Contents
ぶりっ子や小悪魔というワードが女子から肯定の形になっています!
日本語の持っている変化自在なところは世界1の言語と言えるのではないでしょうか。それを感じるのは、昨今の省略形とカタカナ文字が合体してしまったところとか、英語をそのまま翻訳せずに使用することが、政治でも経済でも増えたところとか。昔ならば、「日本人なんだから日本語!」となっていた……と思っていたら、実は昔から日本人は英語の日本語化は得意でした。
カステラや金平糖は有名ですよね。レモネードとラムネが同一と知っている人、未だに少ないかもしれません。ミシンだって「ソーイングマシン」のミシンですから。英語っぽいカタカナが多かったというわけです。それがリアルな英語を使用するように変化しているわけです。
また以前ならば否定系として使っていた言葉が、現在では肯定に変わっているものも多い。「こだわり」を辞書で調べるとその変化がわかります。現代に目を向けると、「ぶりっ子」とか「あざとい女子」なんて、マイナスそのものだったはず。
それが今ではすっかり「可愛い女子だからやれること」に変化してしまいました。
また「小悪魔」なんて、キャラのひとつだったはずが、女子側が使うことを容認どころかお気に入りになってしまった。その背景にはコスプレの定着もあるでしょう。一部好事家だけの世界だったコスプレは、今や日本を代表するカルチャーのひとつ。外国人のレイヤーなんかも普通になってきたし。
定着していく途中過程において、エロそのものだったはずが、それを「可愛いエロ」とするように変わっていったわけです。エロカッコイイを標榜した倖田來未だって、実はそこまで定着したわけではなく、元々の歌唱力があったからこそというのが大きいです。
また、可愛いというワードの視点の変化も大きいかもしれませんね。昔、アイドルファンで異性を好きという人はいませんでした。ジャニーズ好きな男子って、異例中の異例な存在でしたし、松田聖子が好きという女子、見たことなかった。ヤンキーの中には髪型を真似して好きという人がいたような気もします。中森明菜だって聖子ちゃんよりも、若干、女性人気があったというレベル。
それが今では、「どれだけ同性の人気を獲得するか」が勝利の鍵となっています。ジェンダーレスとかの問題ではないと思います。人の視点が変化している結果です。日本語の変化をスムーズに受け入れるように、視点の変化もスムーズに受け入れるのです。
ひと昔前の「AV女優」と呼ばれていた時代は、どちらかといえば、まさに水商売のお姉さん的な人ばかりでした。その頃は風俗嬢だってすれた雰囲気の女性が多かったです。そういうヤンキー的な人生を歩んでおり、家庭環境で色々あったタイプがAV女優となっていたことが多かった。
「昔は……」というワードがAVを取り巻く状況で出ますが、お金をもらってトンズラとか、撮影当日にバックレるとかたくさんあったからこそ、厳しい環境が成立していたわけです。そして上は変わらず女性たちは変化したから、今のような「セクシー女優」の環境に変わっていったわけです。
上は変わらず女性たちが変化したって、AVよりも別の業界のほうがずっと残っていた事実は、昨今の芸能ニュースを見ればわかるかと思います。
話がズレましたので戻しましょう。今回の原稿の主役は、渚恋生ちゃんです。お姉さんな雰囲気をしているので、ちゃんじゃなくてさんと言いたくなりますよね。彼女のルックスですが、最近引退していく10年のキャリアを誇る女優さんたちと比べると大きく変化していると思います。
「可愛い」これのひと言につきます。え? 引退したあの女優さんだってあの女優さんだって可愛いじゃないかって? そうなのですが、もっと陰を含んだ女性を好んでいたような気がします。撮影するメイクや雰囲気作りがありますので、可愛いとか綺麗はコントロールしていますし、本人が不幸話をしていなくても、実際不幸オーラが漂うタイプがセクシー女優さんでした。
コロナ禍以降の女優さんは、陰があるタイプが激減しています。デビュー時には、イメージ戦略によって、陰を作っていた女優さんも多かったですが、その後、実は明るいし、普通にSEX好きみたいなタイプだったとか出てきますよね。これって単体作品を作るメーカーの戦略性を感じるわけです。
今回の主役である恋生ちゃんは、典型的な美人のお姉さん。男ウケというよりも女子ウケなものがハマれば、AVはもちろん、じゃない系でも人気が出そうな雰囲気。ダンスも抜群だし。
なんで恋生ちゃんのようなタイプが登場するようになったのかといえば、先ほども書いた、芸能系(女性俳優、女性アイドル、声優)が女性人気を必要としてきたことがあるわけです。そして何十年前から、AV業界は、「女性にウケるAVの制作」を腐心してきました。なので、影響下にあるのでしょう。
このようにシフトされたのは、BLブームから百合ブームへの変化もあると思いますけれど、それ以上に、「女性は推しを裏切らない」的な思考があることがわかったからです。男性オタクって、意外と幅広いし浮気するし、承認欲求からめんどくさい人、多いですよね。
しかし女性オタクは、「推しに幸せにしてもらったから、お返しをしていく」的な発想があります。これが大きい。女子ウケがなければ、坂道アイドルとかK-POPの人気はあり得ませんから。
渚恋生ちゃんの登場というのは、単純に見えて、意外と日本経済をそのままトレースしたようなところがあるのです。
しかしながら、ここで言及するのは、そんな彼女のエロ誘惑のモーレツさです。可愛い人が自分の可愛さに気がつき、さらにあざとさを発揮すると、強烈なエロさを発散させます。これが一番わかりやすい存在として、恋生ちゃんがいるのです。
彼女のあざとエロい小悪魔チックで、ちょっとドジっ子でぶりっ子な雰囲気を作中で見て、ほんわかした雰囲気なのに勃起しまくってしまう状況を楽しんでください。
支配欲がそそられる存在感は2025年セクシー女優にとって最重要の証明!?
セクシー女優は、今はDVD新作発売イベントとか、歌とかトークとか、「じゃない仕事」をしないといけない雰囲気ですが、本来はやはり、「画面の中の人」なわけです。
現実にはあり得ない設定だったり、現実とオーバラップさせたりする内容とか、ファンタジーならではです。またプラグラムピクチャーなので、早いスパンで事件をパロディにできるのです。「新人バレリーナ性支配NTR バレエに打ち込む生娘の軟体キツマンに年上悪漢肉棒をねじこみイキ堕ち屈服させた記録映像。渚恋生」では、何もわからない女の子が業界人の毒牙にかかる設定になっております。
人気者というのは意外とプレッシャーがかかります。状況を跳ね除けるというよりも、状況を消化して楽しむ方向に切り替えられる人だけが、その地位に残っていきます。プレッシャーに耐えかねて脱落する人は数多存在するわけです。
将来を期待されているバレリーナ・恋生。カメラやレッスン中は、ちゃんと笑顔を送っているのですが、裏側ではどんな感じになっているのかという展開。これって民放系ドキュメントでよくある展開ですよね。追いかけているのはスタッフというパターン。
密着していくうちに、恋生ちゃんはディレクターに心を許し、カメラ前とは違う表情を見せるようになる。要するに免疫の無い人が、優しいイケメンにほだされてしまい、SEXする関係、そのままご奉仕させられる関係に堕ちます。
最初はリラックスさせるかのように誘導して、演技の幅を持たせるべく関係を迫り、ラブラブなプレイで完全に彼女の掌握に成功します。一種の洗脳プレイになっていますね。ただこれができるのは、手練れなイケメンなのですが。
ラブラブな相手から言われると、応じるしかないのが女性心理。元々に女性はM性が強めな人が多いわけです。世のフェミニストが声高に女性地位向上を叫んでも、意外にノリが悪いのは、フェミニストと一般女性の心理が真逆のベクトルになっているからなのです。
というわけで、神聖なるレッスン室でバレエコスを汚すかのように、卑猥プレイをしちゃいます。フェラチオをされたりすると、後ろに大きな鏡があるわけで、自分のしている行為が本当に卑猥なんだという洗脳がかかる。こういう場合、ブーストがかかりがちなのです。
手を縛ってのプチ支配プレイをさせられているのですが、感じすぎて悶えまくる恋生ちゃんは、快楽から逃れることができません。丁寧に愛撫されていた立場は逆転して、愛撫プレイをさせられてしまいます。
こういう手コキとかフェラとか、オモチャを使っての見せつけオナニーとか、卑猥な姿にどっぷり。エロ行為って、本当に催眠効果があるんじゃないかなと思いますね。それまでおとなしくて、SEXと直結していない女の子が、エロエロで卑猥なプレイを望むように変わってしまうわけです。
これだけどっぷりとエロ行為をしていると、本来ならば男が望んでいてSEXをしているはずなのですが、恋生ちゃんのほうが、SEXしてもらうことを望んでいるように見えてきます。女は堕ちると最後、全てを持っていかれてしまうわけです。
こういう半洗脳の憂き目にあう女性像として、恋生ちゃんは清楚感があるし、バレエ経験者である個性があるから、本当にハマります。AVがファンタジーだとしても、リアリティを望むのがユーザーの本音です。
「本当に感じているの、これ?」と穿った見方をする人もいるわけです。レビューにそういうことを書く人は、意外と購入している人なので有効な意見なのかもしれないけれど、余計なお世話の典型でもありますね。
そんな逆風をモノともしない雰囲気の可愛らしさを発揮しまくるのが恋生ちゃんのAVです。男のモノとして堕ちていく姿がよく似合う。似合うからこそSEXしているシーンが、もの凄くリアルなエロになっていくわけですね。
セクシー女優とは、「AVに出演しそうにないタイプに見える女性であればあるほど、成功する」と言われますが、本当に覆ることはない。もちろんエロエロな女性も最高なのですが、「さっきの可愛い女性がエロエロスケベ女になっている」のにドキドキするわけです。
アイドルとかは、キラキラした部分だけを見せるお仕事です。翻って俳優(女優)業は、意外と裏側のドロドロな部分を見せる仕事。このふたつが合体しているのがセクシー女優といえるのではないでしょうか。
キラキラした輝きが大きければ大きいほど、裏側の影も大きくなる。可愛さが際立てば際立つほど、エロシーンの卑猥さが引き立つわけです。
男が楽しむことを自分で望む最高の女性がここにいます
SEXはAVを観ておわかりの通り、男性が女性にやってもらいたいプレイを映像化したモノです。ヌードになるだけでは満足できなくなった男性は、AVという「SEXをあらゆる角度から映す」モノに夢中になりました。
角度というのは、撮影するカメラアングルもあるけれど、コスプレだったり責めプレイだったり、痴女だったりと、「今作は、どんな女性の痴態をみせるか」が最大のポイントなのです。
そしてAVが定着したことにより、女性たちのSEXへの視点も変わっていきました。男が言うとおりにプレイをしていればいいのがSEXだったのが、どんなことをすると男が喜ぶかと女性側が考えるようになりました。
これは、新時代の性への目覚めでもなんでもなく、「SEXというプレイをどのようにすれば盛り上がるか、自分が気持ちよくなれるか」を意識したほうがSEXは気持ちいいことに気がついたからなのです。
男のいいなりになるプレイを、今の女性たちは望んでいるのかもしれないと思わせてくれる「いいなり温泉旅行 渚恋生」。人気シリーズを恋生ちゃんがさらに輝きを発していきます。
胸チラしたりパンチラしたり、アソコをカメラに見せたり。その撮影の際に後ろに人がいて、バレたらどうしよう的なドキドキな表情をカメラに披露する恋生ちゃんは、今作の持っている「羞恥心を解放するのは女の側」という骨子が見えているのでしょう。
部屋に入ってオナニーすることも、むしろ我慢から解放されるという小道具もあって、いつものオナニーより気持ちいいという。こういう出演している女優さんの、本当のプライベートが覗けているように感じるシーンって、AVの醍醐味のひとつかもしれませんね。
ここからはお風呂場での開放感あふれる明るいSEX。でも恋生ちゃんって、可愛いけれどどことなくエロエロなムードを漂わせているので、ときおり見せるにこやかな表情が、責めていないのに痴女っぽさを醸し出します。
部屋でのシーンは、みなさんご存知の鴨居に固定されたままのハード責めが続きます。ドリルバイブで、アソコをかき回されて、クリトリスを異常に弄られてイキまくる。恋生ちゃんの持っているM性がたっぷりと味わえますね。
そのまま縛られながら、言葉でも強めに弄られ、バックから突きまくられる恋生ちゃん。髪を引っ張られてのハンドルプレイがありますが、好きな人は大好きなシーンだとか。本来、女性にすると痛さもあって嫌がられると思っている人は多いかと思いますが、本当のところ、女性は強引さが好きなタイプが多いです。
特に今作のような、男の強さを発揮しまくりなプレイは、女性も好きな人多いかもしれないなと思っています。「自分がされたいことをするのがAVの好きなところ」と女性AVユーザーはいうので、ソフトプレイがメインになりがちなのですが、強めにガンガンが醍醐味という女性も多いのです。
SEXとは、相手あっての行為です。いなければひたすらオナニーするしかない。妄想がリアルな映像となっているのがAVです。だからこそあらゆるパターンのAVが登場しました。人によって趣味嗜好が違い、AさんがGood!としてもBさんはBad!ということも多いです。
あらゆるメディアの中でも、一番個人によっているからこそ、AVは廃れずに今なお存在しているのです。良し悪しの評価がこんなに割れるのって、書籍でも音楽でも映画でもないでしょう。そして一番の違いは、「嫌いなのに観ちゃう」という中毒性にあります。
名物となっている女体盛りシーンなんて、昭和から残存しているエロシーンです。わかめ酒もクンニと合わせてやっていますね。ちなみに温泉でのお座敷エロプレイとして本当に存在していたそうです。今だとコンプライアンスだけでなく、お刺身を取り扱っていますから、食品衛生法にも抵触しそう。
男たちの欲望にまみれているような、「いいなり温泉」シリーズですが、本当は女優側もやってみたいシリーズかもしれません。どれだけ破廉恥になり貶められて、快楽中毒になれるかという感じ。温泉地に泊まりで行って撮影しているわけですから、解放的トリップ感もあるでしょう。
普段は普通にお風呂場として使っている場所で、SEXして悶えまくる。体液を淫らに湯船に垂らして悶えるプレイなんて、セクシー女優にならないと一生できないかもしれませんしね。
さらには女体盛りからも羞恥プレイの数々や、軽く緊縛されてのオモチャ快楽責め。都内のスタジオでするのと、地方ロケでするのでは臨場感が違うかもしれませんね。AVはロケ地の制約が大きいですし。
これだけ派手に責められているのに、可愛く悶えているようにみえるのが、渚恋生ちゃんの良いところです。あやうい感じとかイジメ的なプレイにみえてしまうと、オナニーするはずが、一気に萎えてしまい無駄になる。そんな残念な結果に至ることなく、最後まで彼女は感じまくるのです。
「いいなり温泉」というタイトルですが、本当は、女優側のいいなりになっているような気がしてきます。乱暴にグチャグチャに責められて、あり得ないくらいに恥ずかしいくらいに濡れて檄イキしたいという願望が映像になっているのかも。
派手責めされている作品でも、小悪魔チックな可愛らしい笑顔はたっぷり堪能できます。渚恋生ちゃんが、もっともっと感じるためにも、あなたは彼女のいいなりになったように、AVを買ってオナニーしまくるでしょう。
恋生ちゃんの誘惑は、痴女のように迫ってくるのではなくて、あなたの心理にスッと入り込み夢中にさせてしまうのです。まるで夢の中に出てくる淫魔(サキュバス)のような存在。そんな彼女の誘惑に夢中になって取り憑かれてください。
記事=麻雅庵(https://twitter.com/an_asaga_otft)
PR