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AV鑑賞を楽しむために知っておきたいAVの理屈!?〜第6回「セクシー女優のリアルは、目にあります!?エロをアップさせる女優になっていく過程とは!?」

プロローグ〜AVとは女体とか裸体とか、SEXとかハメしろとかだけを見ているの!?

エロいものを見てエロい気分になって、気持ちよくオナニーをしたい。これがAVを観る理由だと思います。そしてそれが変化したことは一度もありません。いろいろな理由がつけられて、AVの見方を変えようというムーブメントは定期的に起こりますが。

 

例えば……「AVをフルタイム、早送りせずに鑑賞しよう」なんてことが提言されたことがあります。もっともオナニーと遠い行為なのですが、映画だったらこれは当たり前のこと。だからそのように観て、それからオナニーをしよう的な提言だったと思います。無理ですよね(笑)。

 

あまりにも興奮して、我慢できなくて途中で射精。でもまだ抜けると強者っぷりを見せつつ、何度も射精して最後まで完走するなんてのは、作り手からはありがたいことですが、ウルトラスーパーデラックス「マニアAVユーザー」です。タフだけどね(笑)。

AVとは、観る側の定義が優先されるメディアです。従来、観るものというのは、映画に始まり、初期テレビもそうですが、ジッと座って観る的なものでした。これがビデオ機器の登場により、時間軸を弄れる(早送り、巻き戻し、録画)が可能とされたことで、変わってきます。

 

より自分の観たいところだけを抜き出してみるということ。LPがCDに変わり、カセットテープがMDに変わったことで大きく変わったのも同じですね。聴きたいところだけを聴くという、今につながる概念です。この時代が生み出したものなので、AVとは早送りされるものという考え方が染み付いています。

 

テレビでお笑い芸人が、「そこは早送りするところだ」と言って笑らせるのは、AVと言わずとも、共通認識として構築されているから言えるわけです。当人たちがどれだけ頑張っても、「意味がない部分なので観ないよ」ということ。映画でこれをやると超怒られるのですが、AVだと当たり前なんでしょうね。

 

しかしながら、AVを作る側は、そこは早送りされるからぞんざいに作っていきましょう。なんて考える人はいません。むしろ、本当はその部分をちゃんと観ることで、よりSEXシーンの意味合いが出てくるという考えから、早送りしたくならないように構成していく。

 

とても因果なビジネスとも言えるのですが、AVにはAVの矜恃があるということでしょう。

新人セクシー女優が、初ヌードとなる部分で焦らすような雰囲気作りをするのは、本人の緊張をほぐす意味もありますし、より価値観を高めるという概念もあります。しかしながら、エロに関して、AVは、より鮮明かつ消費されるものとして作り上げてしまいました。だからこそ売れたし、SEXの定義でも、「AVみたいだ」なんて言葉が出てくる。風俗のオプションに撮影する「AVプレイ」は、高額にもかかわらず人気は高いです。

 

ヌード自体の価値に関しては、下げてしまったことは否めない。毎月新人娘がデビューするという状況もまた、価値を下げている理由のひとつです。要するにセクシー女優として働く女子が、視聴させようとする数よりも多くなっている。需要と供給のバランスが崩れているわけです。

 

だからこそ、売れない作品が出てくる。どの作品も同じくらいの力が入っているし、テクニックなどは、日進月歩していく。だから定期的に観ないと、AVの新しいエロについて行かれなくなるなんてことになっているのかもしれない。

 

でも、AVがたくさんあり、可愛い女子のヌードが巷に溢れる限り、価値は自ずから下がってしまうわけです。AVとは、SEXを誇張させて見せるメディアです。同じ論法の作品が続くと飽きてしまう。どれだけ可愛い女子が、破廉恥なSEXを披露していても、他の作品とは似ていないとしていても、数のマジックによって価値が下がってしまうのです。

さてそんなことを書いていると、まるで未来がないような感じがしますが、さにあらず。先ほども書いたように、セクシー女優になる女子は未だに増加傾向があります。こればかりは時代性としか言いようがないのですが、とにかくやる子は多いです。その反動なのか、止める子も増えている感じです。

 

AVのSEXとは、当たり前に観てしまっているわけですが、これが女子をちゃんと特定して見続けると、変化が現れることに気が付くはずです。その昔のAVユーザーは、「○○ちゃんもSEX慣れしちゃったよ」とか嘆いていたのですが、むしろ今は、そういう感じに変貌してく女子であればあるほど、その後の作品が際立ってエロさを醸し出すのです。

 

SEXを覚えたのでも慣れたのでもない。「覚醒した」という定義が一番正しいかと思います。そういう女子に巡り合えるのはリアルも含めて稀なことだと思います。だってそれほどまでSEXをガチにリアルにこなすことはないからです。

 

AVのリアルとは、何度も書いてきましたけれど、本気になるのと演技をするのは同義だと思っています。これはAVに限らない話。SEXとは演技性が高ければ高いほど、より興奮するわけです。陵辱系AVは未だに人気がありますが、女子が受け入れてしまい変貌するあたりに人気があるわけです。「受け入れることで快楽が増す」という心理と肉体という、やや心理学めいた話。

 

AVには、そのようなサイコロジーに溢れています。監督がコントロールしていく部分もあるでしょう。男優がそのようにリードすることも多いと思います。何よりも興奮度が高くなるのは、女優がその与えられた状況や設定を飲み込んでいることです。そうなるとハメしろがポイントになるのではなくて、顔の変化が最重要ポイントになるはず。

当たり前にフェラチオをしているセクシー女優ですが、これを、「セクシー女優なんだからやるのが当たり前」という感じで観てしまったら、AVに関しての興奮度はズーンと下がってしまいます。

 

セクシー女優という覚悟を決めているからこそ、興奮するものが滲み出てくるという考えになるわけです。この結果から、新人女優に関しての興奮する人が多い理由がわかります。「覚悟を決めきれていない女子が見せる表情」が好きということです。「やらないといけないけど恥ずかしい」とか、「逃げられないけれど恥ずかしい」という女子の心理を興奮する変態というわけですね。

 

AVユーザーはこの部分がとても多かったということですし、未だに新人作品が売れるという理由も同じです。ここを突破している女子こそセクシー女優として人気が高いのにも関わらず、そこを理解しないタイプが多いとも言えるでしょう。

 

AVをどのように観るのかは、前述の通りにユーザーの自由です。ならばより変態性を突き詰めたほうが興奮できる。素人娘があっという間にナンパされてホテルに入って、SEXをスタートすることにリアルを感じる人もいっぱいいますし、ドラマに深入りするタイプの人も多い。昔のようなVシネマとか劇場型ポルノが減っているからこそ、そこを楽しみにするタイプのAVユーザーがいるのです。

 

世の中の映像メディア自体が、YouTube的な、「編集して面白いところだけを抽出して、5分〜10分以内にまとめる」ことに、人気が集中しています。まあ映像だけ見て生きているわけでもないし、娯楽が増えたからこそそんな現象が起こっているわけです。

ちなみにドラマの視聴率が下がっていると巷で言われますが、Netflixなどのサブスクで展開する海外ドラマなんかは人気が高いわけで、単純に人気の位置がずれているだけだと思われます。もちろん俳優が違う顔をしているほうがのめり込めるってこともあるでしょうね。マンガ原作の映画やドラマでコケるのがあるのは、そのあたりにも問題があるのをお忘れなく。

 

さてAVを飽きてしまうほど、見続けてしまったユーザのみなさま。実のところ、一番観ていて楽しいのは、セクシー女優が覚悟を決めて豹変する部分です。しかも演技が下手な女優でも、ことSEXを介在させると女のとんでもない心の深淵と、我慢できない悶える肉体を見せてしまう。これがAVの醍醐味と思って観ると、またひと味もふた味も、興奮が変わってくるのです。そんな見方をお教えしていきましょう。

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目の変化は隠すことができない!?リまずはじっくり反応を確認する

男子は本当に「SEX中の演技」というのを嫌います。蛇蝎のごとく嫌います(笑)。だからこそ、「良かった?」とか、「これ気持ちいい?」と確認することが多くなるわけです。

 

女子からは、「SEXの最中にいちいち気にするなつーの!」とオコになることがわかっていても、不安には勝てないからなのか聞いてしまうわけです。これ、人間関係からの影響も大きいのもお忘れなく。まぁ「SEXに自信がある」と断言する男子は、とてもカッコ悪いですが、不安だからと聞きまくる男子もまたカッコ悪いのは認めてください。

 

優位になっている時というのは、女子側が好き好き言っていて、自分の立場が優位になっているシーンとか、風俗嬢のような、「お金=立場」という感じで優位に立っているというシーンとかですね。こういう男子は、M責めを受けるような痴女プレイ風俗には行かないです。まぁ体験してあまりのショックで、M受けしかできなくなっちゃった男子もいるので、「沼にハマる」のはご注意ください(笑)。

風俗嬢に聞くと、やはりというか、「これ良いだろ」的な技を誇示するタイプのお客様は多いとのことです。そういうタイプは、「こう舐めて欲しいとか、指示も細かい人が多いと思います。『乳首を舐めながら手コキして』とか。AVの見過ぎなのかなと思うけど、このプレイを他のお客さんにもしたら、大好評だったので、男子って実はMっぽい人多いのかなって思ってます」(コスプレ性感Kちゃん)だそうです。

 

男子側からの言い訳も載せないと不平等なので書きましょう。男女同権ですから。男子からすると、勃起のように、感じたんだなという視覚的にも物質的にも証拠が、女子にはないことが大きいのです。

 

「濡れる」ということがありますけど、あれってレイプでもそうなるわけで、精神的じゃない場面でも「人体の保護」として分泌されることがあるわけです。そうなると、「本当のところは感じていない?」と思ったりする弱気な男子が登場する……というかほとんどがそうなりがち。

指マンは、テクニックの無い人とか、経験値が低い人が、しょっぱなにやりがちなプレイですが、それこそ濡れていない時に指を挿入されたら女子はたまったものではない。だからこそ風俗などはローションを仕込んでおくわけです。初手からクンニすると、ローションを舐めている可能性があることをお忘れなく。

 

「でも全員が全員そういうわけでもないですよ」という風俗女子の言い訳があったりするから、謎が深くなるわけです。「キスで感じて濡れちゃったってことありますから」とか、「わたし、濡れやすい体質なのか、手を握るとジワ〜っとアソコが濡れるのわかります」とか言われ、大混乱する男子(笑)。まぁ駆け引きってことです。

 

素人同士だと指マンはやはり痛いタイミングで挿入したりしますから、女子は「痛い!」ということもあるでしょうね。それこそ人間関係によって言う言わないは決まったりします。でも濡れていなくても、もともとにおいて膣は濡れているような柔らかい感触です。だから傷つきやすいのです。速攻指マンほど危険なテクニックはないってことになりますね。

どうしても手持無沙汰なのか、キスしたらすぐにおっぱいを揉んで(握るというのに近いくらいの強さ)、乳首を舐めて、アソコを指マンで弄って、クンニをする。この時間、本人の体感以上に短いことが多いわけです。風俗で時間がもったいないと焦る人ならまだしも(焦るくらいならば時間を長めに取れって)、ただただ、プレイの流れを止めるとカッコ悪いと考えてしまい、ひたすらに動き回る感じです。

 

みなさん、はたしてご覧になっているAVで、そんなプレイってありますか? もちろんカット割りが入って短縮していることはありますけれど、キスとか舌を使うプレイだけでも、アソコに到達するまでの時間はそんなに短くありません。もちろんAVは、視聴ユーザーを飽きさせることなく、見せていかないと早送りの元ですから、時間をかけるというよりも、ねちっこくイヤらしくの「見せる舌技」を展開しています。

 

セクシー男優とまではいかなくとも、それなりな優しさと慈しみがあれば、愛撫がそんな雑なプレイになることはないと思うのです。女子と見つめ合う時間を加えていけば、それなりの反応がわかるはずです。だからこそ、「目を見ましょう」となるのです。下手な愛撫よりも、状況がわかるし展開としては女子も喜ぶプレイです。

 

最初のキスでうっとりするタイプなのか、キスから体に触れていくことで感じていくタイプなのかなど、女子個体での反応の違いがあるわけです。そして目を見つめるとか、目を閉じているところを見せるとか、視覚から入るプレイはとても女子側には有効だと思います。「感じる?」とかうざったいセリフはもうNGにしましょうね。

ここまで説明しても、自分のプレイに確信が持てない男子は多いとは思います。だとするならば、徹底して目を見るとか、同じ女子とプレイして反応をチェックしていくとかが、自分に確信が持てるようになると思います。

 

男子を覚醒するタイプの女子がいますよね。「童貞でファッションもさえない」タイプを、SEXで上手にコントロールすることで、自信を付けさせるという話。ちなみに自信を持ってしまって、別の女のところに行くパターンは多いそうです。他のところで試したくなるんでしょう。男子は単純だから(笑)。

 

これでわかるのは、リアルなことを教えてもらうと自信がつくという単純な話です。そしてこれを理解するには、同じ相手にいろいろなテクニックを使うことで、有効なのか無駄なのか、今自分のやり方は上手なのか下手なのかなどが確認できるようになります。同じ相手の反応を覚えれば良いわけですから。

 

SEXは、本当に単純に凹凸をハメる行為です。そしてち●こで男子は実感している通り、触るだけでも気持ちいい器官が性器です。ただ女子は、クリの勃起くらいしか確認方法がありません。しかもオナニーをあまりしていないタイプだと、クリを弄ると「痛い」という女子がいるわけで、視覚的な判断がしづらい。

 

濡れていることを確認しようとばかりに、指を突っ込んで嫌われるということになって、元に戻ってしまう展開です。そういう単純な行為を、何も考えずに単純にハメてしまうと、飽きることになる。だから浮気したくなる(他でまた新鮮な気持ちに戻りたい)という精神的な問題に帰結します。

ということで、SEXに関して男子は、女子の目を見ながらプレイすることを心がけたほうが良いでしょう。反応が逐一わかるだけでなく、「凄い好き」というようなイメージになる行為です。挿入してピストンの最中に夢中になってしまって、目を閉じて腰だけ振るタイプが多いようですが、それではダメです。

 

相手の調子を見つつ、腰を振ることを調整していけばピストンもまた強弱がついて、「女子の立場から気持ちいいピストン」ができるようになるはずです。「気持ちよく射精するためのピストン」では、女子がそれを気持ちいいか否かがわかるわけがないのです。ずっと見つめていれば、女子側は勝手に「私のことを大事にしてくれている」とか考えてくれるようになりますから、まずは目を見て反応を確認することが大事です。「目は口ほどにものを言う」どころか、SEXに関しては目のほうが大事ということなのです。

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目を見るようになるとわかる!?女子はSEX中に変化する!?

人間とは単純な生き物です。それなのに動物以上の知能は発達している。なのでなのか動物的感とか、第6感のようなものが衰えているような気がします。精神的につながっていると、意外と阿吽の呼吸的なものはできるのですが、今の時代、どんどんと個に対するこだわりが増えていき、主観視点しかチェックされなくなると、本当に回復しなくなり、動物以下の存在になってしまう可能性がある。それがまさに理解できないような事件の増加なのかもしれません。

 

AVとは、男子視点なのに、カメラ撮影の伝統だとか、絵画〜映画から続く客観的な視点によって、全体を観るように作られてきました。そこに登場したのが主観映像。カメラが小さくなり、追いかけることができるから登場し、AVによって進化しました。アイドルがたまにやっているのを観るでしょうけれど、AVに感謝したほうがいいです。

 

そしてそこに映るのは女優の顔のアップ。フェラチオする顔、喘ぐ顔など、卑猥な顔が実物以上の大きさ(モニター媒体にもよりますけど)になって迫ってくる。これによって見られるような気分になっていき、昨今の痴女プレイを求める男子の増加につながります。

この際に、女優の目を見ている人は少ないかもしれませんね。その映像には、リアル以上の超リアルなセクシープレイが映し出されていますから。それがAVの醍醐味でもあるし、夢中になってオナニーするためにも必要な要素だったわけです。

 

これがコロナ禍渦中の現在、役割が変わってきているかもしれません。プレイをするだけでは飽き足らず、イベントで出会うことで、より恋愛要素を高めた存在になっていましたから。可愛いところだけでなく、セクシーな部分や、堕ちる状況など、作品に応じた女子の弱いところを披露してくれる存在にプラスして、「普通に側にいて恋愛できる存在」になっていたわけですから。

 

そこから状況が進み、AVはリアルな存在と違う、超リアルを作り得たスタッフが成功しています。その中では、より演出を理解した女優が一番エロく輝いているわけです。そんな中でも、見せてしまう状況がある。それこそが、「目が変化してしまう」ことです。

前に書いたように、SEXとは「演技が高く、お互いがのめり込む時こと、激しく興奮できる」わけです。これはAVでも同じ。のめり込んだプレイを見せているAVは、何度観ても興奮できる代物になっています。消費してもらうほうが良いはずのAVですが(毎月欠かさずリリースされるから)、出演している人たちがのめり込んでしまった作品が登場するようになり、それは気がつかなくても、やたらと興奮できる作品になっています。

 

それをちゃんと発見するにはどうするのか。それが「目を見る」につながるわけです。SEXには演技があります。そのほうが興奮できるわけです。そこに至るにはどうするのか。演技とは「嘘ではない真」に至る過程なのです。映画でもドラマでも、上手な役者さんと言われる人たちは、台詞回しが上手とかではない。その作中のキャラクターにいかにのめり込んで一体化した姿を見せるかなのです。

 

テレビや映画の編集された姿が嫌という方は、ぜひとも舞台を観たほうがいいです。そこには隠しきれないリアルがたくさん見えていますから。そしてAVもまた、ノンストップに近しいSEXを映し出すというリアルがあるのです。

麻雅庵は、セクシー女優の歌うイベントの記事を書いた際に、「セクシー女優こそライブに向いている存在」と書いています。なぜかといえば、リアルに時間軸が進み続ける過程と、止めることができないライブは似ているから。そして、AVによってそこを知り、鍛えられた女優たちは、「リアルを見せないと終わらない」というライブ的に大事な要素を意識的か無意識かは個々でわかりませんが、捕まえています(断言)。

 

そこにあるのは歌の世界。AV撮影ではSEXの世界。それらどちらも見たことで言えるのが、「目の変化」なのです。

 

輝きが変わる瞬間がある。予測していなかった事実によって動揺する。それを収めるために動きを変える。その変化のちょっと前には、目の変化があります。それを見つけると、AVへの楽しみが変わるはず。セクシー女優への視点もまた変わってくると思います。

 

ただただ、SEXしているだけではないAV。シチュエーションがある限り、ドラマだろうが、主婦役だろうが、素人だろうが、自分自身だろうが、それによってプレイの内容だって変わっていくのです。

 

「ただエロい姿を見せてくれる素晴らしき天使」で終えてしまうのは、セクシー女優になった人たちの表層しか見ていないことになる。もちろんそれでも彼女たちはOKというビジネスなのですが、目を見て、状況のどこに変化が起こるのかを確認するのは、AVを観る際に、マイナスにはならないどころかプラスになる要素です。

 

なぜならば、SEXはどうやってもリアルがあるから。

 

演技をしているとかしていないで評価されてしまったら、ただただヌードになってSEXしている存在になってしまい、引退後にデータを消しても、マニアがアーカイブをし続けることで、消えないものになり、消費されつくすまで需要がある。まるで溶けない飴玉のような存在になっていく悲しさ虚しさ。

 

それならばなおさら、リアルな時間(AVを買った時)に、思う存分、細かくリアルの変化を探り、「この子は騎乗位好きだな」とか、破廉恥な嗜好を発見して楽しむべきなのです。

 

女優本人もそこで変化していたかどうかなんて、わからずにSEXしているわけです。プレイの激しさとか、プレイのハードさよりも、「この作品の中の女の子になって、溺れいく姿」を段階を経て観ていくことで、女優さんの快楽をユーザー側も享受して楽しめるAVになるはず。

 

プレイで興奮するのはもちろんOK。ただ「その最中の目の動き」を観ることで、リアルなSEXと同じ、いや、それ以上のSEX快楽が楽しめるのがAVなのです。

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エピローグ〜最中の目の動きを追う楽しさについて

通常、「オナニーしたいな」とか、「SEXしたいな」とか、擬似的体験とは違って、ストレートな快楽を求めるのがAVです。それがいつの間にか、日本特有の現象として、セクシー女優のアイドル化が初期から行われていました。アイドルに興味ないという男子でも、裸体を晒し、SEXを晒す、セクシー女優に夢中になったわけです。そのまま融合していくのかなと思いきや、それぞれにそれぞれのファンを抱えた「アイドル化」が行われていきました。

 

アイドル好きとセクシー女優好きと、女優好きとシンガー好きは、そこに興味のない人からすると、「親和性が高い」と思ったわけですが、そんなことはなく、それぞれ独自の進化を遂げていったわけです。どうしても類似的な部分は大きいので、一緒くたにされがちですが、支えている層(ユーザーとかオタクとか、それぞれのジャンルで呼ばれているファンの方々)は、まったく違う視点で見ているし、違いをはっきりと認識して、お互いを区別しているのです。

 

セクシー女優は、可愛さエロさだけでなく、ヌードを見せる潔さとか、SEX中の激しさを語られてこそだと思うのですが、キュートなアイドル的な部分も見られるようになっています。なので、欧米的セクシー女優とはまったく違う存在となっている。日本はモザイクがあって、かなり自由な位置に存在するセクシー女優ですが、欧米は、ポルノというシーンがガッチリと存在しており、いわゆる一般の女優とは厳密に分けられています。女優という価値の違いではなく、未成年対策とかそういう部分において。

 

日本はその価値とか線引きが曖昧です。だからこそ、セクシー女優は現在のような地位を築いたと考えると、やはり日本特有の現象なのです。

 

SEXの捉え方もまた、ゲームを攻略するようなイメージが多いのが現代日本の男子。それは昔からなのかもしれませんが、いろいろなメディアが錯綜した結果、そんな感じの男子たちが増えていったのでしょう。

 

そういうゲーム的なSEXをすればするほど、蔑ろになるのが相手のことを考えるプレイです。だからこそスイッチオンするかのような指責めをしての潮吹きという感じにAVがなっていったわけです。ユーザーがそっちを納得するならば、作り手は抵抗する術がないという感じ。

しかしながら、セクシー女優は人間です。どれだけ演技プレイを重ねても、実質の部分では抵抗してしまう。挿入されても心のま●こには、決してち●こは刺さってないって感じでしょうか。

 

そんな中にも揺れる乙女心があって、カメラに映っているわけです。だからこそ、目をどのようにしているのかをAV視聴している最中に意識するのは大事なことなのです。ユーザーは、セクシー女優の本質を見つけるかもしれない。だからこそ、作中を早送りしたりしないほうがいいという結論です。

 

セクシー女優と、こういった真面目系SEXについて語るところは、日本にはありません。でも、AVユーザーと自信を持ってたくさんの作品を見ているならば、作中の細かいプレイデータと同じくらいに、心のきびを感じとることもまたAV視聴の面白さではないでしょうか。

 

それによって、「オナニーできなくなる」なんて弱いことを言うヘタレは、どれだけ購入し視聴していても、AVユーザーなんて語る資格はないでしょう。プレイへの反応から、心の動きから、全てを把握することで、セクシー女優を敬う、男子としての姿が現れるのでしょう。こういう微妙な部分を感じながら観ていくと、より深く気持ちいいオナニーができるはず。女子もまた、同じ女子がどのように快楽へ進行しているのかを感じることが楽しく新しいAV視聴を展開していくのです。

 

AVが世界を救うのではなくて、セクシー女優が男女問わずに世界を救う。AVで見えるプレイには、真実への道筋がしっかり刻まれているのです。

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記事=麻雅庵

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