AV界の常識を打ち破る奇跡的大ブレイク
まずはAVマニアたちが騒ぎ始めた。
ネット配信限定の作品なのに「とんでもない美女がいるぞ」と。
時は2001年。
ネットが普及した現在ではストリーミング視聴、ダウンロード購入など当たり前だが、ネットで動画をダウンロードしてAVを視聴するAVユーザーは、ごく一部のマニア限られていた。
そして「とんでもない美女がいるぞ」という噂はあっという間に業界中に知れ渡ったり、ごくごく普通のAVユーザーが認知する頃には、そのAV女優は「朝河蘭」として、ほぼ毎日AV撮影をこなす売れっ子になっていた。
朝河蘭が当初、出演していた作品はかなりハードなものだった。
従来のAV業界の常識では、デビューから数年が経過し出演オファーが減少した女優が出演するようなシロモノだ。
そんなところから、新人が発掘されるもの異例だったし、過去にハードな作品に出演歴のある女優がオモテ舞台で単体女優として脚光を浴びるというのも前例のないことだった。
ロリ系の女優が全盛期の時代に、エキゾチックな顔立ちで気品あふれる彼女の存在は、大人の女のエロスを観たいAVユーザーのニーズにマッチし奇跡の大ブレイクとなった。
ちなみに朝河蘭のイメージは？ときけば「痴女」と答える人がほとんどだと思う。
実はプライベートでは痴女キャラではないとインタビューで答えている。
本当はSMプレイに興味があってどちらかと言えばMかもしれないと語っていたが、所属していた事務所の方針で、SM作品の出演オファーは保留にしていた。
痴女女優としてブレイクした彼女のイメージを壊したくない戦略と、SM撮影で肉体的負担をかけたくないとの配慮があったという。
もし、SM作品を解禁していたら伝説のM女優が誕生していたのかもしれない……。
朝河蘭にまつわる驚愕の数字
朝河蘭は2002年1年間に212作品に出演し、ギネスブックに申請している。
この数字がどれだけすごいのかを説明したい。
通常、単体女優は月に1本の撮影でパッケージの撮影も含めて2〜3日の稼働。
それ以外の日はグラビアの撮影に取材、イベントといったスケジュールをこなしている。
年間出演本数212本となると月平均17.6本だが、2日撮りも考えるとほとんど休みなしで働いた計算になる。
さらに驚くのが翌年の2003年は304本に出演。
単体女優で月平均25.3本ペースは今後も誰にも真似できないだろう。
撮影は早朝から深夜（日付が変わってしまうことはざらにある）にまで及ぶため、その疲労は計り知れない。
その反動か、同年の10月に引退を発表することに。2年間という短い期間で500本超えの作品に出演するためには、それだけの出演依頼が必要であり、ひいては数多のAVユーザーから強く求められていた証でもある。
朝河蘭という女優を知った今、圧倒的エロスで悩殺されること間違いなしの
『朝河蘭のシタからのぞいて』をぜひ観てもらいたい。
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アングルにこだわり、シタから覗くド迫力映像を実現している本作は,、タイトルにもあるようにローアングルが多用されているが、美女はどんな角度から見ても美しいことを教えてくれる。
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SODstar／監督 テキラティーノ／品番 STARS-090／時間 125分
