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AVは男のモノという発想から抜け出しませんか?
エロに対する風当たり、一向にやむ気配はなく、むしろ年々厳しくなってきていると思います。
地上波に出るAV女優は限られ、番組内でも、「セクシー女優」という微妙な表現……。
メジャーもしくはハイカルチャーと呼ばれるポジションでの活躍制限は、「臭いものにはフタをしろ」的なことなので、足掻いてもどうしようもありません。
しかしながら、最近、「エロ」というか、「AV女優好き」を公言する女子が増えています。
出会い系で相手を探す、「ヤリマン」のことではなく、AV女優好きだったり、エロマンガ好きだったり、エロカルチャーを正面から見るエロ好きちゃん。
「アート的な発想からのカッコいいエロ」ならば、昔から、連綿と続いていていますし、女性エロ活動家はいますが、もう少し、ライトイメージの、「可愛い!」がメインです。
「可愛い」と思うだけでなく、「エッチなのもいい」とAV女優に食いつく女子。
アイドルが、「スマホのエロいページを見る」ことを平気でバラされても否定することなく、笑って許していたりするし、仕事上、容認するわけにはいかないけれど、実は、「好きなAV女優がいる」というアイドルも、裏ではたくさんおります。
「AVを語れる女は、変態スケベな話題が好きな女」という、従来の男性の発想が、中古になっている可能性はあるでしょう。
そもそも、「可愛くてエロいことに理屈はない」意識で見る女子たちがいることを自覚すると、女子たちの思考がまた見えてくると思いませんか。
「可愛いしカッコいいまこりんの写真集にやられました!」21歳/Iさん・学生
「まこりんの写真集展に行ったんです! 本物にも会いました!」と語る21歳の女子大生・Iさんは、嬉しそうに話してくれました。
「もともと、アイドル好きなんですが、AKBGだとさや姉(NMB48山本彩)が好きです。
可愛いし、色っぽいし、カッコいいしという感じが推し理由です」
「まこりんは、さや姉とルックスとかスタイルは真逆なんですが、なんか私のなかでは一致したんです。それに同い年! あんなに可愛くて頭がいい友達欲しい!」
「写真展では、リックがランドセルっぽく見えちゃうような可愛いまこりんや、ライダースのカッコいいのとか、メイクが派手なのととか、壁に貼られた写真に囲まれると、キュンキュン! 写真とはいえ目線があうし、最高でした!」
「実は、まこりんもいたんです。遠くから見ていたんですが(声はかけられません、そこまで度胸ないんです)、予想以上に小さくて可愛くて。ニコニコしてて、『可愛い! 飼いたい!』とか思っちゃった」
「可愛くてなんかエッチで、やっていること全てが、見ていて飽きないんです、まこりん」
https://ec.sod.co.jp/prime/videos/?id=STAR-961
「三上悠亜ちゃんの可愛さに憧れています!」24歳/Yさん・OL
「スタイルといい、顔といい、理想なんです」と語るOLのYさん。
「あんなに綺麗なおっぱい欲しいなぁとか、お尻大きいのに可愛いなぁとか、自分が思う理想の可愛い女子が悠亜ちゃんなんです」
「自分も目が大きめなので、アイメイクとかを参考にしたりして。でも悠亜ちゃんにならない(笑)」
「AVも見ますよ(笑)可愛いなぁって思いながら。エッチなことは……したりしなかったり(笑)そこがポイントじゃないですから!」
「本物に会ったらどうかなっちゃうだろうなというくらいに好きです!」
「イベントは、恥ずかしいんですよ、まだ。でもいつかは行きたいです」
写真集イベントなど、女子でも入りやすい環境のイベントがあったときに女子が多いならば、その子の女子人気は確かでしょう。
「可愛いけれど、AV女優だから……」というネガティブなイメージが薄くなり、「AV女優なんだ!」的な発想が女子に芽生えている昨今に、彼女たちへのアプローチ方法を見つけ出したAVメーカーはまだ現れていないのが現状ですが。
「まなちゃんに憧れて髪型も同じにしちゃいました!」27歳/Mさん・派遣社員
「まなちゃんが写真をあげるとチェックして、私服ファッションを真似したり、髪型はずっとまなちゃんと同じショートがベースです」と語るのは、27歳で派遣社員をしているMさん。
「AVはサンプル動画を見たりしていたけれど、そこまでエロにがっつりってわけじゃなかったんです」
「でもネットのニュースかなんかで、まなちゃんを見て、プロフィールに、『AV女優』ってあって、「へぇ〜? 本当なの」と思いエロいDVD販売サイトを見てみると、ガチにAV女優じゃないですか! びっくりしました!」
「可愛いしエロいし、それに小説まで書いているって。こんな女の子がいるんだなって思いながら、小説も読みました。泣けました!」
「気がつくと、まなちゃんの沼にどっぷり(笑)。部屋にカレンダー飾ってますよ。女友達は、『誰?』ってすぐに食いつくし、部屋のAVを見て、『AV好き
なの!』ってなるけれど、『紗倉まなが好きなの!』って言います」
「AV女優を肯定するのではなくて、紗倉まなちゃんを肯定するって感じなんです」
「彼女は、自分の人生のなかで、行動を起こすときの勇気って感じです」
自己肯定よりも、他者を肯定することで、自分を高めるのは、女子の場合、モデル好きに多かったですが、Mさんのまなちゃんに限らず、「他者肯定」する存在に、確実にAV女優が入ってきているようです。
「紗倉まな 結婚式最中の新郎に強制中出しさせる美人ウェディングプランナー」
https://ec.sod.co.jp/prime/videos/?id=STAR-964
まとめ〜女子目線をエロビジネスに活用しないとエロが終わりを告げる!?
本来、「オタク」と呼ばれるのは、男性でした(もちろん腐女子というのもいます)。
収集癖があり、金に糸目をつけずに、揃えるのがどのジャンルにおいても、アニメに限らず、ロックだろうと、本だろうと、「オタク」です。
しかし、オタクが巨大な売り上げを支えているわけではなかった。
雑誌が典型なのですが、女子向けのもの以外が衰退しています。
ネット時代にあっても、「綺麗な写真が見たい」という価値観を持っていて、細かいところをチェックするのは、普通女子でも未だにする。
ところが、オタク気質ではない男子たちは、あらゆる、「物質購入メディア」から脱落したようです。
しかし女子は未だに、流行を探し続け、インスタやTwitterですみそうなことなはずなのに、雑誌もチェックする女子。
日本におけるiPhoneの驚異的な伸び率を支えたのは、「可愛い」と言い続けて購入していた女子でした。
そして、モデル系の雑誌のなかにたくさん転がっている、「エロ」という言葉。
「日本人的な可愛いエロは、「見せる」ではなく、「自己意識」になりました。
「AV=男子の夢と希望」の図式を、ちょっとだけ斜め後方から見てみると、そこには羨望の眼差しでAV女優を見ている女子がいる。
白瀬ななみちゃんや生田みくちゃんのような、「AV女優大好き女子から、AV女優へ」という存在もはっきり登場している。
世間の風にさらされて、テレビからいなくなっても、スマホのなかにはちゃんと存在しているので、一度見つけたAV女優を見失うことはありません。
「エロいもの」と蓋をしても、横からいくらでもはみ出す時代。
AV女優は、女子視点で見ると、「エロいこと、可愛いこと、楽しいこと」をしている存在として、大きな影響力を発揮しだしているのです。