいだろうなではなくて、聴いた人たちに度肝を抜かせるくらいのレベルを目指して当たり前ということ。そしてそのレベルに達しているのが、今回のライブレビューの主人公・枢木あおいちゃん(https://twitter.com/aoi_krrg)です。
絵本の国した pic.twitter.com/FMkxExNVu5
— 枢木あおい (@Aoi_krrg) September 7, 2022
リアルなライプとは「演奏する人、シンガーなどのお互いがお互いを補いレベルを上げること」とするならば、この日はまさに「リアルなライブ」!!「2022年8月29日月で逢いましょう〜枢木あおいライブin三軒茶屋グレープフルーツムーン」
枢木あおいちゃんと麻雅庵は、アイドルイベントの出演者と取材者という関係以外に、私がプロデューサーをやっていた歌系イベントにおける出演者とPという関係にあります。彼女との最初の仕事の時に、「あ、この子はちゃんと歌えるな」と気がつきまして、ライブイベントのスターター(トップバッター)を務めてもらい、それに見事に応えてくれたのです。リハーサルの時は、ガチガチに緊張していて、「大丈夫かな」と思ったのですが、本番は見事でした。
当時、アニソンの女王ではありましたけれど、世間的には鬼滅の刃関係でのブレイク前のLiSAの歌う「Rising Hope」をあおいちゃんが選んだ時に、「ちゃんとした自信があるんだな」と確信をしたのを覚えています。そしてこれまでにカバーした歌の中では、飛び抜けて上手でした。またあおいちゃんに関しては、ファンが、「枢木あおいちゃんは歌が上手いから出してあげてください」と言われ、そこからチェックしたという経緯があります。その時、私にプッシュしたファン、偉かったぞ(笑)。
そこから月日が経ちまして、枢木あおいちゃんは、セクシー女優界でも屈指の歌唱力と表現力を誇る人となったのは、ファンは詳しく知っていることでしょう。本人のTwitterをフォローしてくれれば情報は入るし、彼女のオリジナル楽曲はフィジカルCDもサブスクにもありますのでお探しくださいませ。
そして今回は「月で逢いましょう」の出演なんと4回目。バンドサウンドではないけれど、元さんこと平方元さんのキーボード&コーラス。ふくちゃんこと福田正人さんの強力バックによって、激しく熱かったり優しくエモだったりするボーカルを披露してくれると、レビューを書く仕事とはいえ、楽しみにしながらライブ会場である三軒茶屋グレープフルーツムーンへと向かったわけです。配信ライブをメインとしているミルジェネ主催「月で〜」ライブは、バックメンバーと、会場であるグレープフルーツムーンスタッフによる映像&音響スタッフが融合したゴッツ良いライブ。生も良いけど配信での音も映像も楽しい限りなのです。
1.日曜日よりの使者/↑THE HIGH-LOWS↓
2.秘密基地/高田梢枝
3.大好きだよ。/大塚愛
4.きえてく/オリジナル
5.恋風邪にのせて/Vaundy
6.Squall/福山雅治
7.白夜に月/オリジナル
8.スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)/KUWATA BAND
EN1.焼け野が原/cocco
EN2.テサグリロンド/オリジナル
本来のライブでは、本人が選曲するわけです。もちろん歌える歌、歌いたい歌など、自分の趣味嗜好から選ばれていく。もちろんスタッフの助言なんかもあるでしょう。今回は、メンバーやスタッフに選んでもらった楽曲から、歌う歌を決めていたそうです。この行為がかなりハードなのは気づきでしょうか。自分が知らない歌を、一から覚えてなおかつオリジナルとは違うアレンジになった楽曲として歌う。こんなの普通のシンガーだって、易々とはできない話。それを見事に歌い、さらに枢木あおいワールドに昇華してくれたのです。
初っ端から魅了させてもらったのは、「日曜日よりの使者」。CMにも二度使用され、甲本ヒロトのシャウト系楽曲。雰囲気はキュートなポップスですが、ボーカルがパワフルに歌うと全然イメージが変わるという典型的な楽曲ですね。これを枢木ちゃんが歌うとどうなるか……これが!もの凄くパワフルに歌っている!凄いを連発しちゃいました。
男歌をカバーする女性シンガーや、女優さんは数多く存在します。もちろんセクシー女優さんにもたくさんいます。そしてこのカバーのほとんどは、「女性としての目線」になってのカバーとなる場合が多い。もちろん声質が女性だからというのもありますね。
枢木ちゃんの凄いとは、あの可愛らしい声、誘惑ボイスがそのままに、ちゃんと低いトーンは低く、ハイトーンになるところはハイトーンに歌っていたところです。男歌を女子が歌う時に、どうしても「がなってしまう」感じに処理してしまう人もいます。そういうわけではなく、強さと太さを持っているのが、枢木あおいちゃんの歌ということです。
「大好きだよ。」「Squall」などの有名曲とともに、本人のオリジナルアレンジバージョンが披露されていくステージは、本当に強さと感動と、緩急自在な表現力を発揮していたのです。甘いメロディでも歌詞に意味があれば、それなりの表情と表現になって、枢木ワールドとして展開されていくステージングは素晴らしい限りでしたね。
セクシー女優が歌を歌うという次元は既に突破していました。それによって証明されたのは、「セクシー女優が歌を歌う理由」はある人にはあるという事実です。別物としてAVに出演することとは違うという解釈はもちろん有りです。しかし、「どちらの自分も自分である」と表現するのも有りでしょう。
セクシー女優が歌を歌うことを要求された場合、どうしても「色っぽいもの」を要求されることが多いです。それはそれで世界として成立していますから否定する必要はないのですが、あえて歌詞が色っぽくなくても色気を表現できることは可能でしょう。
よく歌手を褒める時に、「官能的」ということは多いです。しかもそれは男女どちらかに限った話ではありません。フレディ・マーキュリーやデイヴィッド・カヴァデール、ロバート・プラントなどはとても官能的な歌い方をしますよね。今回カバーしている福山雅治や桑田佳祐なんかも、そんな感じで称えられることは多いですし。セクシー女優から人気の高い椎名林檎なんかも色っぽさの権化のよう。
そういう意味では、セクシー女優ならば普通に歌を歌った時に、「色っぽい」と称えられる女優さんがいてもよいわけです。そこのトップとして君臨している女優のひとりが枢木あおいってことで間違いありません。
とても難しい歌とは、高低差があるメロディの曲、声量の出し入れがあって抑揚をつけないといけない楽曲なんかでしょう。それをさも簡単な歌のように歌えることが「歌が上手い人」ということなのですが、それをあおいちゃんは、きちんとこなしているのです。ヘッドホンで聴いたりすると余計にわかるかもしれませんね、ブレスひとつずつがとても色っぽいことを。
さらにはカバーとして、「枢木あおいの歌」になっているところも素晴らしいです。カバーとカラオケの最大の違いは、「原曲に似ていると褒められるのがカラオケ」です。原曲を自分の中で消化して、歌として表現する。これが抜群ってことなのです。あおいちゃんのAV作品は、キャラがいろいろ出てくるパターンです。要求された女子になってプレイするというわけです。年齢もバラバラだったりするのに、その状況の女子になっているのが彼女です。演技ということで片付けるというよりも、ちゃんと解釈して自分に落とし込んで、出している。あおいちゃんに関しては、AVと歌はちゃんとシンクロされているのです。
「これはトリオバンドである」といってよいほどに、支え合い高めあっていたパフォーマンス!!
歌が素晴らしかったのはもちろんなのですが、あおいちゃんに関しては、他の女優さんたちよりもずば抜けているのが、バックを支えている元さん&ふくちゃんとまるでバンドのように機能していたことです。
生演奏で歌うことを、「気持ちいい」と思える人とは、「自分が歌っていて、気持ちいい方向に持っていき支えてくれる」ということでしょう。最近はクリックを全体に使っていて、ボーカルにあわせて歌のエンドを伸ばすというのはちょっと難しいのですが、この「月で逢いましょう」はバックミュージシャンのふたりがリズムをスタートさせ、ボーカルがそれに乗っかっていくことが多い。なので「気持ちいい」とセクシー女優さんは感じているわけです。カラオケは自分の意志の通りに動いたりしませんから。
そういう意味でも、セクシー女優の歌を支えているふたりのアーティストなのですが、枢木ちゃんとやっている演奏は、明らかに3人が平等レベルの力を発揮している感じ。枢木ちゃんの歌を聴いて、気持ちよくなって、キーボード&ギターが演奏されていくシーンもたくさんありました。トリオとして完成度の高い世界に持っていく。実際に聴いたお客さんたちは、感動でナチュラルに泣けたなんてことあったそうな。
つまり感動的であり官能的なライブだったのです。
どうしてもコール&レスポンスができない現在の日本のコンサートシーンですが、クラップやペンライトを振るなどで、応えることで我慢している状況です。アイドル系に限らず、ライブとは感動し体が動き出すという下に開催されています。例えばスポーツなんかも同じですね。ライブもスポーツも、国家単位で反応が違いますが、日本は声を揃えて応援する的なパターンが本質的にありました。
そのために、ミルジェネで開催されていたライブも、バンド形式だったので、大きなコール&レスポンスで会場一体となっていた感じ。それにふさわしい楽曲を選んでいたのもあるでしょう。アニソンやハロプロの楽曲とは、本当によくできたものなのをセクシー女優のライブで証明していたというわけです。地下アイドルも同じですね。
そこが変わってしまっている2022年9月現在。afterコロナというワードは期待されなくなり、withコロナとして世界は動いていくようになっています。しかし前と変わってしまったものがあり、戻らなそうなものがある。コール&レスポンスなんかもそれでしょうか。実際にベッドをともにできるわけではないセクシー女優ですが、応援することによって、一体感を味わっていたファンは多かったかと思うのです。
そんな覆すことが難しい状況の打破につながるのは、パフォーマンスの向上しかない。言うなれば、セクシー女優だからこそ、こういうライブになることを証明していくことです。彼女たちもレベルを上げ、ファンのみなさんもクラップしたりいろいろと考えて、盛り上がる方法を考える。それしか無いのではなくて、新しいものを作っていくのが肝要なのです。
枢木あおいちゃんは、パフォーマンスレベルを常にアップさせています。ライブごとに変わっていく人って、普通のプロシンガーでも難しいのですが、彼女は楽曲を変えたり、アレンジを変えたものに対応したりして、レベルをアップさせているのです。リハーサルする時間も限られているのは、本業が別に存在するから仕方がないわけですが、その限られた時間の中で、理解し判断し、本番を作り上げる。
その結晶が、まさに「枢木トリオ」と名乗っても良いだろうと思わせるぐらいのレベルを構築しました。アンコール前のラスト「スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)」は、ご存知と思いますが、「スケベ!」と大声で叫びたいので、後付けで英語にした歌詞です。これぞまさしく桑田節というエロ楽曲。
この楽曲の意味を理解し、歌い上げた枢木あおい。画面の向こうや目の前の観客たちは、あおいちゃんに「スケベ!」と言われたわけです。桑田佳祐が考えていたことを、リアルに実践したのは枢木あおいのこのバージョンかもしれないと、大盛り上がりで最高のテンションを迎えた会場を見ながら、思っておりました。
そして最終楽曲は、CDにもなっている枢木ちゃんオリジナル楽曲「テサグリロンド」。これが盛り上がる楽曲なのですが、もう超絶難しい! 上下動するメロディとパワートーンを発揮しなければならない部分が一緒に来ますからね。本人も「難しい」と語っている楽曲を、エネルギッシュでエモーショナルに、そして色っぽく歌う枢木あおい。そして熱い演奏で盛り上げる元さん&ふくちゃんのプレイ。それに応える観客たち。エネルギーがマグマのように高まり爆発したライブでした。
9月13日14日に開催される「ミルジェネ10周年記念LIVE「Sweet Memories」」に枢木ちゃんは、第一夜13日、第二夜14日、どちらにも出演が発表されています。並行物販も開催されますので、会場にいってリアル枢木がどのようなものかを体感してほしい限りです。
チケット販売サイトライブポケットから、「ミルジェネ」を検索するか、下記アドレスを叩いてみてください。
下記は2日間通しチケットになります。個別販売もありますのでご確認ください。
エピローグ〜セクシー女優は、「やっぱりスーパーウーマンを目指してください」
上の小見出しですが、本郷愛ちゃんのライブレビューを書いた時のプロローグとほぼ同じですね。でも枢木あおいちゃんのライブを観た時に、さらに実感した次第です。なので、本エピローグは、どちらかというと、セクシー女優さん向けの文章となっております。あらかじめご了承ください。
どうしてもセクシー女優が歌を歌っていることに偏見を持っている人がたくさんいるわけです。それ以上に、「聴く意味ってあるの?」とか。楽曲を聴かずに否定されてしまっていることが多いのです。
さらには、セクシー女優自体が下に見られてしまっている事実も見逃すわけにはいけません。どうしてもSNSなどの活動を含めても、エロい写真などを要求されてしまうセクシー女優たち。しかしながら、同じようなランジェリーショットをアップしても、グラドルはBANしないことがある。つまり「セクシー女優だから」ということで警告などが機能していることを証明しています。検索されやすくするために、「#セクシー女優」とつける人も多いですし。
しかしながら、ロボットが相手になっているため、自動的に警告とBANが行われてしまう。料理の写真を出しているのに警告が出るなんてバカげたことですが、それが2022年の現実なのです。そしてファン以外の人たちもフォローするのがSNS。そこにはDMを使ってのパパ活的な誘いだったり同人AVという名のハメたいだけの人からのお誘いなどがどうしてもきてしまう。
ちなみに事務所に所属している女優ならば、一時、お笑い芸人の間で使われた「闇営業」ってことですけど、それを公然とやってくるとはセクシー女優を下に見ている証拠でしょう。「※DMは事務所が管理しています」としても送ってくるわけだから、SNSの悪い部分が好きすぎるんですよ、日本人は。
AV新法が作られてしまった経緯も、セクシー女優の解釈を勝手にやっているフェミニストに政治家が、成人年齢が下がったことに対する問題と混同し同調してしまったことが原因のひとつ。そして世間的な関心が低いとされていますから、セクシー女優は自身に強いプライドを持たないとやっていけない仕事となったのです。
そういう中での歌手活動は、「アイドルもどき」では通用しなくなります。歌を歌っていない人たちでも、トークイベントは、「エロ一辺倒」では通じません。内容の無いものにはお金を出さないという人が増えていますから。「面白い」ということにおいて、どのイベントも本気でやらないとダメ。その製作過程から、アドリブが得意とされているセクシー女優ですが、それだけではどうしようもない時代へ入りつつあるということになるでしょう。
というわけで、スーパーウーマンを目指し、歌はプロと匹敵するほどにレッスンしないといけないだろうし、ダンスも同じこと。ハイレベルとは、ファンじゃなくても感動させてしまう圧倒的なパフォーマンスにおける存在感です。矢沢永吉とか桑田佳祐とかがまさに典型的なスーパーマン。ここまでじゃなくても、乃木坂46だって、スーパーウーマンといっても良いでしょう。よく口パクとかいう人いますけど、あれだけの長いライブに混乱なくこなすには、見せていないところでのレッスンが猛烈にあるということを物語っているわけです。彼女たちの裏側を撮影した映画もビジネスとして成立していますから、もう気が休まる瞬間なんてないのかもしれませんね。
セクシー女優は、本名ではないし、そのエロいパフォーマンスの全てが本当の性癖なのかはわかりません。それこそファンタジーの世界です。ファンタジーの世界から発されるエネルギーとは、人をどのような部分でも構わないからハッピーにすること。そこまでやってこそ、「AVはファンタジーである」と言えるのかも。そのくらいにいろいろな意味でのハイレベルが要求されているのが、セクシー女優なのです。
セクシー女優諸君!2023年以降の厳しい世間からの風に負けることなく、立ち向かってください。そして本当にエロく上手で賢いのがセクシー女優を目指して頑張ってください!
記事=麻雅庵
夫の借金返済のため身代わりとして一ヶ月の間、絶倫極道の性欲処理として差し出された嫁。 枢木あおい
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