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(45cm×25cm×45cm)に詰め込まれた女の子に恋したロ○コン男の物語。『(45cm×25cm×45cm)のデリバリーバッグに女子を詰め込み鬼畜変態客の家までお届けするお仕事。をした男の話 松本いちか』見どころ紹介レビュー!

最近街の中で良く見掛ける「大きなバッグ」への見た目が変わるかも…?リアルな社会派(?)問題作!

「外出を控える」日々が続いた中、大きなバッグを背負って自転車で運ぶお仕事をしている人を、街の中で頻繁に見掛けるようになりましたね。

 

もちろん、あの大きなバッグの中にはお客さんに届けるための「食べ物」が入っているわけです。

 

しかし、ですよ。

 

「もしあのバッグの中に、女の子が入っていたら……?」

 

そんな妄想をAVにしたのが、こちらの作品です。

 

『(45cm×25cm×45cm)のデリバリーバッグに女子を詰め込み鬼畜変態客の家までお届けするお仕事。をした男の話』SDDE-630JK

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6月25日(木)に「SODクリエイト」から発売されたこちらの作品。

 

設定からして「考えた人は頭のネジが外れているんじゃないか?」と思わされますね。

 

そしてこの作品の監督・脚本を担当したのが、太田みぎわ監督

 

「憑依バカッター」とか「SOD女子社員とユーザーが入れ替わる」とか「ノットリ」とか、最近では「事故物件×留学生」とか。

 

「何だこれ……何だ、コレは?」と見る人間を戸惑わせる作品を監督し続ける、業界の異端児です。

 

そんな業界の異端児が作り上げた作品、これは心して鑑賞せねばなりますまい!

まるでモノのような扱いを受ける「商品」の女の子……そして彼女を運び続ける「運び屋」の男

主人公となるのは、女の子を「商品」としてバッグに詰め込んでお客の元に運んでいく「運び屋」の男。

 

そしてお客の元に運ばれる「商品」の女の子です。

 

この女の子を演じる松本いちかちゃんは、身長153㎝でスレンダーな身体付きの持ち主。

あのバッグに結構余裕がある感じでスッポリ納まっている姿を見ると、この作品に出演するのにピッタリな女優さんだと思います。

 

……まあ、まさかご本人は「バッグの中に入る」なんて仕事のオファーが来るとは思ってもいなかったでしょうが。

 

運び屋の男が女の子を運んでいくのは、3人のお客のところです。

 

まず1人目は、一見紳士的に見える初老の男性。

 

ただこの男性、とんでもなくドSな性癖の持ち主で、女の子を罵倒するかのように厳しい言葉を投げかけながら犯していきます。

 

そしてそれを運び屋の男に撮影させるのですが、男に話掛ける時には紳士的な態度に戻るところがサイコパス気質を感じさせて怖いこと怖いこと。

女の子が逆さま状態になるキツイ体位なども平気でさせる、ヤバい奴です。

2人目の男性は、自称カメラマンの男。

 

コスプレモデルとして撮影したいとのことでしたが、こんなサービスを利用するわけですからそれだけで済むはずもありません。

エロ水着や猫耳と、マニアックな恰好をさせられて写真を撮られるのですが……撮影が進むにつれて、どんどん興奮していくカメラマンの男。

 

そしてむしゃぶりつくようなキス、執拗な顔面舐めと、10分以上に渡って繰り広げられる光景にはそのしつこさに恐怖を感じるレベル……。

顔射で終わるのですが、チ〇ポが出てきてから顔射までよりキスシーンの方が長いという……なかなかの狂気的なものがありましたね。

 

そして3組目のお客は、高級マンションの上階に住む金持ちのドラ息子とその取り巻きたち。

 

ドラ息子とその手下的男たち、取り巻きの女たち、そしていじられ役の男という、なんとも典型的な「パリピ」的パーティー会場へと届けられた松本いちかちゃん。

そこでいじられ役の男とセックスをさせられ、そして手下の男たちとセックスをさせられ、と完全に玩具状態に。

 

最初はバカ騒ぎで盛り上がっていたパリピグループも、だんだんと「ヤバいことしてるんじゃね?」とテンションが落ちていく姿が、いかにもパリピという後先考えない存在(個人の感想です)という感じでリアルさがありました。

 

シーン自体は若干の胸糞悪さもあります……ストーリー上、必要なシーンとは思うのですが、ちょっと見ていて辛い気持ちにも……。

この物語は「現実」と「幻影」の狭間を漂う不思議な物語であります

3組のお客の元に、淡々と女の子を運び続ける運び屋の男。

 

彼は商品の女の子に「恋」をしています。

 

仕事の合間には彼女の体に触れることもあり、最後には欲望に任せて顔射まで行います。

 

しかし、それ以上のこと、セックスはしようとはしません。

 

「商品」に手を出すことはできない、というプロ意識なのか、それともそれ以上のことができないほどに女の子のことを愛してしまっているのか……それは物語の中では明確に提示されるわけではなく、想像するしかありません。

 

さらに言えば、この作品を見終わった後に思ったのは「そもそもこの女の子自体が、現実の存在なのだろうか?」という疑問ですらありました。

松本いちかちゃん演じる「商品の女の子」は、ほとんどしゃべることがありません。

 

涙を流したり、嫌がる表情を浮かべたりというシーンはありますが、限りなく感情を表に出すシーンが削られているのです。

 

そして、まるで「玩具」を扱うかのような客たちの反応……。

 

これらを総合して考えると、実はこの「女の子」は人形、ダッチワイフ的な存在なのではないか、という思いすら生まれてきます。

 

そのように考えると、「バッグに詰め込まれて配達される」「客から玩具のように扱われる」というシーンに対する説明にもなります。

 

主人公の運び屋は、この人形を愛しく思うあまり、彼女がまさに生きている人間のように見えているのではないでしょうか。

 

これはもちろん、作品を見た人間として抱いた妄想です。

 

しかしこの作品には、こんな妄想を抱かせるくらいの「奥深さ」が存在しているのです。

 

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