Contents
女性が経済的な余裕のある男性と一緒に時間を過ごし、その対価として金銭を得るのが「パパ活」です。
2014年頃から少しずつ社会的に知られるようになり、2017年にはインターネットテレビでパパ活をテーマにしたドラマが配信されるなど、社会現象の1つとして扱われるようになってきました。
パパ活には知られるようになった当時から賛否両論がありますが、必ずしもセックスなど肉体関係を持つものではないことから、お小遣い稼ぎ感覚でパパ活を行う女性なども数多く登場しています。
このように、社会的に広く知られる存在となったパパ活ですが、その一方で若い男性が年上の女性と一緒に過ごすことで金銭を得る「ママ活」が存在することは、まだあまり知られていないのが実態です。
そして現在、実際にママ活を行っている「ママ活男子」が急増しているのです!
「ママ活男子」の急増はもともと大学生が多かった「ママ活」にサラリーマンが参入したため!?
もともとママ活は、若い大学生がサイトなどで知り合った30代、40代の経済的に余裕がある女性に会い、デート代や食事代をおごってもらいつつ、ちょっとしたお小遣いをもらう……という形で始まった、と言われています。
言ってみれば男性、女性ともにちょっとした遊び感覚であり、そこが最初から「相場」や「時給」が決まっていたケースの多いパパ活とは違うポイントだったのではないでしょうか。
しかし現在では、しっかりとママ活にも「相場」や「時給」が設定されているようで、これも時代の流れ、というものなのでしょうか。
大学生にママ活をしている男子が多かったのは「時間はあるけれどもお金がない」「できるだけ簡単に高収入を得たい」という、いかにも大学生らしい理由がほとんどだったようで、それはパパ活と共通している面がある、と言えるでしょう。
そんな大学生が中心だったママ活に、現在ではサラリーマンなどの社会人も次々に参入してきているのが、ママ活男子が急増している原因のようです。
実際に「ママ活募集」をしている掲示板を覗いてみると、10代20代が中心ではありますが、中には30代、40代の書き込みも……。
なぜこのような男性たちが増えているのかと言うと、新型コロナウイルスの流行が影響しているため、と考えららえます。
○新型コロナウイルスの影響によりテレワークが増え、自分の時間が増えたため
新型コロナウイルスが流行したことで、多くの会社はテレワークを取り入れ、普段は会社で仕事をしている会社員が自宅で作業をすることが多くなりました。
そのため通勤時間や残業時間などが減り、自分の時間として使えるようになったので、その空き時間を有効活用しようとするサラリーマンが増えたのです。
おおっぴらな副業は会社から許可されていない場合もありますが、ママ活であれば副業にならないから……という意識が働いているのも大きいでしょう。
○残業時間の減少による収入減や純粋に給料の減額により、その補填をするため
テレワークが増えて自分の時間が増えたのは良いことですが、多くのサラリーマンは残業時間も減ってしまいました。
中には残業時間の手当ても計算して自分の生活を考えている人もいますので、そんな人にとっては残業時間が減ってしまう分をどこかで補填しなければなりません。
また純粋な業績悪化によって、給料やボーナスが減らされる人も多かったため、そういった人も減額分の補填を考えるわけです。
そういった人たちがママ活で減少した収入を少しでもプラスにしようと考えたため、ママ活を始める男性が増加したと考えられています。
「ママ活」は男性・女性ともにメリットとデメリットが存在する!
ママ活が成り立つのには、当然のことながら男性だけでなく、女性側にもメリットがなければなりません。
男性側のメリットは、当然「短時間で高収入が得られる」「高額なプレゼントを贈ってもらえる」といった金銭面のものが大きいですが、それ以外に「悩み事を聞いてもらえる」「単純に年上の女性に甘えることができる」など、精神面の充足が得られるのもママ活の魅力とされています。
一方、女性側のメリットとしては「寂しさを埋められる」ことが大きいのではないでしょうか。
毎日仕事に追われていて収入はあるけれども特定のパートナーがいないキャリアウーマンや、毎日家事で大変な思いをしているのに家族は誰もねぎらってくれないような主婦にとっては、単純に若い男性と出会い、デートをして経済的な支援をしてあげるだけでも精神的な癒しになるわけです。
またママ活の最中は若い男性を連れ歩ける、しかもそれが高学歴の現役大学生だったりすれば、普通ではなかなか味わえないような「非現実的な幸せ」を味わうこともできます。
男性は金銭面のメリットが大きく、女性は精神面のメリットが大きい、これはパパ活と同じ構造を持っている、とも言えるでしょう。
しかし当然メリットばかりではなく、ママ活にはデメリットも存在します。
男性にとっては、好みの女性でなくても一緒に過ごさなければならないことや、その気がないのに身体の関係を求められることがあります。
「お金のためなら」と我慢する男性もいるでしょうが、中には本気になってしまった女性がストーカーと化してしまう場合もありますので、甘く考えていてはいけません。
また男性からすれば、出会った女性と良い雰囲気でいるところに怖いお兄さんが登場する……なんて「美人局」に引っかかる可能性も考慮しておかなければなりません。
考慮したところで、避けるのがなかなか難しいのが現実かもしれませんが……。
女性側のデメリットとしては「ママ活にハマりすぎて経済的に破綻する」可能性があります。
「ホストクラブに大金を注ぎ込んで借金まみれ」なんて話がありますが、若い男性と一緒に過ごす時間が楽しすぎて止まらなくなる、という意味ではママ活もホストクラブも同じ感覚で考えておくべきでしょう。
また「家族にバレて離婚」の可能性もありますし、男性のデメリットでも挙げた「相手がストーカー化」や「逆美人局」の被害に遭うかもしれません。
さらにママ活の相手が大学生だと思っていたら実は高校生だった、なんてときは、万が一肉体関係を持ってしまったら「青少年保護育成条例」違反で逮捕されてしまいます。
ママ活もパパ活も、多くの場合は肉体関係を持たないものとして語られますが、実際はそれがすべてではなく当然身体の関係になることもありますので、可能性としてはゼロではありません。
メリットと同じくデメリット的にも、パパ活とママ活は同じような問題を抱えている、と言えるのです。
「ママ活」には年齢は関係ない!あなたもママを探して楽しい時間を過ごせるかも!?
ママ活を行う「ママ活男子」が、若い男性だけでなくサラリーマン層にまで広がってきているのは、実際にママ活に参加できているサラリーマンが存在することの証明とも言えます。
実際問題として、ママ活でモテる男性はただ単に若いだけではなく、ママ活をする女性に対してどれほど誠実に接することができるか、そしてどれほど癒してあげることができるか、が重要ともされているのです。
そういった意味では、自分の年齢だけでママ活を諦めてしまうのはもったいない、とも言えるかもしれません。
年上の女性と出会いたい男性や、収入を得たい男性にとっては誰にでもチャンスがあるのです。
しかしママ活には紹介したようなデメリットもありますし、何よりも「ママ活をしている」と周囲にバレたら、冷たい目で見られる可能性も低くありません。
また新型コロナウイルスの影響で経済的な余裕のあるパパが減り、なかなか稼げなくなったと言われるパパ活と同じ状況が、ママ活にも訪れているのは確かです。
「それでもママ活にチャレンジしてみたい!」という男性は、ぜひ一度ママ活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
実は意外に、自分にとってママ活が天職だったりするかもしれませんよ!