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プロローグ〜セクシー女優は癒しの存在・それはあらゆる仕事を含めてのこと!?
すっかりアイドルイベントのひとつとして、定着している「セクシー女優ライブイベント」。30年前、当時のアイドルグループの廉価版どころか劣化版なんて陰口を叩かれましたけど、人気は高く、全国ツアーなんかやったグループもいました。もちろん黒字になるユニットから主導するメーカーバックアップありきユニットなど、いろいろありました。
当時は、アイドルユニットとして人気だった「おニャン子クラブ」のレベルが……だったのもありますよね。見本がキャンディーズとかピンク・レディー、山口百恵や松田聖子ではなくて、アイドルのパロディのような存在だったおニャン子は、まぁお遊び的なレベルが許されたユニットでもあります。
そして現在はどうかというと、見本が「ハロプロ」だったりするから目標値が高いのです。これはセクシーアイドルユニットに限らず、AKBGも坂道グループも同じように目標としています。だって目標とするにふさわしいレベルですから。
しかしながら、ハロプロがレベルがとんでもなく高いことを知らないわけです、世間は。K-POPのお手本でもあるのに、テレビに出ないからという理由だけで、勝手にオワコン扱いしている。2022年現在のJ-POP業界がCD何十万枚打っても知らないというのと同じ。自分の不勉強を見もしない聴きもしないで決めつけるという大きなクセがあるのです。それが普通というものですけどね。
なので、地下アイドルたちの活動もかなりハイレベルであることも知らない。たまに地下発ムーブメントであるBiSHなんかが出てくると、「ブスの集団で歌が下手」と価値観と本質を観ないで決めつけるわけです。
そんなわけで、大衆レベルにセクシー女優の歌手ワークのレベルが高くなっていることなんて、見向きもしない人たちがほとんどなわけです。
「セクシー女優のファンども、世間の風に負けずに啓蒙せよ!」
まぁ最近、SNS上で紛糾しているAV新法話を持ってくるまでもなく、世間はAV業界に偏見を持っているのは確かでしょう。この件に関しては、真っ向から正論をぶつけ合って抵抗するのではなくて、作品としてのAVの価値、エロの価値をちゃんと説いている人がいないのは気になるところです。
とにかく、セクシー女優とは、どれだけ歌が上手になっていっても、世間の偏見から逃れられない存在なのが2022年現在の事実です。しかし!「とんでもなく歌唱力からパフォーマンス力が上がっている」のも事実です。そして何よりも、「普通の歌手よりも、歌詞の持つ説得力が段違いレベルでアップする」というのもあるのです。
ポジティブな歌詞とラブソングだらけだったひと頃のJ-POPに比べると、だいぶネガティブ歌詞の人気がありますね。複雑怪奇な現代社会、問題もいろいろ噴出していますから、いろいろな側面を歌っていることが多いです。そして歌っている楽曲の歌詞によっては、セクシー女優が歌った方が、より説得力がある楽曲がいっぱいあります。例えば……「君の名は希望」や「ジコチューで行こう」(乃木坂46)に「流れ弾」(櫻坂46)なんかは、セクシー女優が歌うと歌詞の意味がより一層深くなります。それをアイドルが歌うことで意味深にしているというのが戦略なわけです。
むしろ目一杯にラブソングを歌いたいというセクシー女優もいるでしょう。それもかなり意味が深くなっていいかもしれない。そのくらい、2010年代以降に作られたアイドル楽曲は、ひねりも意味も深いです。
そういう最近の歌でなくても、アイドルたちが歌っていた歌、ロック系、ポップスや演歌だって、意味を考えて歌詞を読んでいくとセクシーアイドルがカバーをやる意味がより深みを増してきます。歌い手側であるセクシー女優が、単純に「みんなが楽しめる楽曲を歌おう」としてくれているとして、聴く側であるファンたちは、単純に、「歌手をやっていて可愛い。上手です」と形而下を褒めるのではなくて、深読みして、より彼女たちの活動の意味とか意義とか、理由を考えてあげる。
もちろん勘違いもあるでしょうけれど、何よりも必要なのは、「自分の好きなセクシー女優が、AV以外に出ていること」を考えてあげることです。ファンサービスというには本業じゃないことに、相当な時間を割かなければならないわけで、それなり以上の努力と準備をしないとどっちらけになってしまうこと必至なイベントですから。
そうならないような練習を重ねたセクシー女優たち。好きな歌手やアイドルたちをカバーしたり、一部にオリジナル楽曲を作りやっている人たちもいます。そしてその姿は、AV内での妖艶な姿とはまた違う意味の色気に満ちています。歌うという作業がその匂いを醸し出すのでしょうか。
観ているだけでも癒しだったセクシー女優という存在は、実態を伴った存在に変わり、AV以外の面でもセクシー女優として活動している時代です。さらにいうと、そのくらいに仕事の幅を拡げる覚悟がないと、2023年になってからのセクシー女優は続けられないかもしれないのです。
自分たちの価値をより輝かせるために、いろいろな分野で頑張っているセクシー女優たち。そんな活動の中から、この原稿では、FALENO専属女優である本郷愛ちゃんが8月18日に行ったライブ「月で逢いましょう」をお届けします。
今日も頑張ろうね! pic.twitter.com/ttrtyu8Kr2
— 本郷 愛 (@ai_hongo_) August 25, 2022
何度か紹介してきたように、この「月で逢いましょう」は、ギタリスト福田正人さんとキーボード&コーラス平方元さんが、アレンジ構成からバックを務めるライブです。それ会場であるライブハウス「三軒茶屋グレープフルーツムーン」スタッフが配信映像を担当して行うライブ。どちらかといえば「配信メイン」なので客数は限定です。
超絶テクニックを持ち、現在の音楽シーンで活躍しているプロが演奏しているから楽だろうなと思ったらさにあらず。もちろん気持ちいいのですが、それなりのレベルに達していないと、カラオケと違い、ガイドがずっと存在しているわけではないので難しいのです。そして気持ちいい理由とは、「リズムが自分のリズムで展開するから」。日頃は制作スタッフの言われるような女子を演じている彼女たち。自分がリズムのキーポジションにいるという真逆の作業は、楽しくもあり緊張もあり、また苦しくもあるでしょう。
だからこそ、出演したセクシー女優たちは、終わった瞬間にはとても美しい笑顔を見せてくれるのです。
2022年8月18日「月で逢いましょう」ライブ〜パフォーマンスシンガー・本郷愛
今回で2度目となる愛ちゃんの「月で逢いましょう」ステージ。その歌い方というかボイスは、英語堪能な彼女らしい歌として表現されていました。外国人シンガーが日本語の歌を歌った時のような発音というのがイメージ的に近いかと思います。楽曲歌詞に英語が出てくると、ときにはオリジナルよりも英語になっている感じ。でも発音に関しては分けていたような気もします。そのくらい自分本位にならず、オリジナル楽曲を丁寧に自分の中で昇華していったのでしょう。
1.フレンズ/レベッカ
2.花火/aiko
3.Everything/MISIA
4.Good-bye days/Yui
5.PEACH!/大塚愛
6.Mela!/緑黄色社会
7.First Love/宇多田ヒカル
EN1.ハナミズキ/一青窈
EN2.にじいろ/絢香
EN3.夏の恋人/SHISHAMO
80年代を代表するガールズロックナンバー「フレンズ」からスタートしたライブ。そこから90年代〜00年代を代表する女性シンガー楽曲を中心にしています。誰もが聴いたことあるでしょう。
この「月で逢いましょう」の選曲は、出演するアーティスト発案のナンバーなわけですが、本人が子どもの頃に聴いていた楽曲や、親が聴いていた楽曲で好きだったなんてことが選曲した理由のようです。さらには「ファンのみなさんが聴きたいだろうな」なんて楽曲もあるようです。そういった意味では、とてもフラットかつ聴き馴染みあるナンバーを選んできた愛ちゃん。彼女の相対的な思考を感じさせてくれます。
「フレンズ」にしろ、「Everrything」にしろ、オリジナルはサビを歌い上げる楽曲ですが、その歌詞が英語。この発音は、オリジナルの影響というよりも英語歌詞の尊重しているようなイメージ。
逆に、「PEACH!」なんかはオリジナルそのままの可愛いトーンを採用していました。ということはちゃんと楽曲によっての歌いわけをしていたということになります。なのでナンバーを読み解くと、「本郷愛のパーソナルな部分が出たライブ」といえるかもしれません。
「Mela!」なんかはリズムが意外とクセが強い難曲なのです。聴けば聴くほど、どうやって作っていったのか、どこから最初に作曲したのかがわからない感じ。歌詞はたぶん「Mela!」というワード先行で、とても強さを感じる冒頭部分ができて、あとはバラバラなメロディーを歌詞でつなげたのではないでしょうか。だから歌う人=作る人じゃないと難しいのですが、愛ちゃん、楽曲の持つ可愛さを強調して表現していました。とても上手ということ。
愛ちゃんは、とても音程がしっかりしているのと同時に、リズムが心地よく動いており、妙なブレス(息継ぎ)とか、無意識のシンコペーションはありません。曲を聴くことこそ歌が上手に歌える近道というのを知っているのでしょうか。
オリジナルと匹敵するほどに歌い上げたのが、アンコール前となるステージラストナンバー「First Love」でした。
オリジナルに関しては、かなり懐かしいナンバーとなっています。そして記憶にあるのは、ヒッキーの歌の上手さ。低音から徐々に上がっていき、サビではファルセットにまでなるメロディー自身で作ったのでなければ、なかなかに歌いこなせない楽曲です。
こいつを見事、歌い上げた愛ちゃん。表現力としての魅力とあわせ、歌手としての絶妙なボイス&テクニック。客席には思わず泣いた人もいたそうな。そのぐらいに説得力があったということでしょう。そして名パフォーマンスの影には、名バックアップ有り。コーラスの平方さんが染み渡ること。この楽曲は、アレンジとして本人の声を重ねています。ライブだとバックコーラスが入っていましたね。同じように、ひとりで表現するには難しいわけですが、そこを完璧なサポートに入り、鈴のように澄んで震えるボイスの愛ちゃんをサポートし感動を呼んだわけです。
そしてこれ、愛ちゃんのちゃんとした音程キープし、楽曲の譜割りを忠実にしないとコーラスはできません。毎度違ってしまうとお手上げっていうこと。もしくは本人の歌にあわせたレベルでコーラスをつけるしかないわけです。愛ちゃんとのパフォーマンスでは、外さないから力いっぱいかつカッコいいコーラスがつけられるという感じ。
この文章を読んでいて、まさかセクシー女優がそんなレベルで歌えるわけがないとか、ちょっとでも思ったあなた!まずは偏見というワードを捨ててください。歌が上手いというのは先天的なものもありますが、ほとんどはちゃんと楽曲を聴いていたかどうかです。例えば、音大出身としてもピアノ科だった場合、ちゃんと歌を聴いていなければ、譜面通りには歌えても、ハートに響くような揺れが表現できないそうです。
歌が上手というのは、まずはいっぱい楽曲を聴いてカラオケのような伴奏なしでも歌えるようになるのが前提です。上手になるとカラオケでは満足できなくなるという人がいますが、まさにこれ。自分はここでエネルギーを入れたいのに機械のデータにはそんな演算は入力されてないので無理。だから飽きてしまうわけです。
本人がどれだけ歌が好きで歌を聴いているのか。それこそが他の人たちが聴いて感動できるかどうかのパフォーマンスを呼び込むのです。
楽しい楽曲から感動のバラードまで。あらゆる角度から観客たちのハートを揺さぶり続けた愛ちゃん。MCになると緊張がもろに出てしまい、ほとんどおしゃべり無し(笑)。しゃべった時も、緊張丸わかりな雰囲気になってしまうのがギャップ萌えだった人も多かったかもしれませんね。そういうステージでの揺れもまた重要ということです。
ステージラストナンバーは、「夏の恋人」。途中、楽器レスのアカペラ部分も登場し、その幾重にも折り重なっているようなボイスの魅力がたっぷりと味わえました。もっと感動する瞬間を続けたい、もっと聴いていたいと思うような本郷愛ちゃんの素晴らしい演出力と、歌力(うたちから)を発揮したライブとなりました。
ここまで読んで、「ぜひ本郷愛ちゃんの歌が聴きたい!」という人には朗報があります。9月13日14日原宿RUIDOにて開催される「ミルジェネ10周年記念LIVE「Sweet Memories」の第二夜となる14日に、本郷愛ちゃんが出演します。こちらのライブはのべ25人(予定)のセクシー女優たちが登場。ミルジェネを黎明期から支えた元セクシー女優から、セクシー女優最前線にて活躍している女子まで登場します。
愛ちゃんに直接会いたい!またはオンラインでも良いから聴きたいという人は、下記ライブポケットの14日販売アドレスへクリックしてください。
エピローグ〜セクシー女優はスーパーウーマンを目指す!
セクシー女優がとんでもない状況に晒されてしまいました。今後、期待の星として入ってくる女優はいるでしょうけれど、活動期間が短くなってしまうかもしれません。また単体ばかりのAVになっていく可能性が否定できない。前のように、撮影だけを先に組んで、後からキャスティングをはめていくパターンが無理になったので、企画系の女優さんへのオファーが出しづらくなってしまうからです。
活動期間が短くなってしまうのは、AVじゃない仕事も含めて頑張ろうとしている女子にとってはマイナス要素でしょう。人となりを知ってから、「歌もやってみたい」と伝わるまでの間に、「セクシー女優を引退します」となってしまうからです。
そんな短い時間のうちに、個性を発揮し、AVを理解していかなければならない。指示に対して適切に動ける女優さんは重宝されるでしょう。現代の役者界に似ていく可能性がありますね。個性ありつつも役柄によって動きが違う人こそ、今の時代のドラマや映画に向いているのです。これは洋画も邦画も同じ理屈。
セクシー女優もまた、「女優」という要素がさらに強くなっていくことでしょう。ドキュメントもドラマもこなせて、どこまでが真実でどこまでが虚構かわからないタイプこそ、2023年のセクシー女優としてトップに君臨する人となるのではないでしょうか。
そういう中で、歌手活動など「違う力を鍛えなければならない仕事」は重要になっていく。それこそ「カラオケがお上手」というのはオンラインでもオフ会でもいいから、クローズドのファンとの関係でやってくださいとなってしまうでしょう。だって歌手とは思えない人に、今後、高額になっていくであろうライブのチケットは払いたくないでしょうから。
トークショーも、アドリブでこなして面白そうに語っているけれど、よく聴くと全く内容がなく薄っぺらくて面白くないというのでは通じないでしょうね。あと下ネタだけでなんとか乗り切るのも難しいはず。
現在のセクシー女優のトークショーでの下ネタは、明け透けのようで実はAVを前提に話しているため、ファンタジーであるとAVを説明する限り、難しくなるわけです。プライベートに関して、コロナ禍にあるため、不用意な関係を作る、要するに現役ヤリマンだと難しくなるわけです。そんなタイプ、いつ誰から感染してしまうかわからずリスキーなので、これからのセクシー女優には、「必要ありません」。
もちろん、なる前はかなりヤバかったとかはOKでしょうね。AVでしかないタイプもいるにはいるわけですが、どこまでプライベート話と被せられるかが勝負かなと。素直にペラペラしゃべるタイプは必要なくなってしまったという感じですね。
本郷愛ちゃんは、一見すると普通のお嬢様チックな女子です。が、バイリンガルであり発音もガチ。「First Love」の歌詞に登場する「タバコのflavor」ですが、「L」の発音である以外にも、「VOR」としての発音をしていました。超感激でしたね。まるで洋楽の世界。オリジナルのヒッキーも洋楽っぽいのですが、カバーしている人たちがかなり苦戦するのが発音ですからね。愛ちゃんは、子音も母音も、RもLもパーフェクト。すでにスーパースキルを持っているわけです。
そして声が鈴鳴りっぽいキュートなボイスなので、可愛い時には可愛く、色気があるところでは色っぽくなっているわけです。これって、本業の方にも通じるところでしょうね。ちなみに彼女の作品は、可愛いとセクシーに緩急が付いていて、どんどんのめり込んでしまう感じ。ライブでの彼女と意外と似ていますね。
昔、セクシー女優さんで、「歌とAVは違う仕事」といった女優さんがいました。その場では反論はしませんでしたけど、本質は同じだと思っています。自分の思う正論を言って、相手のモチベーションを落とすのは、仕事としてはNGですから直接は言いませんけどね(笑)。
愛ちゃんに戻りますと、AVの彼女が好きになった人は、ぜひというか必須条件としてライブは観るなり聴くなりしてください。感情を持っていかれますから。ますますAVにものめり込めるはず。どちらものめり込んだ方が圧倒的に楽しめますから。
そしてあのキュートな笑顔と、セクシーな歌う姿と、どれが合体したボイスをたっぷりと楽しんでください。そして愛ちゃんの世界の住人になってくださいな。
記事=麻雅庵
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