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【ハメ撮り】といえば「全裸監督」、40年以上も受け継がれる伝統技法!!
「ナイスですね」「お待たせし過ぎたかもしれません」
このセリフに聞き覚えのある読者も多いのではないでしょうか。2019年に山田孝之さん主演で配信されたネットドラマ「全裸監督」。このドラマの主人公であり、キャラクターのモデルでもある村西とおる監督が発した言葉です。
AV愛好家や「全裸監督」を視聴した方であれば、村西とおる監督とは言わずと知れたレジェンドAV監督です。1980年代のAV創世記から様々な作品を世へ送り出し、現在のAV文化の礎を築き上げました。そんな村西とおる監督が確立させたAV撮影技法の一つにハメ撮りがあると言われています。
ハメ撮りとは、性行為において交接中に行為者が自らとパートナーを撮影する行為のこと。つまり、「ハメた状態で撮る」こと。
AV作品の中でも、特に女の子を「素」に近い状態で撮影できるためユーザー人気も高く、新作が現在も次々に発売されています。またハメ撮りはカメラ撮影を出演者自身が行うケースが多く、人件費や機材費などのコストを大幅にカットできるメリットもあるため制作の観点からも人気の高い手法(ジャンル)の一つだと考えられています。
お待たせしました、今回はそんなハメ撮りのコツや注意点などを解説していきます!
【ハメ撮り】は少数精鋭かつ、チームワークが肝!!
ハメ撮り作品(シーン)の撮影現場は基本的に、監督と出演者のみで取り仕切られます。他作品のようにカメラマンや音声、照明技術スタッフが介入することはほとんどありません。また撮影が始まってしまうと監督(ディレクターやAD)がスタジオに入らないケースも多いため、撮影途中にカットをかけて中断することもできません。
ハメ撮り作品のロケでは、事前に綿密な打ち合わせが必要です。作品のテーマや体位の種類や流れ、作品尺などを制作側と出演者で擦り合わせ正しく情報共有しなくてはならないのです。万が一、制作の意図していない「撮れ高」であったとしても、出来上がった素材を確認するまでわからないのです。
出演者(特に男優)は気心の知れた信用のできる人物や実績の積んだ人物をキャスティングすることが多くなります。これはブレーキとなるスタッフがいない環境でも暴走や暴発といった問題行動を起こすことを避けるためです。
また女優さんがデビュー間もなかったり、現場で初めてお会いする場合は「NG行為」や「苦手な体位」を細かくヒアリングして撮影中のトラブルであったりリスクを極力減らすことも必要となります。逆にヒアリングを行う中で「得意なプレイ」や「好きなシチュエーションや体位」、「普段のエッチ」も深堀して聞き込み、当初予定していた構成の中に盛り込んだりすることで、出演者の「素」に近いSEXを楽しんでいる表情を引き出すこともできるのです。
とにもかくにもハメ撮り作品を制作する際は、コミュニケーションを図って現場全体で意識や情報を正しく共有し、信頼関係を築くことが大切です。
【ハメ撮り】はエロく撮ってはいけません!!
筆者がADだった頃、とある泊りがけのロケに参加したときのこと。宿の部屋割りの関係で同部屋になった、とあるAV男優さんから一晩ハメ撮りについてご教授いただいたことがありました。
その男優さんは男前で優しく、頭が良い上にカメラワークも安定しており、制作陣や女優さんからも人気者で、当時のハメ撮り作品ではメーカー各社で引っ張りだこの状態。そんな男優さんを宿舎で独り占めにできたことをいいことに、童貞ADとイジられていた筆者はSEXの糸口を探るべく夜通しアレコレ聞き込みました。
その中で今でも強い印象を受けた言葉が「ハメ撮りはエロく撮り過ぎないこと」。男優さんいわく、「乳房や性器のアップはエロく映りがちだけど野暮ったく、自然なSEXにならない」「女の子のテンションが上がらない」とのことでした。逆に女優さんの表情が可愛く映るアングルを見つけたときはカメラを持つ腕が吊りそうになっても伸ばすなど、絶対に努力は惜しまないそうです。
つまり、女の子が盛れるアングルで撮り続けることが自然かつ没入したSEXを収めることができ、結果的にエロい素材が完成するとのでした。もちろん、ご教授いただいたからといって筆者自身にハメ撮りをする機会が訪れることはありません。しかし、ハメ撮り作品の演出を手掛ける際は必ず最後に「可愛く盛れるアングル第一でお願いします!」と出演者の方々へ伝える習慣が定着しました。
SODオススメの【ハメ撮り】作品、3選!!
ハメ撮りしたくてもできない、そんな読者と筆者のためにオススメ作品を3つご紹介します!! 男優や監督のこだわりを画面から感じ取ってみてくださいね!!
1、4人の最強ハメ撮り師が紗倉まなをハメ撮る!プライベート的なSEXを全て曝けだす生々しい本気エロ4本番
実績もテクニックも兼ね備えた4名の有名ハメ撮り師の豪華詰め合わせです!!誰がどこにこだわるのか、業界人でさえ気になってしまう一本。
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2、ガチぶっつけ本番!レズ友撮ドキュメントSP!!誰が来るのか知らない状況で1対1でAV撮影してもらいました!!! あべみかこ
かわいい女の子同士のハメ撮り作品です。アングルやプレイのテンポは女性同士ならでは。百合やレズ作品好きにオススメな作品です!
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3、熟睡女子 6名4時間 夜這いハメ撮り Vol.02
夜這いとハメ撮りのアンモラルな雰囲気が見事にマッチした作品です。睡眠中の油断しきった女の子を犯すプライベート感、背徳感がたまりません!
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【ハメ撮り】はより身近に、だけど注意も必要
ハメ撮りの元祖である村西とおる監督といえば、テレビ撮影用の巨大なベータカムを肩で担ぐ姿をイメージする読者も多いのではないでしょうか。SEXを行いながら、ゴツクて重いカメラを操作すること並大抵の技術ではできません。また当時、動画撮影ができるカメラ一台購入することさえ経済的にハードルが高く、ハメ撮りは一般的な行為ではありませんでした。
しかしながら、カンパニー松尾監督などハメ撮り作品を得意とする監督が次々と輩出される中で、カメラ技術も進歩を遂げて小型化に成功しました。また、カメラ付き携帯電話やスマートフォンの普及により誰でも動画を撮影し編集さえできるようになります。これらの動きによりハメ撮りは一気に市民権を得たのです。
ですがハメ撮りが一般化するに伴い、「流出」や「リベンジポルノ」といったトラブルが発生しやすくもなりました。カップル間でのプライベートハメ撮りはプレイの一環として興奮をそそられますが、リスクが発生することも理解しておきましょう。
ちなみに余談ですが、小型化されたカメラ「ハンディカム」が発売された当初、テレビ業界は「小さいカメラは画質が悪い」としばらく使用を避けていました。対してAV業界は「画質が悪いのも味である」と早々に導入したのです。そのため一説には、当時のテレビ業界はAV業界よりも5年もカメラの小型化に遅れたという見解があるようです。
技術の進歩により誰もが、簡単にできるようになったハメ撮り。ですがそこには、それぞれ先人たちのドラマチックな歴史やこだわり、テクニックが隠れているのです。