人間にはさまざまな性癖が存在します。
おっぱいフェチ、お尻フェチなら一般的とも言えますが、くすぐりフェチやぶっかけフェチのようなマニアックなプレイ、メガネフェチやパンストフェチといった服装・アクセサリー的な好み、マッチョ女性や太った女性が好きな体型フェチなど、非常に細かく分類されているのが現在のAV業界の特徴とも言えますね。
フェチの中には「丸刈りになった女の子じゃないと興奮できない!」「鼻フックした女性が街中を散歩するAVじゃないと抜けない……」「ふんどし姿の女の子とお祭りセックスをしたいっス!」なんて超マニアックな趣味を持った人もいます。
しかしそういった人たちの好みに応えるAVが発売されているのも、日本のAV界の懐の深さと言えるのではないでしょうか。
ちなみに私が今まで見た中で、1番精神的にダメージを受けたのは「女の子が虫を踏みつぶすAV」でした。
もちろんそのプレイ(?)で興奮する人がいるからこそ、発売されているのでしょうけれども……。
あれだけは、「スカトロAVを見ながらカレーはギリギリ食べられる」私でもちょっと無理でした。
(好きな人はすみません、個人の好みの問題だと思って、お気を悪くされないように……)
ちなみにこの「虫を踏みつぶす」プレイは「インセクトクラッシュ」と呼ばれるそこそこ有名なジャンルで、足フェチの一種として捉えられているらしいです。
この「インセクトクラッシュ」も、一般的な生活ではなかなか聞き慣れない言葉ですが、AVのタイトルを眺めていると、これと同じように聞き慣れない言葉が出てくることがありますよね。
今回はそんな「なんとなく聞いているけど、ちゃんとした意味は理解できていないAVのコトバ」の中から「JOI」について、ご紹介していきます。
ドMにはたまらない!?「JOI」AVで行われているプレイの内容とは?
近年、頻繁に見掛けるようになったAVの中に、タイトルに「JOI」と冠されているものがあります。
私は最初見た時、タイトルだけではまったく意味がわかりませんでした。
作品の内容を見て、ようやく「こういう意味かな?」と推察はできましたが、実はいまだに「JOI」の正確な意味を調べたことはなく、なんとなくしか理解していません。
これはAV関係でご飯を食べている人間として、非常に良くないことです!
だから調べてみました。
「JOI」とは「Jerk Off Instruction」の頭文字3文字を取った言葉です。
「Jerk Off」とは「自慰」、つまりオナニーの意味で、特に男性のセンズリを指す言葉であり、「Instruction」は「指示・命令」の意味。
つまり「JOI」は「女性から男性に対するオナニー指示」を意味する言葉のわけですね。
ちなみに「Jerk」や「Jerk Off」は、海外ではとても下品な悪口になりますので、ぶん殴られたくない人は海外では使わない方が良いでしょう。
かつてSODでも『オナニーのお手伝いしてあげる』、通称「オナてつ」と呼ばれる大人気シリーズがありましたが、その現代バージョンと呼べる存在でしょうか。
「オナてつ」シリーズとの違いはと言うと、「JOI」はM気質を持った男性向けの作品が多い点が挙げられるでしょう。
AV女優がエロい衣装やポーズ、そして淫語でオナニー指示をしながら、時にはディルドを視聴しているユーザーのチ〇ポに見立ててしごいてくれるのですが、「こういう風にシゴきなさい」とシゴき方の指示や、「まだイッちゃダメ」「ほら、イキなさい!」と射精するタイミングの指示までしてくれるのです。
つまり視聴ユーザーは「オナニーの自由を画面の中のAV女優に握られている」ことになります。
これをドM向けと言わずに、何をドM向けと言いましょうか。
こういった部分が、あくまでも「オナニーのお手伝い」をしてくれた「オナてつ」と、「オナニーの指示」をするJOI作品の違いなのでしょう。
最近の男性は性に対して消極的な「草食系男子」が増えたと言われていますし、風俗でも女性にオナニーを見てもらうだけの「オナクラ」が流行しています。
つまり「JOI」をテーマにしたAVは、時代のニーズに対応したAVと呼べるわけですね。
「JOI」を楽しむならば通常のDVDよりもVR動画がおすすめ!
JOIをテーマにしたAVは、VR動画でも多数制作されています。
実際に目の前のAV女優から、オナニー指示されている臨場感を味わうのがJOI作品の特徴ということを考えると、JOIとVR動画は非常に相性が良い、と考えられるでしょう。
JOI作品を楽しむためだけに、VR動画の視聴環境を整える価値はあるのではないでしょうか。
ちなみに某大手AV販売サイトで「JOI」と検索したところ、6000タイトル以上ヒットしました。
DVD販売や動画販売など、販売形式によって1つのAVが5タイトル分くらい引っかかってくる形式とは言っても、さすがにこれは多すぎないか?と疑問に思って見ていったところ……。
JOI作品が引っかかるのは当然として、それとは別に「女医」作品が大量に引っかかっているのです。
しかも作品の内容的には、JOI要素は含まれていそうにありません。
まさか、まさかですが……「JOI」=「ジョイ」=「女医」で検索に引っかかっているんですか?
検索精度が高いのか、低いのか、良くわかりません。
ちなみに「Jerk Off Instruction」で検索すると、ちゃんとJOI作品だけが出てくるようですので、JOI作品をAV販売サイトで探したい人は参考にしてみてくださいませ。