正常位はどのように変わった!?ノーマル体位と言われていたのにもの凄い変貌を遂げています!?
正常位=ノーマルなSEXと言われていた時代がもはや懐かしい!?
正常位とは、SEXにおけるもっともノーマルな体位と言われています。言葉通りですね。由来は、キリスト教が異端の地域に普及していった際に、バックとかもっと特殊なSEXをしていたそうな。なので「こうやってやるSEXが正常なんだよ」で、正常位となったそうです。
なので、日本の江戸時代の浮世絵とかのSEXを観てみると、通常パターンの正常位ではなく、男女どちらも後ろ手で上半身を浮かせ、下半身を押しつけ合うような体位をしています。
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で、小芝風花さんがそんな体勢のシーンがありましたね。ちなみに服を脱がないようになっていました。しかし今回の大河ドラマは、題材が題材だからですが攻めた映像表現しますね。インティマシー・コーディネーター入れているとか。
あの体位がノーマル体位という正常位の概念と、は、明治期以降に入ってきたもの。なんなら、第二次世界大戦後のアメリカ統治下くらいから入ってきたようです。もちろん正常位に似た体位はありましたけれど、それを「正常位」とは呼ばなかったわけです。
時代も進み、ピンク映画やロマンポルノ、東映時代劇ポルノとか、色々なSEXありきの映画が登場した頃から、エロ本なんかで「正常位」が使用されるようになり、AVの普及する頃には、SEXの知識を知った男女ならば誰でも「正常位」と呼ぶようになりました。
なので、ずっとこの概念が染み付いていきます。セクシー女優へのインタビューで、「普段のSEXはどんな感じ?」みたいな質問をしたとします(ヤボな質問だよなぁ笑)。女優も女優で、「普通のSEXです」と答える。
つまり「AVでやるプレイは普通ではない」と言い切っている。まぁ1990年代くらいだとそんなもんです。ヤリマンを公言するセクシー女優なんてほとんどいませんでした。AVという環境の中で、普通とは違うSEXをするということだったのです。
なので、フィニッシュの体位は必ず正常位となりました。しかしながら、当時のカップルSEXのようなお互いにしがみついてしまうと、女優の体も顔も観られなくなる。喘いでいる顔とかがみたいわけですから、AV業界は考えます。
それが今現在、AVを観ているとよく登場する「腰のみ密着させて男が上半身を起こしている正常位」を発明したわけです。まぁソープなんかにあったのでしょう。あれでおっぱいと顔がみえるようになります。
そこに加えて、フィニッシュを作らないと落ちつかないことがわかり、射精シーンを必ず組み込みことになりました。その際に大人気となったのが「顔射」です。当時は、「顔面シャワー」で、「顔シャ」だったのですが、いつの間にか、顔に射精で「顔射」となりました。あれもまさにAVの発明です。
今となっては、上半身を起こす正常位も顔射も、ノーマルSEXの中に入っていますよね。現在では、インタビューなどで、「Q:好きな体位は」→「A:正常位」→「Q:くっついているパターン? 離れているパターン?」と続くようになっています。
女性の場合、密着することで安心感を得たいと思う人が多かったのですが、ここ10年では、「離れているほうが膣の奥まで届くから好きです」なんて意見が出ています。男性との依存関係が変わってきていると考えてよいでしょう。
奥まで突かれるとヤラれている感覚が強くて快感とか、ストロークを長くしてもらうと、ち●ぽをたっぷり膣で感じられるとか、精神性も粘膜接触も含めて、正常位の概念がかなり変わってきたことを示しているのです。
しかもAVが撮影カメラの進化によって、色々とアングルにも変化が生じていきます。また取り扱いの手間や、録画メディアの準備など、敷居の高かった「ハメ撮り」が、スマホの普及によって定着および簡易なエロアイテムになりました。
撮影した映像を事後で観てさらに興奮するとか、ケーブルで繋いてリアタイで観ながらするとか、どう考えても「変態領域」だったハメ撮りは、ノーマルプレイの一種に変わりました。
ここでポイントなのが、やはり撮影なのでできる体位が限られること。一番撮影しやすいのは、やはり「体を離した正常位」なのです。騎乗位だとアングルが妙で、エロさが伝わりづらいとか、バックも「これってエロい?」となったり、腰をちゃんと固定しないち●ぽが抜けてしまったりと、最悪なエロ映像になります。
しかし正常位の場合、挿入されていれば、男女どちらも気持ちいいし、どちらが腰を振っても抜けづらい。だから正常位はハメ撮りノーマル体位になっていくわけです。ハメ撮りの大家・カンパニー松尾監督のような技巧を駆使しなくても、エロい映像が撮れるし、縦横どちらでもいい。オート機能はプロユース撮影カメラより簡単。
正常位は、ただのノーマル体位ではなく、この姿勢のままで色々動き回る「最高の機能性を誇る体位」になっているのです。その昔、AVの影響で、やたらとプレイ中に体位を変えてしまう男性が多かったのですが、今や昔の話となっているわけです。
AVはこのくらい正常位の概念を変えています。そして現在のAVではどんな感じになっているのかを、作品のポイントとともに解説していきたいと思います。
AVに流行中なコトとは「やってはいけないプレイ」をする刺激です
正常位が快楽追求型体位として定着しつつある昨今、そのプレイのバリエーションとしてAVに流行しているのが、「キメセク」です。媚薬でも催眠でも、本当にそれがかかるかかからないかは問題ではありません。「そうなったら良いな……」とどこかで人間が思っていることのです。
昨今は、喫煙する人が激減していますが、あれこそ元祖の「大人の刺激物」でしょう。国家単位で、中毒性の高い快楽物質を販売していたということなのかもしれません。昔はアルコールと同じく、どちらも安かったので、すぐに手を出せる刺激だったわけですね。
さてそんな刺激物を手に入れる方法が少ない昨今、AVでは、媚薬を色々なパターンで取り入れる作品が流行し、人気を博しております。この「Shall we キメセク?社交ダンス講師が生徒である妻子持ち中年サラリーマンと不倫SEXグミにハマる 小湊よつ葉」も同じ。品の良い社交ダンスの講師が、不倫とともに媚薬グミにハマっていきます。
ダンスや演技力には定評のあるよつ葉ちゃんは、ドラマ系AVとの親和性が高いです。観ている側が没入できる演技といえるでしょう。
昨今、Tik Tokなどの影響で、若い人はショートムービーしかみないと言われていますが、年齢が高くなると、ネトフリやらアマプラやら、サブスク系のドラマを観ています。要するに、無料なのに最高といわれていたテレビの神話が瓦解中ということ。AVもまた、ドラマをきちんと作るとその作品は人気がでます。ただし、ちゃんと上手にできているか否かが大きなポイントになります。
セクシー女優さんのハードルって、可愛いだけじゃなくて演技力も求められるようになっていて、とてもハード。しかも作品以外の仕事をしないと知名度がアップしないので、リリース力も伸びなくなると、ハードなのです。AVをちゃんと正規で買ったりレンタルしたりして観てください。
さて本作の話に戻りましょう。よつ葉ちゃんはダンスをやっていた影響もあり、スタイル抜群だしSEXにおける動きも抜群です。意外と運動神経とかダンス能力ってセクシー女優には重要だったりします。体の柔らかさとか。
同じ正常位でも、よつ葉ちゃんがみせる、悶えながらのピストンプレイは、本当にエロエロ。体をくねらせているので、快感が全身に伝わっている感覚がこちらに伝わってくるのです。
さらに媚薬グミによって、覚醒してしまった表情がエロい。品の良い女性が、肉棒を求めてしゃぶりまくったり、キスで相手を刺激しまくったり。粘膜からの刺激が強いのだろうという、「グミにおける快楽」が上手く伝わってくるわけです。
そこに追加されるのが、不倫であるというヤバい状況におけるSEXであるということ。ふたりはただ求め合うというのではなくて、お互いに足りないものを埋め合う。同じように凹凸を埋め合うわけです。
不倫を肯定するわけではないのですが、現在の日本ではかなり経験した人は多いというデータが嘘か本当か出ています。元々、戦前の田舎暮らしでは、旦那が出かけたら夜這いをかけるのがノーマル行為とされていました。
つまり男女どちらも、正式な相手だけでは満足できないことが多かったわけですね。その因子を受け継いでいるからこそ、「不倫の刺激は素晴らしい」とか潜在意識に入っているのかも。社会的に高い地位や立場にあると、破滅しますけどね。
刺激を肉体にも脳にも浴びてしまったよつ葉ちゃんとお相手は、身の破滅などを考えることなくSEXに夢中になっていきます。場所だって、自分の経営しているダンススタジオで、鏡に自分たちの恥ずかしい姿を晒しながら、ハメまくる。その際にもグミを接種しているから、目が飛んじゃっています。
この飛んじゃっている雰囲気のよつ葉ちゃんの卑猥さが最高なのです。AVとは作中に現れるギャップの高さがポイントです。最初は普通に品の良く、綺麗な講師。それが作品が進んでいくうちに、飛んじゃっている目になり、夢中になってハメまくり中出ししまくる。
密着する正常位ではなくて、ち●ことま●こを刺激しあい、肌に触れるだけで興奮しまくるという変態性に溺れまくる正常位となっています。そしてよつ葉ちゃんは、強烈なピストンとともに、中出しを懇願するような変態に堕ちていく。
SEXとは、AVであることを除いても、「刺激をひたすら高める行為」になっています。だからこそ正常位も、ただ愛情が欲しいという密着プレイではなくて、性器、舌などの粘膜敏感箇所を刺激し合い、何度も絶頂に至るプレイなのです。
今作のよつ葉ちゃんは、その綺麗な顔立ちだからこそ、どんどんとエロさが拡大化していくのがわかります。美しいものが壊れる瞬間を愛でることができるメディアこそ、AVなのです。
正常位って逃げることのできない体位でもあるのです!?
正常位の意味に含まれているのは、実は男女では男性のほうが上という意味もあります。女性を屈服させる体位という感じでしょうか。男女平等と訴えてはいますが、21世紀も1/4進んだにも関わらず、世界中がまだ男性優位にできています。正常位という名称はその名残なのです。
理由としては、上に乗っかり腰の位置を固定されると逃げることができません。総合格闘技で腰を取られてしまい、タコ殴りされてしまい敗北するシーンを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
SEX中だって、正常位の姿勢になると女性は逃げることができません。ラブラブなSEXの最中にそんなことを考えてはいないでしょうけれど、レ●プの場合、どんな姿勢よりも逃げられないのが正常位の体勢を取られてしまうことなのです。
さらには屈服感や顔が見える恐怖心などが混ざり、女性は逃げることができなくなります。バックとかは女性は前方に逃げるチャンスがあります。騎乗位はほぼ女性コントロールの体勢ですから、逃げるとかの前に「納得しているのでは?」と思われても仕方がない。
意識的なのか無意識なのかは知らないけれど、正常位の本質をAVは、陵辱系作品で描いています。「完全監視リゾートバイト民宿 アルバイト先は管理人が隠しカメラを仕掛けまくった宿だった 狙われた気弱・長身女子大生 綾瀬天」も逃げることができなくなってしまった女性が狙い撃ちにされてしまいます。
3人組の中で、狙われたのは、一番おとなしい天ちゃんでした。なぜ管理人がわかるのかというと、バイトしている民宿は隠しカメラだらけの変態の罠が仕掛けられた家だったのです……というようなAVじゃなくても恐怖してしまう素材を利用して、狙われてしまった天ちゃんの姿をご堪能です。
作中で、宿のビールをこっそり飲んでしまった3人組は、酒盛りで盛り上がるのですが、なぜか天ちゃんだけが怒られてしまい、そのまま陵辱されてしまいます。ガタイのいい管理人がのし掛かる正常位で、天ちゃんに襲い掛かります。これこそまさに逃れられない正常位です。
そのまま屈服のSEXを味合わされてしまい、管理人にSEXをご奉仕するようになってしまいます。泊まりに使っている部屋に入り込み、天ちゃんに強制フェラをさせて、そのままSEXへと展開します。
今作の天ちゃんは、とにかく泣きの表情がエロい。言われるがまま抵抗することもないのですが、唯一見せる抵抗がその泣き顔なわけです。納得して快楽的フェラをしているわけでもないし、クンニされようが指責めされようが、愛液が滴ったとしても、泣いています。
AVとは趣味性が強いと書いたことがあります。制作する監督やプロデューサーなどの意思が大きく作品に表れています。女優は要求されている女となって、作品の中で悶えるわけです。
今作では、抵抗することができない女性への快楽仕打ちです。天ちゃんも友達ふたりを同じような犠牲にならないために、管理人にされるがままとなってしまいます。AVらしい演出として、寝ている友達の横でSEXするシーンがあります。AVでは大人気プレイです。
最初は誰もいない場所でのSEXだったり、誰もいない部屋での仕事着を脱がないでの着衣プレイをしたりしています。それだけ辱めを受けていると、なぜか洗脳されてしまうことがあることを暗示したシーンですね。
そして、前述のように友達が寝ている横でハメ倒して、天ちゃんへのSEXがエスカレートしていきます。誰だって刺激を得たら、それ以上のモノが欲しくなるってこと。そこでも泣き顔で喘ぎ、声を出さないように我慢してのプレイが続くのです。
陵辱シーンは、「これをやってみたいな」的な願望よりも、女性が堕ちていくのを愛でて興奮するという心理が働きます。趣味性と書きましたけれど、天ちゃんの場合、極端な顔を見せるほうが人気は高いでしょう。
今作のように、思いっきり男たちに言いなりになってしまい、されるがまま肉棒の餌食になって悶えるか、嬉しそうな笑顔を浮かべながら肉棒を舐め回したり、クンニや愛撫で悶えたり、自分でアソコを触りながらプレイをして快楽に溺れたりするのかどちらかです。
この場合、ファンが別々になりそうな雰囲気を感じますけれど、天ちゃんのファン意識として考えると違ってきます。AVとは同じパターンのストーリーだけを観るタイプの人と、女優の顔やおっぱいが好みで観るタイプにわかれています。
天ちゃんの場合、笑顔が可愛くてアイドル性が高いですから、ファンがつくパターンのセクシー女優です。あの笑顔をみたらKOされてしまうでしょう。そんな女の子が、オナニーで嬉しそうに悶えたりする。それに興奮するわけです。
そして今作のような、本人のおとなしそうなルックスからくる個性を利用するパターンもあるわけです。男の言いなりになって、SEXを受け入れてしまい、何度もイカせられて快楽地獄に堕ちるという展開。
彼女をNTRされている興奮を味わうことができると考えると、納得いただけますでしょうか。セクシー女優は、意外とNTRな成分でできていますから。
正常位とはちょっとズレたように感じる原稿なのですが、本質的な意味でも、屈服させるプレイこそ、AVでの隠れテーマなのです。だからこそフェミニストたちがAVを嫌悪するわけです。
しかしながら女性側も、屈服される快楽を潜在意識として覚えている。体が反応してしまうことがあるし、ご奉仕する行為を覚えてしまうと、自分の意志で男性に屈服する興奮を得ているわけです。女性がリードしているように思えるけれど、実は「こんなはしたなく卑猥な行為をしてしまっている自分」に酔っている。
正常位とはそういう男女間の意識を明確に見せてくれる体位です。視覚的にも意識的にもメインとなるわけです。そしてまた女性が卑猥かつ綺麗に見えるのが正常位という意見もあります。
男性はAVが発達したことでわかるように、「エロい女性」を観ながらSEXする(※オナニーをする)のが大好きです。女性に望まれるようにする密着した正常位もしたいし、AVでやっているような、足をハンドルのように扱ってする正常位をやってみたいとなる。
AVはそういう意味でも、男女に正しいSEXをレクチャーしている教材にもなりうるわけです。あくまでもなりうるのであって、本当に教材ではないですが、有効利用する価値はきちんとあるし、悪用することもあり得るのが、エロ系メディアなのです。
管理人の肉棒に犯された天ちゃんは、自分の中にある快楽欲望に目覚めてしまったのかもしれない。そんな妄想を抱かせてくれる作品において、正常位は彼女を屈服されるのに使用する体位で登場します。
正常位こそAVでもっとも進化した体位。あらゆる角度を試した結果、膣内への刺激を体勢で変化させることができるのです。そうやって天ちゃんが堕ちていく姿にたっぷりと興奮してください。
記事=麻雅庵(https://twitter.com/an_asaga_otft)
PR