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セックスには、人によってさまざまなやり方がありますよね。
性癖は人それぞれですし、やりたいプレイ、やりたくないプレイはありますから、カップルによって、またはセックスする相手によってプレイの内容やセックスのやり方が変わるのは当然、と言えます。
しかし男女のセックスでは、ほとんどの場合がフィニッシュとして「挿入」があるもの、と考えてはいないでしょうか?
セックスの本来の目的が「子孫を残すこと」である以上、避妊するかしないかはともかくとして、挿入をするのは当然のことにように考えている人が数多くいます。
しかし世の中には「挿入しないこと」が前提となるセックスも存在しているのです!
それが今回ご紹介する「バニラセックス」。
「バニラセックス」とはどのようなセックスなのか、そしてそのメリット・デメリットについて紹介していきます!
「バニラセックス」は本来ゲイの世界でおこなわれていた!?挿入がないので気軽に楽しめる!
そもそも「バニラセックス」とは、どのようなセックスなのでしょうか。
「バニラ」と聞くとアイスクリームを想像する人も多いでしょうから、甘いラブラブセックスを思い浮かべるかもしれません。
しかし「バニラ」には「淡泊であっさりしている」という意味もあります。
「挿入がない」=「淡泊であっさり」という意味で、挿入しないセックスを「バニラセックス」と呼ぶのです。
もともとはこの「バニラセックス」、ゲイの世界でおこなわれるセックススタイルのひとつとして広まってきたものです。
ゲイ同士のセックスでは、挿入するときはアナルを使うわけですが、誰もがアナルでセックスができるわけではありません。
そのため挿入しなくても楽しめるセックスとして「バニラセックス」が流行し、それが男女同士のセックスにも導入されるようになったわけですね。
しかしここで「でも挿入をしないセックスって、一体どんなセックスなの?」と、疑問に思う人もいるでしょう。
具体的には、男女ともにゆったりとした雰囲気で、リラックスした状態でお互いに触れ合うこと、特にキスを重要視するイチャイチャセックスと言えるでしょう。
ガツガツとした、溜まった性欲を解消するためのセックスとは真逆に存在すると言えます。
そのため男女ともに「相手を感じさせてあげなければならない」といった気持ちから解放され、とにかく触れ合い、スキンシップ自体を楽しめるのです。
特に男性は「女の子がちゃんと感じているかな」といった部分が気になってしまい、それがセックスに対するストレスとなってしまう場合すらありますので、そういった部分を考えなくても良い「バニラセックス」は、男性にとっても楽しめるセックスと言えるでしょう。
「バニラセックス」は落ち着いて楽しめるのがメリットだが刺激が足りない故にデメリットも?
「バニラセックス」にはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
そういった「バニラセックス」のメリット・デメリットについて、紹介していきます。
メリット①身体への負担が少ない
挿入をともなうセックスは、かなり身体への負担が大きくなります。
特に男性にとっては、挿入から射精までの運動量はかなり大きく、セックスが終わったあとはぐったりとして動けなくなってしまうことも。
また女性は、挿入されると快感だけでなく痛みを感じてしまう場合もありますので、そういった不安がないのは精神的にも肉体的にも負担がなくなります。
身体への負担を考えずに済むので、純粋な触れ合いとしてセックスを楽しめるわけですね。
メリット②どんなときにも気軽に楽しめる
人間、常にセックスに対するコンディションが整っているわけではありません。
男性であれば疲れや酔っていてうまく勃起できない、女性であれば生理が始まってしまうなど、なかなか挿入ができない状態になってしまうこともありますよね。
また「コンドームがない!」など、挿入はちょっと……な場合も。
そんなときも「バニラセックス」であれば、スキンシップやキスといったイチャイチャプレイがメインとなるので、問題なく楽しめます。
メリット③お互いの愛情が深まる
まず愛撫して、挿入して、射精して終了……長い間同じ相手とセックスしていると、そんなふうにセックスがマンネリ化してしまうこともあります。
その点、バニラセックスであれば、丁寧にスキンシップを楽しみ、そしてキスを重ねることでお互いの気持ちが通じあい、愛情がより深まることになります。
特に女性にとって、相手からの愛情が感じられるキスは非常に重要。
「バニラセックス」でお互いの愛情を確認しあえば、また別の日のセックスがより楽しめるようになる効果もあるのです。
デメリット①性欲の強い人には物足りなく感じられる
世の中にはさまざまな人がいる、と先にも書きましたが、なかには「性欲が強くて毎日でも挿入したいorされたい!」という人もいます。
そういった人にとっては、軽いスキンシップやキスだけで構成される「バニラセックス」は、物足りなく感じられてしまうことも。
パートナーの片方がこういった性欲の強い人の場合、もう片方が「バニラセックス」を楽しもうとしても、お互いの意思疎通がうまくいかず、楽しめない場合があります。
デメリット②「バニラセックス」が続きすぎるとセックスレスになることも
「バニラセックス」はお互いの愛情を確かめ合うには適したセックスですが、刺激が弱いだけに慣れすぎてしまうと、通常のセックスが負担に感じられてしまう場合があります。
そうすると「バニラセックス」ばかりになってしまい、次第にセックスの回数が減って最終的にはセックスレスとなってしまうのです。
「バニラセックス」ばかりに頼らず、通常のセックスとバランス良くおこなうことが大事と言えるでしょう。
「バニラセックス」でお互いの愛情を確かめあってよりセックスの充実感を高めよう!
「バニラセックス」は、通常のセックスとは違い、お互いに身体の負担は少ないながらも快感を高めあい、愛情を深めあうセックスとなります。
そのため「特別なセックス」と思われがちですが、こういった特別意識を持つとリラックスできず、純粋に「バニラセックス」を楽しめなくなってしまうもの。
特別なことをするのではなく、愛するパートナーとイチャイチャする、くらいの気軽な気持ちで「バニラセックス」に挑むことが重要と言えます。
また「バニラセックス」だけに頼ってしまうのも、あまり良いことではないと考えておくべきでしょう。
「バニラセックス」はあくまでもセックスのメインではありません。
もちろんお互いの愛情を深めあい、マンネリ化しつつあるセックスに新鮮味を与えるという点では重要ですが、だからと言って「バニラセックス」ばかりに頼ってしまうと、それはそれでマンネリ化の危険、そしてセックスレス化の危険があります。
セックスにあまり興味を持たない「草食系男子」の存在が取り上げるようになってかなり経ちますし、こういった「草食系男子」にとっては「バニラセックス」は最適とも言えますが、あくまでも「バニラセックス」はさまざまなセックスのうちの一種類。
充実した性生活を送るならば「バニラセックス」だけでなく、さまざまなセックスを楽しむことが重要となるのです。
「バニラセックス」でお互いの愛情を高めてから挿入アリのセックスをすれば、普段とは一味違ったセックスが楽しめるでしょう!