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プロローグ〜お尻の魅力を女子からアピールする時代です!?
みなさんは、「豊尻」というワードをご存知でしょうか。ちなみに読み方は、「ほうこう」と読みます。
どういうことかと言いますと、豊胸のお尻バージョンです。特に中南米などの情熱的な民族で、周囲にビーチなどがあるようなところで、おっぱいバーン!お尻バーン!というスタイルになる女子が流行しているということです。
昔は、お尻が大きいことをマイナスに思っていた女子は世界的にも多かったはずですが、徐々に変わってきているわけですね。女子側がマイナスと捉えていなければ、それはセックスアピールそのものとなるわけです。
Tバックからはみ出しまくるお尻は、殿方からすれば涎ものとなるわけです……が、それはやはり欧米諸国の発想かもしれません。日本の女子にもその傾向がある人たちは増えています。同じような整形に、「口唇増大術(唇を太くする整形)」なんかもありますよね。日本男子には響かないようですが。
最近は、LGBTの問題もあるし、ハリウッドあたりからスタートしたセクハラやポリコレの問題は、予想通りに、今、日本の芸能界を席巻しております。欧米以上に、縦社会が基本の日本だと、無意識のうちに、男性は女子に対してセクハラ発言をしていることだらけ。まぁ自業自得なわけです。
そんな感じなので、ルックスについては褒めたり貶したりすることを慎重にしているわけで、そのような中途半端に海外の影響を受けている日本では、恐ろしくて、「お尻がバーンと張っていて最高だね」なんて言いません。特にそれまで、お尻に関しては、巨乳のような浸透がなされていなかったし。巨乳の人だとしても、腰回りから下は細めなのが日本人の好みなようです。それこそエロマンガやアニメの世界のキャラのようなスタイル。峰不二子のようなルックスとスタイルことでしょう。
そこを知っているからなのか、「峰不二子に憧れます」なんて女子は、昔から多かったですよね。男ウケすることを知っていたからでしょう。アニメ「キューティーハニー」の歌詞なんかがわかりやすいと思います。「お尻の小さな女の子」と、「プクッとボインの女の子」と出てきます。このアニメは1970年代が初登場ですが、その頃にもう確定していいたわけですな。
女子のアピールがあればあるほどに、全員とは言いませんが、日本人は熱が冷める傾向にあります。「ヤリマン」アピールの女子が必ずモテるということがないのと同じ。いわゆる不良カルチャーの中に存在していると、そういうこともあるかと思われますが、普通のそういう「ヤリマン」の恩恵にあずかれない男子は、アピールがあろうとも悶々とするわけです。
だからこそ、「私、SEXが大好きなんです!」が前面に出ているような淫乱タイプよりも、「実は好きなんです……こっそりオナニーします」というような隠れスケベタイプがセクシー女優には多いわけです。自分からアピールして乗っかるAVは、好きな人もいます。そして痴女はずっと人気が高いですが、やはり保守本流となると、純情そうなんだけど、心の奥底はスケベというタイプ。黒髪に固執するのもそういう部分から逃れられていない男子が多いということです。
アイドルすら髪の毛の色を金髪メッシュにカラーリングする時代に、未だに、「黒髪ストレートで、ピアスは無し」を最高と思う男子たちにとって、豊尻なんて、違う国どころか、パラレルワールドのような感じなのでしょうか。
自己アピールをする女子に対して、男子たちの保守的な思いはお尻に対してどのような感じなのでしょうか。巨乳は好きだけどお尻はちょっとというと、マニア扱いされますよね。ちなみに私事で申し訳ありませんが、麻雅庵は、中学生くらいから、おっぱいよりもお尻という感じでした。この話をすると、まぁほぼ「マニアック」と言われてしまう。それが日本の男子社会なんです。
しかしながら、お尻を取り扱うことは、決して無くなることはありません。マニアといえども、意外と根強い人気がある。それこそブルマなんて、学校社会から無くなって久しいモノが、未だにエロ社会からは消えておりません。むしろ根強いし、なんなら進化しちゃって、Tバック的風で、ぴったりしたデザインと生地素材でできていて、お尻で擦るプレイの人気が高いそうな。ああ、これはデリヘル系のコスオプションでの話です(笑)。
尻マニアが観ると想定されているAVは、射精する場所もお尻だったり、それはそれはマニアな感じ。中出しが普通になっているAVユーザーすら、お尻モノタイトルだと、尻発射を望むわけです。
もしかすると、日本においてお尻というのは、現在の潮流のような、世界中の女子が思うセクシーさとは違う進化を遂げているのでは?
ガラパゴス化したモノは大変多い日本社会。そしてセクハラなどで閉塞感も漂う現在の日本において、男だけがわかるカタルシスをお尻が見せているのでは!?
バックは一般映画ではよく観るけれどAVだとおまけになる!?
AVの影響からなのか、前述のように、コンプレックスをバネにして、プラスに転じた女子が増えたからなのか、バックはノーマル体位の中に入っています。というか、これAVよりも前に、ソープランドではノーマルだったかもしれないのです。
「仁義なき戦い」で名を馳せた名優・菅原文太が主演を務める傑作映画「トラック野郎シリーズ」において、文太演じる一番星桃次郎が故郷と行きつけにしているのが、川崎のトルコ風呂(当時の名称なのでご勘弁ください)「ふるさと」です。ここで桃次郎が好んでするのが二輪車プレイ(いわゆる3P)なのですが、これ当時の事情もあって、R18とかR15指定ではなく、普通の映画として上映されていました。その中でのSEXシーンですから、必然的に見えるのはおっぱいくらい。そしてわかりやすく楽しそうなプレイということで、バックをやたらとしていたのです。
映像的にキスシーンはストレートすぎるので、バックしかも女が後ろからくっついてくるから、ほぼ見えない。けれど喘いでいるし、桃次郎は腰を動かしている。モザイクをつけてしまったら最後(当時は墨消しとかですが)、普通映画として上映できなくなりますので、ギリギリのところでのプレイ描写だったわけです。
あれを観て育った子どもたちは、「将来やってみたいなぁ。せめてソープでバックだけでも」とか思ったはず。え?子どもが観れたのか?だって普通映画だし、同時上映も「サーキットの狼」とか、「女必殺拳」とか、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」ですからね。そっちを観にいけば、必然的に観れました(笑)。エロに関しては寛容な時代だなぁ。ハードではないけれど。
そういうわけで、最初に観たSEXが「バック」というパターンを持った子ども、意外といたんじゃないかなと思います。他の映画でも洋画なんかは、洋服を着たままのバックとかあったような気がします。そんなわけで、「男の子の頃に憧れるSEX」とはバックの人気があった。そういうような理由も付随して、バックはAVにもタイトルになるような感じで存在していたのです。
ところがこのバックですが、思ったほどエロく見えません。ラブホが鏡なのは、裸体を観たい男子の欲望の結果ですが、バックの時に顔が観たいからというのが大きな理由でしょう。そして挿入している出し入れが一番わかりやすいのがバックですね。これがAVにおいて難問になった理由でもあります。
モザイクをつけるのが前提ですから、ま●こ以外にもアナルにもつけないといけない。そうすると動きがわかりづらい。さらには男優本人がいるから、真正面の映像が撮れないときています。イメージとしてエロいプレイなのは、誰もが思うわけですが、AVになると意外と見える角度が少ない。
真下にカメラを設置して出し入れを映すことはできますが、いまいち顔が見えないので臨場感に欠けます。喘いでいても物に見えてしまう。ちん●んが必ず20cm以上の巨根ばかりだったら、ストロークが観れると思いますが、そんな男子ばかりじゃないのが日本人ペニス!そうすると映画とかVシネでの影のハイライトになっている、「情婦をバックで責めたてる男」のようなシーンほどの興奮が得られないのです。AVなのに、普通映画のエロシーンに負ける!?
なのでお尻を叩くスパンキングシーンがAVには増えていくのです。わかりやすいですからね。そして音とか声とかが、女優の顔と一緒になると、ハメているかどうかわかりにくいバックは、途端にエロ責めの極致に変わるのです。突かれていてもどうにも表現はできないですからね。「奥まで突いて!」なんてセリフからのバックが多いのは、挿入するシーンをはっきりさせるためです。さらには腰の動きと同調して声を出すとか、とにかく「突いている」ことをはっきりさせる。これが重要なのです。
AVにおけるSEXはやはり見せるものとして、あらゆる研究がなされています。その中で、意外と蔑ろに近いのがバックではないでしょうか。陵辱系AVなどでは表現する際に、とてもわかりやすくなるので、よく出てきますね。
あとは、3Pにおいての後ろから前からち●こプレイの時とか。これはバックよりもフェラにポイントも画面のメインもあるので、バックはおまけに等しいです。正常位でこれをやると、顔が見えなくなることが多く、無理な体勢になってしまうので、バックとなる。
バックって繋ぎプレイになってしまっているんでしょうか?
バックが好きな男子と女子は、いい感じの関係性を築けるかも!?
好きな体位を教えてと女子に聞いた際に、一番多いのは正常位。それ以外の騎乗位やバックを選ぶ女子の場合、SEXに対するその人の嗜好性が見えてきます。正常位は安心感とか、その体位の持つノーマル性で、「自分は変態ではありません」という主張が感じられます。
騎乗位だったら積極性ですね。自分が主導するSEXをやりたいという意志の現れです。逆に苦手な体位に騎乗位を選ぶ人は、男子にリードしてもらいたいということを明確に示しています。挿入している最中の気持ちよさというので選ぶというパターンですが、男子が望むほど、こういう回答をする女子は少ないです。精神性が重要なのもまた、男女のSEXの違いを示しているわけですね。
そしてバックですが、もちろんこれは男子にリードしてもらいたいという願望が、より強いタイプが選びます。さらには陵辱プレイへの願望が止められないタイプもいますね。SEXとはラブラブな感じでのイチャイチャがいいという女子は、ほとんどなのですが、稀に犯されている感じがいいと素直に答える子がいます。これ、実は多いのですが隠している事実なんでしょうね。セクシー女優ですら、その部分の本音はほとんど語りませんよ。
バックにはその格好から女子には限りない羞恥心が付き纏います。まず第一に四つん這いになって、アソコもアナルも丸出しにして、委ねるという行為自体がもうたまらないそうな。よく犬が服従のポーズとして、寝転がってお腹を見せることがありますが、ほぼ動物はそういう格好はしません。危ないですからね。人間だけがこの格好を正常と呼ぶわけです。
だからなのか、動物っぽいプレイとして言われるのがバックです。アニマルFUCK的なこと。これ立ちバックでの荒々しいプレイも入ってますから、四つん這いバック=アニマルプレイではないのですが、荒々しく、なおかつ服従のポーズになっているからでしょう。そういえば痴女プレイの際に、男子が四つん這いになって、ち●ことアナルを弄られるプレイがありますが、まさに逆転している状況ということです。
このように、責める側と責められる側がはっきりとしているのがバック。まさに動物と同じような、「主従関係」が成立してしまう体位なのです!だからこそ、男女のカップルという関係性(ラブラブだったり平等だったり)ではなくて、責める→責められるという関係性で成立するSEXなのです。
フェミニストだったら嫌がる体位になるのがご理解いただけたかと思います。男女どちらも「なんか犯しているみたいで嫌」(男子意見)「征服されているみたいで嫌」(女子意見)となってしまう。欲求丸出しにするSEXにおいて、自分の思いを素直に出せるとなった場合に、最高の体位となるわけです。
男子で、普段は優しいんだけれど、ことSEXの最中には、なぜかオラオラ系になって犯す感じになるのが興奮する人と、女子として意見をはっきり言うとか、普段の場所では、仕事もプライベートも問わず、強気なんだけど、SEXに関しては男に征服されたい欲求や、犯されたい欲求が出て、バックがたまらなく好きという人。この男女がカップルになると……最高の関係性ということになるわけですね。
みんなが見えるところでは、強めの女子と優しい男子なのに、SEXになると立場逆転。責めれば責めるほど興奮するという感じになり、とても激しいSEXをすることでしょう。そういうプレイでのクライマックスはバックということになります。犯している感が大きいですから。
これ正しい意味でのSとMの関係になっていますね。プライベートからオラオラしている男子はSではないのです。プレイ以外は無理して出す理由がないからでしょう。そして強気であればあるほど、弱い部分をどこかに依存したくなるという女子。これこそがM。甘える部分がSEXに偏っているというわけです。精神的なSM関係がプライベートとSEXでは、スイッチングされているわけです。
よくありがちな、男子はSで女子はMというのは、単純に暴力を発散したい男子と、甘えたくて仕方がない女子ということで、正確なSM関係になっていません。どこかねじれているようですが、実際に甘えるというよりも、精神的に甘えるという現象を出している女子の方が、とても深くM体質ということです。攻撃性と甘えで、本人たちだけがSM関係と思っているタイプは、プレイとして発展しないことでしょうね。男女どちらも浮気しがちなカップルになること間違いありません。
バックとは相手への依存性が高いプレイなのです!?
上手なSEXという定義はないのですが、上手くいくSEXという定義は存在します。例えばAVにおいて、ある程度設定されているプレイとはいえ、ふたりの関係性がちゃんと見えていると、バックをしている時のリアリティが違ってくるわけです。これは当人たちの性格というよりも、その設定上の二人になっていると、画面にエロさが滲み出るわけです。
AVとは難しいもので、本当にエロいからと本人の口から出ても、どうにもエロさが伝わらないタイプが多く、女優は、「エロければ良いんじゃないのか!」とショックを受けたりします。人気が高い=プレイがエロい、本人がエロいでは、成立しないのがAVと知ると、意外とその後に人気が上がったりします。それは、作中の本人(役名と芸名はイコール)になることが重要なわけです。これはドキュメントでも同じことです。
そういう関係性がある作品で、女優と男優の演じ方が素晴らしいと、プレイ中において、バックのエロさが際立ちます。どちらも卑猥なプレイ。SEXを観て息を飲むというシーンが出てくる感じでしょうか。
「AVのSEXでの興奮なんて、好みの問題だ」と言いたい人はいらっしゃることでしょう。しかしそんな単純だとここまでAVはメディアとして発展せず、もっと前にアングラな存在に落ちていたはずです。実際の話、FC2において、リアルなカップルとかがリアタイでプライベートSEXを見せるなんていうのが流行したのですが、そっちの方が興奮するとかになって(まぁそれは非合法なのですが)、いろいろとビジネスとしての規定がなされているAVは廃れる可能性があったわけです。
しかしながら、AVの方が良いと思う人が意外にも多かったわけです。時代時代で、ブルセラ系だったり、着エロだったりと、AVを凌駕するようなエロメディアは登場したのですが、そっちは廃れて、AV業界が残っているのは、システムとしてちゃんとしていたからにほかなりません。
ちょっとテーマずれているので、ついでにここでAVについての私見を。AVは今、世の中の識者と言われる層などから攻撃対象になっています。しかしながら、AVを取締り過ぎると、もっと違うハードでアングラなエロに、いろいろな理由を抱えている女子が行ってしまう。そうすると取締る側はまた一から構築しないといけなくて大変なはず。その部分を理解できていない層が世の中に登場しているわけです。AVを攻撃するよりももっと正しく利用できる方向性に見いだせないかなと思う次第です。
話をもとに戻しましょう。AVに限る話ではなく、責めたり責められたりの攻守がいろいろと展開するのがSEXの面白さだったはずです。ところが最近は、痴女とか、陵辱とかのワードに囚われてしまったプレイが目立ちます。自分自身の立ち位置をはっきりさせたいというよりも、「自分はこうである」と規定する方が楽なので、そうなってしまったタイプが多いような気がするのです。そうなるとSEXって、飽きるに決まってますよ。
そういう中でのバックは、男子が本来持っている獣性を発揮できるプレイです。そして女子は、「自分は責められることで守られている」という受け身な状況を一番満足できる体位です。受け入れるという感じだからでしょうね。顔を見ていないわけですが、逆にプレイの最中はお互いの存在を認識しやすいプレイでもあります。性器同士だけがつながっているという感覚を得やすいというのもあるのです。
そして男子も女子も、「こうなってくれ」とばかりに依存するプレイでもあります。理想的な男女の関係ということを認識しやすいということでしょうか。弱くなっている男子と、強くなっている女子ではありますが、だからこそSEXで本音を出すと、意外と昔と変わらないという人が多い。それをちゃんと認識できるのがバックなのです。
お芝居っぽさがテクニックと合致してプレイが盛り上がるのがバックです!?
何度か書いているように、SEXは、ある程度以上の演技要素がある方が盛り上がります。男子は、気持ちいい演技をする女子が嫌とか、ガックリすると言いますが、女子側は、演技のように感じていくうちに、リアル以上に感じていき、気が付くとSEXにのめり込んでしまうという過程を経ています。
いきなり勃起して、SEXしたいモード(=ち●こが気持ちいい、そしてそのまま射精したいモード)になりますが、女子の場合、膣が濡れたからといって、リアルに気持ちよくなっているわけではない。むしろ、卑猥なことをされている自分に酔っているうちに、快感が止まらなくなり、挿入されてムチャクチャにされたいという気分になり、腰を夢中で動かすという感じ。同じピストン行為でも、気持ちよさの感覚が別なのです。
そういう意味では、お芝居的な雰囲気を使うのが、バックのテクニックといえるでしょう。最初はお尻を触るとか、スカートをめくり弄る(ような感じで肌に触れる)とか、キスをするとかを繰り返していく。その間にも、「可愛い」とか「好き」とか、ふたりの関係性に迫る言葉を聞かせるわけです。女子に、普段の自分とは違う自分に変身してもらうということ。これがバックを楽しむための必須テクニックとなります。
実は、バックですが、女子の膣位置(上付きとか下付きなど)によって、挿入角度を考えた方がいいわけです。そうしないと女子はいいとして、男子が意外と気持ちよくない男ってことがあります。女子の体の柔らかさにもよるのですが、四つん這いになってもなるべく体勢を低くしてもらうと、かなり挿入角度の調整がしやすいです。
そうでなければ、寝バックか立ちバックのように、角度が決まっている方がいいですね。この二つの共通点は、密着した方が上手くいくことです。立ちバックは、よくAVでも映画のようなドラマでも、一定の距離があるように感じますが、そのままをするとなると、相当にチン●ンが長くなければ無理(笑)。理想とする立ちバックってあると思うのですが、エロメディアに登場する立ちバックよりも、体をくっつけて、下から挿入するイメージでする方が、上手にいくし、気持ちいいし、女子も快感だと思います。
バックは、挿入角度や、ち●この反り角度によっては、気持ちよくならないことがあります。膣とペニスの相性が重要な体位なのです。そういう意味もで、性格も含めて、相性が良い同士であり、お芝居的なSEXは好き同士がやる場合、とても気持ちいいし盛り上がるのがバックなのです。
四つん這いでのいわゆる「バック」は、体位としてはノーマルでポピュラーですが、気持ちよさという部分では、疑問符が大きい。角度が合わないとダメなわけで、ピタリとハマる角度を模索する必要があります。
そう、バックとは、「SEXの快楽を探求するために必要な体位」ということになるのです。そして女子の魅力のひとつであるお尻の良さも探求できます。じっくり眺めることができるわけです。そういう中で、プリッとした小ぶりなお尻が好きなのか、デーンとした大きめのお尻が好きなのかが、自分でもわかってくるでしょう。
というか、好きな相手のお尻のスタイルにのめり込んでいく可能性の方が高いです。なので、お尻に関しての好みがある人とは、そういう魅惑のヒップの女子とSEXしたり、じっくり眺めたりしたことがある人なのです。そういう無意識の男子の行動に気がつくのが女子です。なので、自分のお尻を好きにしてあげようと、体勢を整えたり、SEX中にしか見せない雰囲気を出す。そのひとつがバックをリードする感じでしょう。
そうやって誘惑されていくうちに、お尻の好みも変わってくるかもしれない。いや、ほとんどの男子は変わってしまう。女子の術中にハマるわけです。おっぱいの圧や厚よりも、お尻の持つ感触で洗脳されてしまうというわけです。
男子を釣るには、おっぱいはとてもわかりやすく重要なのですが、実はお尻の方が、一度夢中になったら離れなくなるアイテムとして、一番重要なことを女子は無意識に知っているのかもしれません。
エピローグ〜実はお尻の本当の魅力をよく知っているのは、女子だったりするかもしれません!?
バックに限らず、プレイ的にも陵辱的になるお尻。被虐に扱えば扱うほど、お互いの興奮が高まる「カタルシス」要素の強いアイテムです。あの体位の持つ、男子の優位性は、女子が、「男からされるSEXには抗うことができない」的な雰囲気を感じとって、男子は興奮の極みに達します。
前述のように、本当のところは、挿入角度をめぐる相性などが重要視されますので、そこまでの快楽を伴わない可能性があるのですが、相性がもともといいとか、相性の良い角度を調べるなどすると、本当に気持ちいいし、そのプレイの卑猥っぷりもいいので、興奮は高まるはず。
AVでも、「ハメしろ」をどれだけ映像に映すかがポイントと言われますよね。それを生で一番見やすいのがバックなわけです。女子が電気を消して欲しいと懇願して、部屋が暗かったとしても、うすぼんやりとした中に、お尻が蠢き、濡れた膣が見えて、そこに勃起したち●こがズブズブと刺さる。自分でしている以上に、興奮する映像が見えて、そのSEXは覚醒すること間違いない。
そこに至るように、女子側がいろいろと研究するのがバック。自分の気持ちいい角度と、相手の気持ちよくなる角度を発見した方が気持ちいいし、その場合のバックは濡れ続けてしまうほどに極楽快楽となる。「SEXとは、お互いの気持ちよさを調べた方が気持ちよさが全然違ってくる」ことを知っているという、SEX好きな女子だからこそ選ぶ体位なわけです。
自分自身のコンプレックスになっている人が多いお尻ですが、それをひとたび武器にすると、その女子はモテるようになることが多いですね。お尻を目立たせる服とは、ミニスカートだったり、デニムパンツ姿だったり、お尻が見えくれそしそうな雰囲気のエロさとか、そのラインが強調されるようなファッションなわけです。
グラビア系でも、巨乳の人が人気が出るのが当たり前に感じますが、実は、お尻をどのように見せるかが鍵を握っているようです。その魅力が達成できた人は、正面だけでなく後ろからの角度も武器になるわけです。なのでポージングにバリエーションが豊富となる。それだけ自分の魅惑な雰囲気を見せることに成功するわけです。
そうやって女子にコントロールされているお尻の魅力なのですが、男子はそれに気がつかず、むしろバックとかで責めている雰囲気を感じとって、女子が悲劇のヒロインになっているシーンを演出するという勘違いで興奮するわけです。お尻の持つカタルシスとは、男女で違うところに感じているのですが、合致しなくてもお互いに共有できてしまうのがお尻なのです。
マニアな喜びだけが、お尻の魅力ではありません。女子を堕ちた天使にするような雰囲気のあるバックというプレイとお尻。その被虐さが、より華恋な雰囲気になるのです。そしてこれは、日本の男子だけが持つお尻の魅力の感じ方かもしれない。そんな複雑な思いがあるのですが、それを一瞬のポージングで夢中にさせてしまうお尻。それが日本女子の魅力です。西洋的にボリューミーなお尻と、小ぶりなお尻のどちらも合わせ持っているからでしょう。
さらにお尻の魅力を感じると、AVで、「もっとお尻を見たい!」という声を上げたくなるはず。その声が制作サイドに届くようになると、さらにAVはあなたの魅惑のメディアとして発展するはずです。
記事=麻雅庵