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セックスには、男女の間に大きな温度差が感じられるプレイがいろいろとあります。
なかでも「顔射」はその代表格ではないでしょうか。
顔射はAVではよく見かけるプレイですので、真似すれば簡単にできると思うかもしれません。
しかし実際にやろうと思ったら、挿入してイキそうになったらチ○ポを抜いて、急いでコンドームを外しながら女の子の顔までチ○ポを持っていって、狙いを定めて射精する、という手順が必要になります。
最悪、コンドームについては「外で射精するから!」と説得して生ハメすることで手順を1つ減らしたとしても、チ○ポをオマ○コから抜いて顔に持っていくのは意外と難しいのです。
途中で我慢できずに暴発してしまったり、慌てて女の子を踏んだり自分が転んだりして射精どころではなくなったり、モタモタしているうちに萎えてしまったり……。
萎えてしまって「ごめん、もう一回挿れていいかな?」とお願いするのは、かなり情けない行動ですよね。
しかもそんな感じでハードルが高いにも関わらず、女の子はあまり喜んではくれない、それが顔射の悲しいところです。
このように考えると、わざわざ顔射をする理由などまったく無いように思えます。
しかしそれでも、顔射をしたがる男は多いらしいのです。
はたして顔射のどこにそれほどの魅力があるのでしょうか?
「顔射」をしたがる男たち!なぜ彼らは女性の顔にザーメンをブッカケたいのか?
まずはなぜ男が顔射をしたがるのか、その理由を探ってみましょう。
男が顔射をしたがる理由は、次の3つが考えられます。
1)支配欲を満たしたい
多くの男性は「相手のことを征服したい」「自分の言うことを聞かせたい」といった欲望、支配欲を持っています。
それは恋人に対しても同じこと。
特にセックスで性欲が高まると、男性の支配欲はさらに強くなるもの、と言われているので、これは男性が本能として持っているものなのかもしれません。
それではなぜ支配欲が顔射につながるのか、と言うと。
よく動物の雄が、自分の縄張りをアピールするために、木の幹に自分の身体を擦り付けてニオイを残す「マーキング」という行為をします。
顔射もそれと同様で「男が女の子を自分の所有物だ」とアピールするためにしたがるのでは、というわけです。
しかし「マーキング」と言うと、散歩中のイヌが電柱におしっこをかける行為もイメージもありますので、余計に顔射のイメージが悪くなるかもしれませんね。
2)キレイなものを汚してみたい
冬の朝、道の水たまりが凍っているのを見たことがありませんか?
さらにその凍っている水たまりを、足で強く踏みしめて叩き割りたくなったことはありませんか?
また雪が降り積もって真っ白になった空き地など、まだ誰も足を踏み入れていない場所に一番最初に足跡を残したい、と思ったことは?
顔射もこれらと同様、キレイなものを汚してみたいという感情から男性はしてみたくなる、とのことなのです。
男性にとって、ザーメンというものは汚いもの、とまでは言わなくても決してキレイなものではありません。
まあ女性だってザーメンをキレイなものだとは考えていないとは思いますが。
そんなキレイとは言えないものを、かわいい女の子のキレイな顔にかけることで興奮する、というわけですね。
「それならおしっことかでもいいのか?」となるかもしれません。
いや、実際にそういうプレイで喜ぶ人(かける方、かけられる方どちらも)はいるので、厳密に言えば同じに見えるかもしれませんが……やっぱりそれはちょっとプレイ的には顔射とは別物だと思いたいところですね。
3)AVと同じプレイをしてみたい
結局のところ、これが男性にとって「顔射をしてみたい!」と思う一番の理由なのではないでしょうか。
世の中に「AVを見るより先に実際のセックスを体験した」という男性は、それほど多くはありません。
実際問題として学校の性教育ではセックスについては習っても、具体的なセックスの仕方など教えてはくれませんから、男性に限らず女性にとっても「セックスの教科書はAV」だったりします。
そのため「一度はAVで見た顔射をしてみたい」と考える男性がいても、まったくおかしくはないことなのです。
そもそもAVで顔射が頻繁に行われ、さらに顔射に特化したAVまで数多く発売されているということは「顔射を見て興奮する男性が一定数以上存在する」ということです。
つまり男性にとって顔射はある程度以上の需要がある、ということの証明でもあります。
見るだけで満足な男性もいるでしょうが、こういった事実を考えるとやっぱり顔射は、男性にとって一度は実際にしてみたいプレイの1つである、と結論付けられそうですね。
男の中では珍しい!?「顔射が嫌いな男」が女性の顔にブッカケたくない理由とは?
「単純に汚いじゃないですか」
話を聞かせてくれたのは「顔射嫌いの男」T君です。
「俺は女の子の顔とか首元とか舐めたり、キスしたりするのが好きなんで。そこにザーメンをかけるなんて無理」
汚いと思う気持ちはわからなくはないですが、でも顔射はセックスのフィニッシュとしてすることが多いんだから、すぐに洗えばいいんじゃないでしょうか?
「いやいや、掃除したばかりだよって言われたからって、床を舐められますか?舐めないでしょう?」
少しばかり例えが極端な気もしますが、言いたいことはわからなくはありません。
「だから俺、フェラも自分からはあんまりしてもらわないですし。キスする時に、あーこの口でチ○ポ舐めてたんだなー、とか考えると萎えるんで」
顔射嫌いと言うよりも、単なる潔癖症なのでは?という疑惑がT君に生じてきました。
「まあ何だかんだ言って一番の理由は、女の子がかわいそうになっちゃうからですかね。だってあんなもの顔にかけられるなんて、自分だったら普通にイヤでしょ」
そうかと思ったら意外と女の子に対して優しい理由もあるようです。
「ザーメンが目に入ったり、髪の毛に付いたりしたら大変だって聞いたこともありますし。それにセックスが終わってすぐに後始末しなきゃ、ってバタバタするより、しばらく2人でイチャイチャしたいですしね」
確かに顔射の後はすぐに後始末しなければならないので、2人でゆっくり過ごすことは不可能です。
AVの撮影ならば問題ないかもしれませんが、恋人同士のセックスだとあまりバタバタしてしまうのは、せっかくの気持ち良いセックスの余韻がぶち壊しになってしまいますよね。
そういったことも含めると、T君の言っている「顔射をしたくない理由」は、案外的を射ているものなのかもしれません。
顔射をしたい時には必ず相手の女の子に許可を得ること!嫌がられたらやっちゃダメ!
実際のところ、女の子の中で「顔にかけてほしい」と考えている女の子は少数派です。
まったく存在しないわけではありませんが、なかなかにレアな存在でしょう。
多くの女の子は顔射について「なんでそんなことしたいの?」と疑問に思っているものなのです。
そのため、間違っても勝手に女の子に対して顔射するなどしてはいけません。
どうしてもしたければちゃんとお願いして許可を取る、ダメと言われたら諦めるくらいでなければ、トラブルになる可能性は高いでしょう。
そもそも顔射はAVの影響で「一度やってみたい」と考えている男性が多いもの。
実際に一度経験してみたら「こんなものか」と満足してしまい、顔射はAVで見るだけになる男性も多いのです。
もし「何度だって顔射したい!」という真の顔射マニアの方がいたら、顔射を受け入れてくれる優しいパートナーが見つかって幸せな性生活を送れることを願っております。