AV女優さんを大勢のAV男優が取り囲み、次々とそのボディめがけてザーメンを発射していく「ぶっかけAV」。
女の子の身体が、ザーメンでドロドロヌルヌルになっていく様子が興奮を呼び起こす、人気ジャンルです。
「ぶっかけAV」が登場したのは、AVが登場して間もない1980年代のこと。
登場当初は出演するAV男優の人数も少なかったのですが、その後どんどんAV男優の数が増え、数十人の男優が女の子を取り囲んでザーメンを発射する作品も増えました。
その人気は日本だけに留まらず、海外でも「Bukkake」は同ジャンルの通称として使われているほど。
アダルトアニメのことを海外では「HENTAI」と呼びますが、それと同様の「世界に誇るべき、メイド・イン・ジャパンエロ」と言えるわけですね。
ただし近年では、さまざまな影響で「ぶっかけAV」の本質と言える部分が変化してきている、と感じられます。
今回は、オススメの「ぶっかけAV」をご紹介しつつ、AV業界における「ぶっかけAV」のポジションの変化について、ご紹介しましょう。
Contents
もともとの「ぶっかけAV」のポイントは「ザーメンで汚される女の子の陵辱感」による興奮だった
そもそもの話として「ぶっかけAV」の興奮ポイントがどこにあったのか、をまずは考えてみましょう。
「ぶっかけAV」はそもそも、ジャンルのくくりとしては「SM・陵辱ジャンル」のAVとして扱われていました。
「女の子がザーメンを大量にぶっかけられて、汚される」「ドロドロにされて、嫌がる」部分が、視聴する男性の嗜虐心を刺激して興奮させる、という点をメインとしていたわけですね。
また、女の子が嫌がる、嫌がらないは別として、女の子の身体にザーメンをぶっかける「背徳感」といった部分も、興奮を呼び起こすポイントとなっていました。
そのため、ぶっかけの回数が「多ければ多いほど、良いぶっかけAV」と考えられる部分が大きかったわけですね。
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「嫌がられるぶっかけAV」から「女の子が男性の欲望を受け止めるぶっかけAV」への変化
かつては「SM・陵辱ジャンル」に分類されることが多かった「ぶっかけAV」ですが、現在のAV業界ではその立ち位置が変化しつつあります。
まず言えるのが、メーカー専属の単体女優さんも「ぶっかけAV」に出演するようになってきた点。
かつての「ぶっかけAV」は、ある意味「企画AV」の1ジャンルであり、企画女優さんやキカタン女優さんが出演することはあっても、単体女優さんが出演することは多くはありませんでした。
それだけ「ぶっかけAV」が、ハードプレイの一種として考えられていた証拠、とも言えるでしょう。
しかし現在では、メーカー専属の単体女優さんによる「ぶっかけAV」への出演も増えてきています。
その理由として、次の2点が考えられます。
AV女優さんの活動期間が長くなった
かつてのAV女優さんは、人気があっても活動期間はせいぜい1年間から2年間程度であり、現在から見ると非常に短くなっています。
そのため、人気単体女優さんは「ぶっかけAV」のようなハードなAVに出演することは少なかったわけです。
一方、現在のAV女優さんは、活動期間がどんどんと伸びており、10年近く活動するケースも多くなりました。
そうなるとなにが起こるか、と言えば「ファンからの注目度を高めるため、だんだんハードなプレイにもチャレンジする単体女優が増える」という現象です。
いつまでも同じような作品に出演していると、どうしても「飽きられる」という事態になってしまいますよね。
そのため、単体女優さんでも「中出し解禁」など、少しずつハード寄りのジャンルに出演するようになっていきます。
そのひとつとして「ぶっかけAV」も、単体女優さんが出演するジャンルとして広がって行っている、と言えるのです。
「ぶっかけAV」の「SM・陵辱ジャンル」からの脱却
現在の「ぶっかけAV」は、かつてのように「SM・陵辱ジャンル」のみではなくなっています。
とくに単体AV女優さんが出演する「ぶっかけAV」の場合、陵辱ではなく「ファン感謝祭」など、女優さんが「ぶっかけられることで、常日頃からの感謝をファンに表明する」作品であることが多くなりました。
そういったタイプの「ぶっかけAV」に、かつてのような「SM・陵辱」の色はもう見られません。
ある意味「ぶっかけが、一般的なAVジャンルになった」面がある、と言えるでしょう。
そのため、基本的にハードすぎるAVには出演しない単体女優さんも「ぶっかけAV」に出演することが増えてきたわけですね。
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「ぶっかけAV」への出演によってAV女優は「男性の欲望をすべて受け止める女神」となる！
現在のぶっかけAVは、陵辱色のあるAVも残しつつ、出演するAV女優が「全身でザーメンを浴びることで、男性の欲望を満たす」作品にもなりつつあります。
つまり、AV女優さんが「ぶっかけによって汚される」のではなく、「数多くの男性のザーメンを浴びることで欲望を受け止め、満足させる」存在となった、ということです。
男性の持つ欲望を、AV女優さんが持つ、ある種の「母性」で受け止めて、包み込んでくれる存在になるわけですね。
それはまさに、男性にとって「女神様」のような存在です。
すべてを受け止め、満足させてくれるわけですから。
AV業界では、新型コロナウイルスの流行や「AV新法」の影響などで、一時期「ぶっかけAV」は今後制作されなくなるのではないか、との懸念もありました。
しかし「ぶっかけAV」の人気は衰えず、またこうやって多くの作品が制作されるようになったわけです。
単なる陵辱ではない「ぶっかけAV」が登場してきたように、今後もAVのジャンルはさらに新しく誕生し、既存のジャンルも新解釈がおこなわれるようになるでしょう。
それこそがAVの面白さであり、多様性である、と言えます。
ぜひ、さまざまな「ぶっかけAV」を鑑賞して、同じプレイでさまざまな解釈が存在するAVの世界を楽しんでみてください。
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