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AVの影響がどれほど高いのか、低いのか……!?
AVでいうところの人気プレイやノーマルプレイというと、なんでしょうね。体位に関してだとみんながみんな変わったことやりたがるので、ノーマルプレイがなくなっちゃったかも？
最近はそのひとつにカウントされているのが「中出し」。一般的に考えると、これがノーマルになっているのはどうなのかと思ったりするんですよ、AVライターですら。「気持ちいいからやってみようね」的なことは言えないし。いくらファンタジーを訴えているAVであっても、それはそれ、これはこれ。
AV女優は「SEX啓蒙」として、「気持ちいいことである」「恥ずかしがる前に自分を解放しよう」「イクことでまた違う自分」……an・an特集のキャッチのようなむずがゆい言葉を並べてしまいましたけど（笑）。こういう言葉を押し並べていうイメージがありまうよね。業界の立場や業界を擁護するにはこうでないとね。
AV男優さんは、「体位にとらわれないSEXを」と、あらゆる媒体を駆使して言ってくれているのですが、当の本人がやっているプレイがもうすでにサンプルになってしまっているわけです。「無理ぃ〜サファリパーク♪」ですな（笑）。逃げられないんです、現状のAV的なSEXの取り巻く日本の環境では。
ベテラン男優の田淵さんが、SEXをメソッドとしてテーゼしたものを出版されていますが、ここまで振り切ったほうが良い。なにせAVには肉体的エリートが勢揃いしてますから。これが吉村卓さん的な肉体を持った方が勢揃いしていたら、AVの印象も違ってきたと思います。でも、世の中のイメージするおじさんのバスローブとSEXって、卓さんそのままなんですけどね（笑）
AVにとってメインであるSEXは、一般的なところとはかなり乖離している。でも目の前にあるSEXの例となってしまうと、AVしかないのもほぼ事実です。映画の中の絡みなんて、ピンク映画ならば腰が動く、R15だったら濃厚密着とかしかない。SEXとしては認識できないと思います。
さらに言えば、「刺激物」（命名者・戸田真琴）であるから、スパイスを効かせたり、エロ味を濃くしているわけです。食べたときの刺激と感動を脳内に覚えてもらうためにも。
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「中出し」がノーマルプレイに至ったのは知識レスが理由!?
昨年からweb系ニュースポータルサイトのトップトピックスに上がるニュースとして、「性病罹患者が過去最高」という話題があります。性知識が伝わりづらいからとか、AVでムチャなプレイをやりすぎだからとか、喧しく語られております。AVにも大いに責任の一旦はありますよ、もちろん。いくらエンタメを標榜しようとも、「ドキュメント」とタイトルに訴えれば普通の人はどちらを信じるかということです。
それ以上に問題視されるべきは、知識の無さと貧しさがあげられる。娯楽がSEXだけみたいな若い世代がいるという事実を直視するべきです。悪い悪いと騒ぐだけでは、蓋を閉めて片側から漏れ出すみたいな、間の抜けた話ですから。
ゴムの着用を訴えていると、性啓蒙をうたっている方々は声高に主張していると言いますけど、ゴムを売っている場所を考えると、「陰になるべく追い込む」日本の悪い癖は、30年前から全く変化ないのです。性教育も「勉強」になっているので真面目に取り組まないから、知識がない。病気の認識と罹患、さらに治療に関していえば、医学が進歩しているから時期によって早く対処したら治しちゃう。風邪かなんかにかかったと同じレベルで、性病とか妊娠を考えている世代がいることをお忘れなく。
AV界だけがいろいろとやっていますが、それは無駄ではないけれど、上乗せするレベルが薄いのが性知識の現状です。LGBTの方々の運動と売春停止運動は盛んに行われているけれど、各々の連携がないので社会運動としてはまるで機能しません。
そして、ゴムも猛烈な進化を遂げています。薄さに関していうと、「プレイ」として快感で考えると、装着しているほうが気持ちいいことがあるようです。ところが、知識のない人たちは、いくら高性能でハイスペック機能を訴えても、粘膜同士が触れ合うプレイ（生挿入という）以外を理解することがない。SEXってそのぐらい、夢中にさせる力があるわけです。
ラブホに無料で置いてあるのも問題かと思いますね。日本人の無料をありがたがる癖が見事に出ていますから。「無料は何でもNG」とお考えくださいね。特にアダルト系は！
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実際に男女に「中出しプレイ」を聞いてみましょう〜
その①女子大生・Wさん。
それでは、中出しプレイは実際に行われているのでしょうか。その人のモラルに関わる話ですから、それぞれに違うこと間違いないでしょう。まずは、女子大生のWさん。「セフレがひとり、彼氏がひとり」という今どきのSEX中心主義の女子です。
「中出しですか……。望んですることはないかな？でも男側がビビるよね、『中出しして』ってお願いすると（笑）そういうときに、どんな態度をとるかで相手の自分への気持ちがわかるので、そういうプレイとしては使うかなと思います」
「男からお願いされたこと？？？無いんじゃないかな……あ、一度、『結婚しよう！』とうるさかったリーマンに、こっそり中出しされそうになってパンチしましたよ（笑）『あり得ない！』って。男ってきっかけとか理由とか、女子がOKするとか無いと中出しはしないんじゃないかと思いますよ。変態のくせに自主性に欠ける男ばっかりだから。高校の友達が、受験前に妊娠発覚して結婚したけど、そういう責任をとれる相手だったら良いけど、そうじゃないといろいろなリスクが高すぎるかな、中出しは」
「気持ちいいかどうか……実感するとかいうけど、私は何もなかったかな。だからこそプレイとしての中出しには固執しません。むしろ正常位で一生懸命に腰を振ってもらうのが、私にとっては1番気持ちいいプレイです」
「中出し好きな女子がいるか？？ 友達のJが、『自分はヤリマン』なことで保っている子がいるけど、その子は、『中出ししていいいよ』って迫るみたい。愛情と精子がとっ散らかってるんだろうけど（笑）、気持ちいいかどうかは言ってなかったかな。まぁ脳内麻薬って刺激的ですから、それと同じかなと思います」
その②40代独身リーマン・Zさん。
男の側から「中出しプレイ」をおねだりするようなタイプは、ほぼいないと思うのですが、最近のAVが、チャプターのひとつに組み込まれるほどノーマルプレイになっているのも事実。バカじゃない限りは、映像内容をシンプルに信じちゃう男はいないと思うのですが、むしろいたりするんだそうです。「AVでやっているから」とは、単なる言い訳じゃなくて、映像メディアに対する肯定する力の大きさを示すそうです。
とはいえまずは、理性ある男性に質問してみました。Zさんは独身モテ系。OLさんとの飲みの席も多いし、お付き合いもスムーズ。仕事も優秀ということで、こういう方がAVマニアならば、問題起こらないのにとか言いそうになりますね（マニアの方々、揶揄して申し訳ありません）
「中出しとか考えたことないなぁ。妊娠と病気のWリスクじゃないですか。遊びとしての男女関係が全部崩壊しちゃう。ゴムが無い日はSEXは匂わすことないです。女子から言い寄ってきた場合でも、そこは堪えます。自分に全部跳ね返るのが、男女関係ですから（笑）」
「女子がある瞬間、中出しを望むことは何度か経験がありますね。結婚とかその後の生活とか、いろいろ考えることがSEXで理性のたがが外れるのではと思います。男は勃起しちゃうとたがが外れっぱなしになるようですから（笑）、そこは自覚的行動をとるようにしてます」
「快感ですか……私にはさほど魅力あるプレイでもない。発射したら抜かないといけないとか、事後のイチャイチャよりシャワーへ直行とかあるし。したことはあるから、ヒクヒクさせつつ抜かないのは気持ちいいですよ。女子がイッてしまって膣圧が緩んだり、射精の勢いでで抜けちゃうこともあるけど、それなりの快楽はある。でもゴムをしっかりつけてタイミングを図るほうが良いかと思います」
「顔射？？？AVみたいですねぇ（笑）たまにはやってみたいとか思いますけど、あれこそ準備とタイミングと自分の位置とかめんどう（笑）発射する姿勢もそうだけど、予想ほど勢いがないと、女子に怒られちゃうし、リスキーなのでAVで観て興奮するだけに止めてます」
「でも若い女子に変態願望な子が増えてきて、中出しとか顔射とかごっくんとか好きな子とエッチするようになりました。とにかく女子がしたい通りにしてあげる。ただし中出しだけは、『遊べなくなる』のでNGです」
男の優しさを感じさせるセリフで構成されているけれど、実は自己都合の塊なZさん。そこまで中出し拘っていない。マーキングとかと一緒にしてしまっては行為に失礼なのですが、そういう女子がどうやら多いのも発覚しました。
「女子側ですよ、プレイとして中出しが好きなのは。AV観る男は好きだったりするんだろうけど、それって陵辱プレイのひとつじゃないんですか？最近は快楽プレイに該当するの？不思議ですね」
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中出しのプレイ解釈が世代間で違っている!?
タイトルに記すのではなく、タグのひとつになっている「中出し」。そこまで認知されているわけです。さらにわかることのひとつに、陵辱プレイではなくて、快楽プレイと認識されている作品が最近、露骨にあると思います。その昔のAVで中出しのエンディングは、誰とも知らない子どもがいる（当時、赤ん坊のキャスティングが大変だったそうです）シチュエーションでした。
今といえば、膣からダラダラと垂れる精子のシーンをアップすることで、悶えるのみならず深い快感を得られた女子の姿が映し出されることが多くなりました。
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このシーンを観て、興奮するのは「ごくノーマル」と思っているあなた！確実にここ最近のAVに脳が犯されています（笑）。ノーマルプレイになったのは、いわゆる映像的刺激によります。中出しドロドロおま●こも、何度か見れば普通になってしまう。それがどんどんエスカレートするのが「中出し」とか、「ぶっかけ」とかのザーメンものです。あり得ない状況を作り出すわけですから。プライベートで経験している剛の者もいるようですけど（笑）。普通は経験できないからAVに依存すると解釈をお願いします。
病気が感染するシーンの描写がなく、中出しで快感だけを追求しているAVがあれば、それはそれなり以上に問題作なわけですが、人はそこまでのリスクを乗り越えて悶える女子の姿に興奮する。
「もっと中に出して！」と吠える姿に興奮しちゃうわけです。
「温もりで興奮しちゃう！」と悶える姿に興奮するわけです。
男から強制的にされた快楽を受け入れる姿こそが、「中出し」AVの醍醐味です。女子をコントロールしたいと思う、男子のあさはかだけど切なる願いが具現化したと思って間違いないでしょう。
中出し＝陵辱みたいな内容がドラスティックに転換した時期があるわけです。それはエンディングに悲壮なオチを作らなくなった10年ぐらい前からスタートします。
そして、「中出し」がタグ付けされた以降からスタートしているAVファンならば、妊娠してしまうはしたないSEX＝卑猥すぎるプレイのトップ行為と認識することはできるはず。そしてイッた後にもさらに卑猥な状況の自分に悶絶するAV女優の姿に興奮しちゃうわけです。それがAVにおける「中出し」の興奮です。
AV女優もまた、自分が置かれている状況に興奮します。餌付けされてしまったことが嬉しいみたいな感じに似ているかも。本人の興奮の度合いはファンタジーとして本人のみ知るところですが、むっつり卑猥系が増えているAV女優界隈で考えると、興奮していることは間違いないでしょう。
エロマンガのシチュエーションに、中出しグチュグチュ系がとても多いので、それに影響されていることも大いにあるでしょう。
『石原める 初中出し解禁ドキュメント~初めての中出しは好きな人と~』STARS-191
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まとめ〜男女どちらが「中出しプレイ」を求めているの？
ありがちな展開として、男が女に対して、所有欲を出して、「中出ししていいいよね？」という、甘えかつ我慢ができない幼稚プレイの合体として「中出し」はクローズアップされています。傲慢すぎる男子から受ける、受け身でしかない女子屈辱と被虐のプレイです。
ここにニュース記事にすら上がらない、いや、上がると今まで構築した理論が崩壊するので、上げたくない「女子がリードするSEXシーン」というのがあります。多少、未成年系の話だと、女教師と生徒という話は出てくるようになりましたけど、圧倒的に少ない。これは事実が少ないのではなくて、前述の通り、「記事にすることが少ない」のです。
SEXは男女それぞれに自由だった場合、どちらがイニシアチブを取るかは、人間関係によるわけです。愛撫することで、女子を楽しませることよりも、射精主義者な男子は、やはり中出しが1番好きだし。
男子を常にコントロール下に置きたい女子からすると、中出しプレイは、「私、あなたの子どもを妊娠したよ」という優位な立場におけるため、とても好む女子がいるわけです。これは直接的快楽よりも、脳内快楽主義者に多い現象でしょう。女子のSEXは脳内が優先される人が圧倒的。隠れ変態ってことかもしれない（笑）。でも、自分の好きなあの子とか、可愛いアイドルちゃんが、隠れ変態のオナニー好きだったら興奮するでしょ？女子はイメージで発情することがほとんどなのです。
「中出し」に関してのハードルは、2000年代以降、圧倒的に下がってしまいました。日本でいえば、人口減少があるからなのか、「未婚の中出しは悪」的なイメージすら下降ぎみかもしれない。悪くいえばモラルレスSEXに拍車がかかった状態。
「AVがモラルレスSEXを進めた」と声高に言う人がいますが、むしろ時代風潮がAVに拍車をかけたのが正解。昔はもっとおとなしかった訳ですからね、内容も描写に関しても。
男女間が違う刺激である「中出し」は、モラルとの戦いとしてさらにクローズアップされるプレイとなるはず。ゴムの中に収まったザーメンよりも、外に出したほうを男女共にエロくて卑猥なモノとして認識しているからです。
AVの中出しプレイだけを観て楽しんでいるのもまた、「変態の極み」だし、「究極の王様プレイ」みたいなのですが、脳内が変態である分には問題がない訳です。だからこそ、AV的中出し作品は、もっとあっても良い。人が「これは別の興奮」と上のレベルに上がるためにも、AV女優ちゃんは中出しされてほしいです。「ちゃんと安全だからこそできる」避妊も病気予防も、ステージが上にある世界なことを、世間に教えるためにも。
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